会話を楽しむということ

　昨夜、お店でご飯を食べていた。そこに花屋さんだろうか、花を手にした男性が入ってきた。お店のご主人はコーヒーを出して、しばし楽しそうにおしゃべりをしていた。かつて同級生だったのだろうか。あいつを覚えているかとか、そんな話で盛り上がっていた。ご主人の奥さんも一緒になって、３人でのおしゃべりが続いた。１５分くらいたって、その男性は席をたった。コーヒーの代金を払おうとするのを「いいよ、いいよ」と見送って、その後は、奥さんとまた楽しそうにおしゃべりをしていた。（ちなみにお客は私しかおらず、料理が出された後だったので、そのせいで食事を待たされたりしたわけではありません。）
　私は居心地がよかった。その人たちの暖かさが伝わってきた。楽しそうな会話をしている３人が、とても素敵だなあと思った。花にミツバチが群がるように、ちょっと集まって楽しそうに話をして帰っていく。
　私にとっては人間関係はストレスが多く、会話を楽しむなんてことはほとんどない。だから、楽しそうな会話をする３人に対してすごく憧れの気持ちを持ちながら、食事をしていた。