手芸男子はすきっていえない
神戸遥馬 作
井田千秋 絵
偕成社
針宮優人(はりみやゆうと)は中学に入ると、友達に合わせてサッカー部に入った。しかし、本当はサッカーは向いてないんじゃないかと思っていた。足首をひねって、じん帯がのびてしまった。ひとり、教室でズボンの裾をまつり縫いしていると、ひとりの女の子がやってきた。そして、「助けてください!」演劇部の衣装作りを手伝ってほしいというのだ。
大変なことに巻き込まれた優人。しかし、優人は、嫌ではなかった。実は、縫い物が好きで、ちょくちょくぬのを買って来て、巾着を縫う「ハギレ男子だったのだ。