ミヒャエル・エンデ
岩波少年文庫
ひとりぼっちで円形劇場に住みついたモモ。そこにはいろんな人がやってきました。モモと話すといろいろな考えが浮かんだり、希望がわいてくるというのです。
しかし、だんだん友達が来なくなってきました。
じつはある男たちがみんなの時間を貯金するように言って回っていたのです。人と話する時間はなくして時間を貯金しろと。
モモはみんなの時間を奪おうとしている男たちの悪だくみを知り、町を救おうと立ち上がりますが‥
人と会うことをやめて働きお金持ちになるのか、お金はないけど友だちと会って語り合うことのできる生活か、どちらが幸せか考えさせられる一冊でした。