まろちゃ日記

ねこ、料理、バンド、友、ビーズなど

留辺蘂(るべしべ)の春   今西祐行

2014-10-26 21:44:31 | 読書・マンガ
前編のつづき。

飯能辺りの打ち壊しで父を亡くした弥吉は、
大人になり、民権運動に加わる。
上野ー高崎間鉄道完成式に要人が集まるのを狙って
打ち壊しを企てた。

打ち壊しに加わった弥吉達のその後は悲惨なものだった。

囚人として北海道で道路工事や鉱山で働かされるもの、
官軍から逃げ切ったがお金に困り人を襲って監獄にはいるものもいた。

刑をを経て、北海道の地で仲間は再会する。

北海道には開拓する広大な土地があったが、
貸し付けられる土地が大き過ぎて、それを借りられるのは
人が雇えるような資産家だけであった。

グループで渡り開墾を始めた人達も洪水などで、
畑も流され、立ち行かなくなる人達も大勢いた。


あたらしい自分たちの国(村や畑)を築くことを夢見て
北海道に渡った人達の苦悩がよく描かれていました。












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