チャーシューの月

お父さんと別れて施設に入った明希。
お父さんと食べたラーメンに浮かぶチャーシューが
月のように見えたことを覚えている。

施設での暮らしは、小さい明希にとって生やさしいものではなかった。
悪態をつかれたり小突かれたりするのは日常茶飯事だ。

いつもやられっぱなしで無口な明希だが、離婚し別に暮らしていた母が迎えに来て・・