僕のひかり色の絵の具

黄色で下書きしたところに、ラズベリー色の赤をのせて、
木の色を表現しているユクの絵を見て先生は、
「うそはいかん。緑色の絵の具はないのか・・」と、言った。
仕方なく、ユクは、友達の絵の具を借りて緑色を重ねてしまう。

自分の気持ちをうまく言えない少年は、いろいろな経験をして、
そんな自分のからを破ろうとする。



読み始めは、かわいい小学生の話と思って読んでいましたが、
後半は、人や物事に対する視野が広がって、柔らかな心を持った少年の姿に
目頭が熱くなりました。