4月25日(月)くもりあめはれ
なぜ、今この本を?と思っていた方も多いかもしれない。
山月記 中島敦
桜の森の満開の下 坂口安吾
百物語 森鴎外
薮の中 芥川龍之介
これらの本にはすべて読む理由があったのだ。
それは全てこちらの本
新釈 走れメロス
の為だった。
新釈、最近流行のオマージュである。
とにかくコレを面白く読みたい。
それ一心で、わざわざ文豪といわれる方々の作品を読んでみたのだ。
そうでなければ、わざわざ苦手なジャンルを読むハズがない。
というか、好きなことをより楽しくという心意気だけである。
そういった時のケモノは突進するのみ。
で、
ナゼか良い方向で、
案外全部面白くて、難なく読めたという発見があった。
もっといろんな作家さんの本を読みたいなとも思ったのだった。
もちろん、この新釈は面白い、いや森見風に言うとオモチロイだ。
なぜこんなに面白いんだ、と毎回森見さんの本の感想を書くだびに書いてしまうが
とにかくソレ以外言葉が見つからないくらい面白いんだ。
この本を読むならば、是非とも全て原作を読んでからをお薦めする。
何が云わんとする事なのか、何が面白いのか、
知っていると知らないでは、その差は計り知れないほどの海溝であろう。
新釈走れメロスのおかげで、文学作品まで楽しめるのだからお得である。
本を読むと、本の中で出てくる本が読みたくなるが、
本を読む前から、本を読みたくなる本であるから珍しい。
その珍しさは、珍獣である森見氏のようでもある。
おすすめであります☆
大人になってからです。
しかも30代に入ってから。
『走れメロス』は
何かの神話のようなものをモチーフにした
らしいけど、
それでも、太宰治の人を話に引き込む
筆力を感じて、すごいなあ、と感嘆しました。
私も気に入った小説の中に出てくる
本は必ず読みます。
『ノルウェイの森』の中の『魔の山』とか
あとは・・ええと・・・。
また、思い出したら話すね、あはは。
太宰治はまだまだ、数冊程度しかよんでませんが
三島由紀夫は20代の頃に、たくさん読みました。
それ以外の文豪はまだまだです。
これから先もっともっと出会えると思うと楽しみです。
太宰治の本は多く読んでいないけど本当に引き込まれますね。
あんな表現ができる大人になりたい!!
小説の中に出てくる本を読むと、より主人公の感情や心情がわかるのがいいですよね。
例えで本のタイトルがでてくると、
【これ読まなきゃ!】ってメモしてしまいます。
紹介されている本を読む前と、読んだ後では全然感覚が違うし、
関連づけて全てを読んだという気分になれるのも醍醐味!
思い出したら、ぜひいつでもブログの内容に関わらず教えて下さい!
山のケモノ代表の読書先輩に教わりたい事は盛りだくさんです。