「トーヨー新報」食客日記

豆腐などの大豆(加工品)、こんにゃくを中心に、日本・世界の食文化……その他諸々について、あれやこれやと夢想する日々です。

分衆

2011-10-23 12:20:20 | 業務連絡

1985年に発表された博報堂生活総合研究所編『「分衆」の誕生』。
それ以降、マーケティング・リサーチの実務家や研究者の間では、
消費者に代わって「生活者」という言葉を
キーワードに起用することが増えたとか。
画一的な大衆が消えていき、マーケットが見えにくくなっていく状況」下、
どういった戦略を取るべきか? という問題の立て方ですね。
       ☆
(あくまで販売の対象としてしか、「生活者」をとらえていませんが)
消費者と対比させられるところの生活者は、いかなるものか?
1. 消費者のライフスタイルの均質化 → 生活者のライフスタイルの差異化
2. 操作されやすい消費者 → 操作されにくい消費者
3. 消費者は少品種大量生産の対象 → 生活者は多品種少量生産の対象
――四半世紀も前の問題設定ではありますが、今なお射程距離は有効なのかな? 

アラブの王様

2011-10-23 12:04:51 | 黒い音

昨夜、お酒が入っている席で洩らした
「ぼくがアラブの王様だったら……」というのは
叶わぬ夢にせよ、半ば本気w。いつだって駆けつける、腰の軽い王様でいたい。
(ぼくを呼んでくれさえしたら……your wish is my command)
BGMは殿下の美し過ぎるナンバー「Condition of the Heart」のカバー。
       ☆
There was a dame from London
Who insisted that he love her
Then left him 4 a real prince
From Arabia, now isn't that
A shame that sometimes money
Buys U everything and nothing
Love, it only seems 2 buy a
Terminal condition of the heart

赤つながり

2011-10-23 09:59:12 | 映画・演劇

日曜出勤だけれど、朝の「スーパーヒーロータイム」のチェックは欠かさず。
今朝の「海賊戦隊ゴーカイジャー」はレジェンド回。
炎神戦隊ゴーオンジャー」の江角走輔(ゴーオンレッド)こと
古原靖久がゲスト出演。当時よりアクションの切れが良かった! 
で、金髪をやめ、頬から顎のラインがシャープになっている。
現在、公開中の井口昇・監督『電人ザボーガー』でも主演を張っているんだ。
若き日の大門豊はゴーオンレッドだけど、熟年期を演じるのは
敬愛する板尾創路先生だけに、来週、どこかで時間を設けたいなあ。

ビジネス支援課

2011-10-22 12:57:23 | 業務連絡

11月上旬に「大阪府立中之島図書館」で行われる企画展示。
(詳細は、本紙「11月1日号」などで告知します)
弊紙も参加するため、そちらに置く見本紙(持ち帰り可)を
50部ほど持参して、同図書館を訪ねました。
       ☆
いつも入館する出入り口ではなく、別な出入り口から館内へ。
何となく、関係者気分?! 今回お世話になるビジネス支援課
新聞室の担当者と名刺交換などして、談笑。
同館には約400もの業界紙が収蔵されています。
普段は入れない新聞室の地下書庫(?)も見学できて、感謝感激。
       ☆
ビジネス支援課の方のお話で嬉しかったのは、図書館の実習生らも
多数の業界紙について一通りの説明を受けるらしいのですが、
弊紙の内容に対して「食い付きが良い」とのこと。
やっぱり、豆腐という存在が、それほど身近で親しみ易いのでしょう。
あと新聞室の方も毎号、前田画伯の4コマ漫画を楽しみにしているとか。

2011年、江坂

2011-10-22 12:25:44 | 日記

と或る検査を受けるため、朝から江坂へ繰り出す。
身長・体重や血圧・脈拍を測定した後、採血。
予想以上に手早く終わり、地下鉄・御堂筋線の駅に戻る。
江坂といえば、弊紙が社内組み版を導入する以前、
「日刊オフセット」に組み版~印刷を依頼していた。

印刷日前には出張校正に出掛け、その際に利用する
運行バスが江坂から出発していたのだなあ、と思い返す。
2008年頃のことだけれど、ひどく大昔のような感慨。
P.S. 別の用件も済ませて、帰宅。自宅からの投稿。

明日は中原中也忌

2011-10-21 17:53:21 | 業務連絡

明日(10月22日)は、身体チェックに出掛けます。
中性脂肪と血糖に関する試験を受ける運び。
午後からは「大阪府立中之島図書館」へ足を運び、
見本紙を届ける。ビジネス支援課の担当者に挨拶の予定。

妄想豆腐(2)

2011-10-21 12:09:41 | グルメ

その場で、出来たて豆腐。チルド飲料みたいな容器
(温める必要もあるので耐熱性)に豆乳が入っていて、
開封時、にがりが注ぎ入れられるように加工されているのね。
名付けて「モバイル豆腐」!(あるいは「ユビキタス」を駄洒落で使えないか?)
小鍋に容器ごと投じて、温豆乳の温度が適度になったかな
と思いきや、引き上げて開封。同時に、にがりが混入されて
おぼろ豆腐がもやもやもやと出来かかってくるのをスプーンですくう。
これは豆乳や凝固剤などの原料よりも、容器メーカーさんに頑張って
工夫してもらう必要があるなあ。しかも手間暇かかり過ぎやし。
簡易加熱剤を使用すれば、お湯で温める必要もなくなるけど、コストが……。

生活者

2011-10-21 08:54:19 | 囁き

耳慣れた漢字の言葉「生活者」だが、意外や『広辞苑』にも掲載していない。
1992年の経済審議会「生活大国五か年計画」では
キーワードとして使用されていたにもかかわらず。
当時の答申の外務省の英訳では、「生活者」も「消費者」も
同一の「consumer」と置換されている。政府目線では、
生活者とは消費者(≒金を出す人)だったことがよく分かる。
       ☆
鶴見俊輔が「言葉のお守り的使用法」という観点を
持ち出したことがある。その言葉さえ使えば、誰もが他人からの批判をかわせる
金科玉条と化したパンチライン。時代の用意したシンボルとしての言葉
(かつての文学評論などには腐るほど見られたものだ)。
「生活者」という言葉さえ出しておけば、票数につながる
(「生活者」が何者であるかは決して問わず)――そんな時代があった。現在も? 

オキュパイ

2011-10-20 12:46:31 | 黒い音

オキュパイ運動……じゃ、わからないなw。
ウォール街を占拠せよ」運動で逮捕された(釈放はまだだっけ?)
Raheem DeVaughn を偲び、本日のBGMは「Woman」にしよう。

AF2

2011-10-20 08:49:28 | 業務連絡

食品と暮らしの安全基金」代表、小若順一氏の作成した
パンフレットを読む。放射能の遺伝的なリスクに対する啓蒙。
例えば、放射性セシウムに対する日本の暫定基準値
食べ物で1kg当たり500Bq、飲み物で200Bq)が高過ぎるのは確か。
ドイツ放射線防護協会の場合、大人8Bq(1kg当たり)、子供4Bq(同)な訳で。
その辺りの主張は耳を傾けるべきでしょう。ぼくは、本題に関係の無い
「突然変異は、ほぼすべて有害」などで辟易しましたが……。
       ☆
「さまざまな突然変異が起こり、生存競争の結果、弱い生物は淘汰された」
「質のいい遺伝子だけが生き残ったので、現代人が突然変異を起こすと、
ほとんどが悪い方向に変化」――どうもこうも、進化論優生学に引き寄せ過ぎ。
生存競争でたまたま生き残った結果を、「弱い(/強い)」で割り切るのは
論点の先取り(もしくはトートロジー)であり、無意味な言明ですし。
遺伝子が突然変異しようが、しまいが、遺伝子自体に本来、良し悪しはありません。
       ☆
環境が変化しようとも、サヴァイヴするための確率を上げる命の形態は
全てが尊い(生物界におけるヴァーリ・トゥード)と考えたいものです。
ところで、小若順一氏のプロフィールを閲覧していると、
1973年 遺伝毒性のあるAF2追放運動に参加」とありました。
AF2」とは、あのトフロン……妙な因縁を感じさせられます。