22日未明に、「モーリス・ベジャール振り付け ベートーヴェン第9交響曲 」のバレエがNHKkのBSプレミアムで放映されました。
バレエは50周年を迎えた東京バレエ団、それにモーリス・ベジャールバレエ団。
管弦楽は、ズービン・メータ指揮のイスラエルフィルハーモニー管弦楽団。
独唱 クリスティン・ルイス(ソプラノ)、藤村実穂子(メゾソプラノ)、福井敬(テノール)、アレクサンダー・ヴィノグラドフ(バス)
合唱 栗友会合唱団
また、モーリス・ベジャールの「ベートーヴェンの第9交響曲」の振り付けも、初演から50周年のようです。
ベジャール(1927-2007)のバレエの振り付けは、「ボレロ」があまりにも有名で、映画「愛と悲しみのボレロ」で不朽の名声を得ました。
めいすいの音楽随想「バレエ ボレロ・・・東京バレエ団」(2009) 参照
第九のバレエは果たしてどういう形になるのかと思っていましたが、バレエの力強さ、華麗さが良く曲にマッチして感動的なものになりました。
上の写真3枚は第4楽章。さすがに、この楽章は人類愛をテーマにした「歓喜の歌」でもあり、盛り上がるバレエが随所に見られました。
感銘を受けたのは、第三楽章。緩徐楽章で、ゆったりとして安らぎが感じられる楽章です。第9の各楽章の中でも素晴らしさを良く表現して
いると常々思っていましたが、バレエも、曲にあった流れるような踊りで感動しました。
見終わってみると、「ベートーヴェン第9交響曲」は、バレエ音楽?と思いたくなるような見事な公演になっていました。