2012年にメトロボリタンオペラで上演されたドニゼッティ作曲の「愛の妙薬」。先日、WOWWOWで放映されました。
作曲された1830年代のスペインの農村での出来事を詩情豊かに表現したラブコメディです。魅力的なキャスト、見事な舞台、
衣装、素晴らしい演出で、分かりやすく、明るく、楽しいオペラを楽しむことが出来ました。
村のマドンナ的存在で、地主の娘のアディーナに思いを寄せる純情青年のネモリーノ。村にやって来たベルコーレ軍曹に結婚され
そうになる。焦ったネモリーノは、行商のいかさま薬売りドゥルカマーラから「愛の妙薬」(実は安ワイン)を買います。しかし利くのは
翌日以降、結婚式が行われるのは今日ということになり、恋敵ベルコーニの軍隊に入隊し、その契約金で再び愛の妙薬を買うことになる
ネモリーノ。・・・・・
イタリアオペラのテノールのアリアとして、屈指の名アリア「人知れぬ涙」。その他のアリア、2重唱なども優れた曲が多く、
たたみかけるようなテンポも心地よく感じられます。
アディーナは世界の歌姫、アンナ・ネトプレコで、その魅力が爆発。薬売りのドゥルカマーラ役を演じたアンプロージョ・マエストリ
の演技も光ります。
詳しくは、「めいすいの音楽随想・・・METオペラ 愛の妙薬」をご覧下さい。