water steppe memo

日々、考えていることをここに記します。
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ベルリン-コペンハーゲン旅行その0_塔とデニッシュ

2015年10月13日 00時23分35秒 | ベルリン_コペンハーゲン
大抵の旅行は「何しに行くの?」と聞かれるものです。有名な観光地に行くのでないなら尚更です。



今回の旅行は2つの都市に行きましたが、そのどちらも日本人がよく知る観光名所が“無く”、ビーチリゾートというわけでもありません。いやもちろん探せばいろいろあるんですけど、
「ベルリンとコペンハーゲンに行くんですよ」
と話すと、これまで私が行った都市や街の話とくらべてよりいっそうの強さで、
「うーん、何しに行くの?」
と聞かれました。何が大変って、これらの都市に行く理由を話してもきっと理解してもらえないと思われるわけですよ、これが。



私はシンガーソングライターの新居昭乃さんがとても好きで、ファンクラブに入っている程です。年に1度ファンクラブイベントが開催されるのですが、たしかその最初の時だったと思います。イベントはラジオ番組(トークショー?)風の事をLIVEでやるという体でしたが、その1コーナーにヨーロッパライブのオフショット紹介がありました。ジャージが好きだから本場のアディダスに行こうとしたけど見つからなかった、というような話もでていらっしゃいましたが、私が気になったのは、1枚の塔の写真だったのです。
その写真、暗い通路を抜けたところにある塔というアングルで、暗いところで無理やり撮ったからかブレブレだったんですけど、まるで塔にエネルギーが集中しているかのような描写がかっこよくて、
「私もああいう写真が撮りたいものだ」
と思ったわけですよ。当時はまだ写真の趣味を始めてなかったのにも関わらずです。
それ以来、どことなくベルリンに行きたいと思っておったわけですが、今回ようやくそれを実行に移す事と相成りました。



じゃあ次は、なぜデンマークのコペンハーゲンが一緒なのか、という問題が発生します。
デニッシュパンは日本でもそれなりにメジャーなパンです。トレイとトングで買うパン屋さんに行くと必ずといっていいほど「ナントカのデニッシュ」を見かけます。ベリーを囲んで焼いたデニッシュなどは、見つけたらすぐトレイに乗せてしまうほどです。このデニッシュ、調べるまでまったく気付かなかったのですが、「デンマークの」という意味なんですよね。イングリッシュティーがイギリスのお茶であるように、デニッシュパンはデンマークのパンなのですよ。
それだけだとまあ豆知識の類ですが、私が惹かれるのは、
「デニッシュはデンマークのパンという意味だが、当のデンマークではウィーンのパンと呼ばれている」
という、あまりに出来過ぎていて創作を疑ってしまう話がくっついているところなのです。ホントかよ、と。じゃあ行って調べようじゃないですか、、、と、ちょっと前から考えてはいたんですけど、本当にそれだけのためにデンマーク行くのは流石にきついなあと思っておったわけですね。



ベルリンはドイツの首都なのに日本からの直行便が無く、どこかの都市を経由する必要があります。本当にベルリンだけが目的なら、同じドイツのフランクフルト空港を経由するのが一般的です。そうなると使う航空会社はルフトハンザ(及びそれとコードシェアしているANA)になるわけですが、なんか、ルフトハンザはまだ他で乗る
機会があるんじゃないか、という気がしていたんです。
航空連合がスターアライアンス(ANAのマイレージに変換しやすい)で、日本からベルリンまで1回の乗り換えで行けて、まだ乗ったことなくて、ちょっと気になる航空会社となると、、、デンマーク・コペンハーゲンをハブ空港にしているスカンジナビア航空_SASがあるではありませんか。SASといえば、大昔は兼高かおる世界の旅のスポンサーで、番組開始時にロゴが出てきたりしていましたよ。北欧経由でヨーロッパというのもやってみたかったことです。なんと日本便は、もう生産が終わったエアバスの4発機A340ではありませんか。これを逃すと、A340に乗る機会も無いんじゃないかという気もします。



この辺まで重なったあたりでようやくベルリンとコペンハーゲンに行く覚悟ができました。これまで私が行った都市や街の話とくらべてよりいっそうの強さで「何しに行くの」と聞かれても、さらによりいっそう力強く
「塔の写真を撮り、デニッシュが本当にウィーンのパンか確かめて来ます。」
と話せるようになりました。



というわけでしばらく、ベルリンとコペンハーゲンの旅の写真を上げていこうかなと思います。
お付き合いのほど、よろしくお願い致します。

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