3等車だけあって、現地の方ばかりが乗って来られます。そんな中でカメラ片手にやや派手な格好(東京で着たら普通の夏服ですけど)して乗っているオッサンは、さぞかし奇妙だったでしょう。
写真はまだバンコク近辺の頃のもの。車が渋滞しています。
駅の売店はなんだか懐かしい、昔の駄菓子やさんのような雰囲気でした。
車内販売は、日本のように列車会社がやっているというよりは、現地の方が(たぶん)何らかの許可を得てやっている感じ。家庭用ポットにコーヒー、ナイロン袋にお菓子、バケツにペットボトル飲料が満載というような方がしょっちゅう行き交っていらっしゃいました。
線路沿いの家々は、そんなに立派でない感じ。でも、
こんな立派なビルがあったり、
ITスクウェアと書いた建物があったり、都市の光と影をクッキリ持っているバンコクらしい風景です。
こちらはどこかの駅。フアラポーン駅以外は概ねとっても小さいものでして、30分も走ると、
タイの田園風景が広がっていきます。
ちなみに、目的地のアユタヤ駅が何処にあるのか何駅先なのか、一切わからないまま乗っていました。
「乗り過ごしたらどうしましょ」
「ま、なんとかなるでしょう」
が入り交じった時間を過ごすのは、規定通りの生活が主である日本の毎日からすれば、とっても気持ちが良いものだと私は思います。