ミズヘンの腹ん中。

女3人、演劇創作ユニットmizhenのブログ。

respectのこと

2017-09-06 23:20:26 | 藤原佳奈
バイトで英文を読んでいて、

respectively

という単語を、どう訳すんだっけ、
と調べていた。

せっかく英文学科を卒業したのに、単語はどんどん忘れて行く。

ネットで調べて、「それぞれ」という意味だ、と気付いたとき、

はて、

では、「尊敬」の意味のrespect の成り立ちはなんだろか、

と思った。

respectは、re-spect に分けられる。

spect は、「見る」という意味。

suspect とか perspect とかのspectもそう。


reは、再び、という意味や、後ろ、
あと、反対する、強調の意味がある。

respectの場合のre は、再び、の意味。

だから、respectは、再び+見る ということになる。



尊敬、という日本語だと、

尊び+敬う、
という、なんだか形容詞的なニュアンスの入った動詞だけど、

re-spectの言葉からイメージの湧く、

再び、見る
今一度、見る、
よくよく、見る、
きちんと、見る、
逃さず、見る、

→きちんと向き合う

というシンプルさって、良いな、と思った。
そう思うと、もっと色んなものをrespectできそうだ!

re-spectすればどんなものもrespectできるんじゃ!!と!


あくまでも雑感なので、何か間違ってるかもしれないけど。
あと、英語のrespectの方が広義なのかも。

でも、なんだかハッとした日。


(写真はこの前神奈川に行ったときに見つけたジブリに出てきそうな廃車)


ふじわら









この生きている時間だけは真実でなければならず

2017-09-03 22:23:57 | 藤原佳奈


Sの唄、
無事全ステージ満員御礼で終演いたしました!

ご来場いただいた皆さま、
シブヤHOMEの皆さま、
お手伝い&関わってくださった皆さま、
本当にありがとうございました。

おかげで2日間、駆け抜けることができました。


再演というのは本当に恐ろしく、

初演を超えなくてはいけない、という気概をしょってモチロンやるわけなのですが、

作品を一回知ってしまっている、というおごりがどこかに潜むからなのか、

初演よりビビッドに立ち上がる場所が部分的にできても、
あっちが立てばこっちが立たず、
というようなことがしばしばあり、

それに気づいては掘り返し、掘り返し、の稽古でした。



それでも、総じて再演の方が良かった、と
思えたので、やって良かったと思う。

本番を後ろから見ながら、毎ステ、80分のうち数分間は、
後頭部から肩にかけてがビリビリする瞬間があった。
これは、とても良いシーンのときに自分の身体に起こる反応。

実は、80分間、毎秒逃さずビリビリしっぱなしを目指していて、それは叶わなかったのだけども、

数分間でもちゃんとビリれたから、それは嬉しいことだ。


80分全うした佐藤蕗子には大きな拍手を!


千秋楽翌日の昨日は、
遅れて来た夏休み、ということで、
再訪したかった三浦半島の三崎へ行った。

Sの唄の本がカバンに入ったままだったので、
酒飲みながら見返して、

やっぱこここうしときゃ良かったかなーなんて思って、

センチメンタルな気分になってしまった。


唄は、産まれて死ぬし、
芝居も、産まれて死ぬんだよな。


次の始まりまで、
さようなら。


ありがとう。



ふじわら




Sの唄おわり。センキュー!

2017-09-02 22:35:50 | 佐藤蕗子

Sの唄、なんとか無事、終演いたしました、ありがとうございました。

芝居がひとつ終わった後の感想みたいなものはとても難しいです。いつも困る。言葉にしてしまっては、言葉にならなかったものものがなかったことになってしまいそうで。

楽しんで頂けたような実感と、もっと遠くまで連れていきたかったという気持ち。

でも、やってよかったな、という感じ。

そして、打ち上げが楽しかった。

・・・。

嗚呼。
やはり言葉にはできないよ。
とにかく、関わってくださった皆々様、ありがとうございました!




そして、明日からはTV版ヒストリーズ・ジャパン、来月はスリープウォークさんの『哀しい夢すら、忘れてしまう』と続きます、こちらもどうぞ、よろしくお願いいたします!