藤原です。
北海道は札幌に来ています。
北海道戯曲賞のリーディング公演アンドアフタートークが本日あるのです。
北海道は寒いけど、カラッとしている。
京都のいやらしい寒さを味わった身としては、この寒さは、寒いけどいやじゃない。
よく考えたら、冬の北海道は初めてだ。
雪国生まれではないので、雪を見るだけで、それとわからぬよう密かにはしゃぐ。
ほんとはどこかにダイブしたいところだが、固そう、もしくはべっしょべしょになりそう、
なので未だできていない。
昨夜は同じく優秀賞を受賞された吉田小夏さんと、審査員の前田司郎さんと、北海道舞台塾のスタッフの方たちと地元の居酒屋へ。
魚がどれも美味しかった。
昨年牡蠣にあたって以来食べられなくなっていた生牡蠣も食べて、
美味しくてトラウマが解消できた。
リーディング公演は午後からなので、
朝からブラブラ散歩しようと思って、昨夜近くの美術館を調べたら、
大好きな画家、片岡球子の展示期間だった。
(片岡球子は札幌出身だったのだ!)
というわけで朝から行ってきました。
展示は片岡球子の創作過程を、自身のスケッチブックや創作メモの展示とともに追うもの。
創作ノートとか死んだ後に展示されたら恥ずかしくて死にたくなるだろ、と思うけど死んだあとに死にたくはなれないから、死者はどんな気持ちでいるだろう、と、いつも思う。
だからスケッチブックや創作メモなどを見ているときは、
亡き作者がそれを手で隠しながら
「やーんもー見んといてー!」
と、照れるのを遮って、
「良いではないか。これ、見せい。」
と、無理やり見ている気がして、なんだか申し訳ない。
もちろんがっつり見るんだけど。
103歳で死ぬまで現役で、自分の創作の道を探求し、進み続けた球子の軌跡は、実直で、ひたむきで、
ほんとにすごい。
私が好きな富士山シリーズの絵は、
59歳から取り組みはじめたものらしい。
もーすぐミソジーヌになることを憂いていた自分がアホらしくなった。
このあと、リーディング。楽しみです。
藤原