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前回は「家系学」の勉強会についての投稿をさせていただきました。
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そこで、今回も戸籍のお話をさせていただきます。
現在の戸籍は、横書きで「戸籍事項証明書」と言います。
それ以前の縦書きのものは、
「除籍謄本」や「改製原戸籍謄本」と言われるものになります。
戸籍には保存期間があり、
現在は、除籍や改製原戸籍となってから150年間保存されることになっています。
しかし、平成22年の戸籍法改製前の保存期間は80年でしたので、
かなり古い戸籍を請求する場合は、
残念ながら、「廃棄済み」となっているケースがあります。
廃棄済みでなくとも、
戦災による消失のために交付されない場合や
北方領土で保管されて、終戦時に現地から持ち帰ることができなかったものなど、
時代に翻弄されて、入手不可能となることもあります。
前回、司法書士業務として、
相続人確認のために、戸籍を読み込んでいる旨を書かせていただきましたが、
戦争や災害、その他明らかに何らかの事情があったのだろうと思われる記述を目にすると
胸が締め付けられるような思いをすることがあります。
昔の戸籍は手書きであるため、
達筆で読みにくいことは度々(というか、しょっちゅう)ですし、
時々、記載間違いで訂正されていることもあるのですが、
それでも、味があるというか、趣を感じます。
それに比べると、
現在の戸籍事項証明書は読めないということはないのですが、
何か事務的で、寂しい気がします。
これも、時代の流れですね。
これから、デジタル化がどんどん進んでいき、
便利になっていくのでしょうが、
アナログの良さは残ってほしいなあと思う今日この頃です
本日も、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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