千葉県市川市の消防設備点検"㈱宮川防災"ブログ「平たい話」

千葉県市川市にて消防設備の点検・工事を承ってます。E-mail:miya-bousai@infoseek.jp

高齢者福祉施設での火災と法改正・2

2009年03月30日 | 消防法関連・ニュース
まさに事件が起きた当日に市川市内の社会福祉施設の消防設備点検でした。
事件直後というのもあり、かなり緊張感を持って仕事に取り組みました。

この10人が死亡した群馬県渋川市の高齢者施設「静養ホームたまゆら」
の火災死亡事故が起きた際にある言葉を思い出しました。


それはとある保育園さんの自動火災報知設備と避難器具の設置工事を行い、
消防署の立会検査中に消防官の方が園長先生に指導されてたのですが…

消防官「今回、自動火災報知設備と避難設備の設置のため立会検査を
    実施しました。保育園では多くの子供を預かる、すなわち
    多くの命も預かるという意識を絶対に忘れないで下さい。
    保育園さんで預かる幼児は災害時に避難活動が自力で困難な
    『災害弱者』という存在です。そんな彼らをいざという時に
    避難、誘導を速やかに行えるように日頃から消防訓練の実施
    消防設備点検を必ず行うようにして下さい。
    災害弱者にとって頼りになるのは現場の皆さんなのです。」

私も4月でこの仕事に携わるようになり4年目になります。
様々な消防検査に立ち会いましたが、一番印象に残っている検査です。
真剣に話す消防官さんの熱意を感じずにはいられませんでした。

なぜ消防計画が必要で、なぜ避難訓練が必要で、なぜ消防設備の点検が必要か。

全てこの消防官さんの言葉の中に込められていると思います。
災害弱者と位置付けられる保育園児さんや幼稚園児さん、
障害者さん、ご老人の命を預かる意識を高く持って頂きたいです。

確かに訓練を実施する事は非常に現場の方にとっては大変だと思います。
病院や福祉施設さんが昼夜問わず過酷なお仕事をされている現実も分かります。

但し、いざという時に頼れるのは現場にいる皆さんです。
災害時に素早く避難、誘導、初期消火を実際に行う事で
命を救えるのは現場にいる皆さんです。

消防計画、避難訓練、消防設備点検の実施を是非、お願い申し上げます。


以前も触れましたが避難訓練の際は実際に設備を使って行うには
我々業者の協力も必要です。当社にて消防設備点検を実施させて
頂いている場合は避難訓練の立会も無料にてさせて頂いています。

お気軽にご相談下さい。




●消防設備等の点検、設置に関するお問い合わせは宮川防災(千葉県市川市)までどうぞ●

  宮川防災
  TEL/FAX 047-338-0708
  Eメール miya-bousai@infoseek.jp



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