17年目にして やっと会えました

　先日個展の案内状が届いていた。
　相手は主人の幼稚園の時の担任の先生。

　結婚してから私はこの先生に年賀状を書き続けている。
　きっと結婚する前もずっと下さっていたのだろうが
　そのあたりは定かではない。
　ただ、主人は自分から年賀状を書くことはないので、
　最近は私と先生の関係になりつつあった。

　その先生は　主人を○ちゃんといつも呼んで下さっている。
　どうして幼稚園の担任の先生が　
　主人のことをこんなに気にかけてくださるのか、
　よほど手のかかる生徒だったのか、
　私のこの疑問は年々大きくなっていたので、
　今回の個展には　主人ではなく私がどうしても行きたいというのが本音だった。

　娘の学園祭と重なっていたので時間的にはハード。
　加えて乗り気ではない主人を説得して　やっと銀座にこぎつけた。
　
　まあ、なんと素敵な先生。
　焼き物を趣味になさっているのは知っていたけれど
　その作品は私好みだったし、
　なにより１７年思い続けていた方に会えた喜びは大きかった。

　驚いたのは、先生だけでなく、
　ご主人も、先生の妹さんも、先生のお嬢様も全て
　主人のことを知っていらしたこと。
　私の知らない主人がそこにいて、
　みなさんが再会をとても喜んでくださったことは
　私にもとてもうれしいことだった。

　「気が進まなかったけれど行ってよかった！先生に会ってパワーをもらったよ」

　よかったね！！