ルノワール＆ルノワール展を見に行ってきました

　渋谷のBunkamuraでやっているルノワール展を見に行ってきた。

　晩年はリウマチを患い、
　口で筆を加えながら絵を描いていたらしいけれど、
　その作品はどれも柔らかなタッチで描かれ、
　彼のお顔（？）とは少々ギャップを感じた。

　ルノワール＆ルノワールとは
　画家の父と映画監督である息子のこと。

　作品には、父が描いたモチーフが　
　息子の作る映画の場面で使われていることも少なくなく、
　もしかしたら
　天才の父の子であると反抗したくなる気持ちも
　表われて当然だろうに、
　逆に敬意を表しているかのようにも思えて、
　家族としての深い結びつきを感じられる作品が多かった。

　一番印象に残ったのは《田舎のダンス》

　描かれている、まだ表情にはあどけなさの残る少女の
　なんとも幸せそうな微笑を見ていると、
　なんだか私まで幸せな気分になってくるから不思議。

　絵には不思議な力がある。