えーっ？ うそでしょう？？

　子供たちがテレビを見て大笑い。
　何かと思ったらお笑い芸人が
　《誰が一番歌が下手か？》を競っていた。

　 これって本当なのかと疑問に思いながら考えた。

　確かに、音程はぜんぜん合っていない。
　ただ、ここまで合っていないと
　故意に歌わないと難しいのではないかという疑問も出てくる。

　そもそも音痴と言われる人には
　いくつかタイプがあると思っている。

　まずは、相対的には音程は正しく取れているのだけれど
　キーが合っていないから結局はきちんと聴こえない場合。

　つきに、
　部分的に音程が狂うのでやっぱり上手とはいえない場合

　そして、
　曲のテンポについていけなくて
　リズムや音程など全体が乱れている場合。

　他にもこれらが微妙に組み合わさって
　《歌が上手ではない》
　という表現になるのだと思うけれど、
　今日歌っていたお笑いの人たちは、
　音程が狂ってはいるのだけれど、
　その狂い方が　ある場所に来ると
　一定に狂っていて音楽とはずれていないのが特徴だった。

　それまではかなりいい音程で歌っていたのに、
　さびの部分だけほとんど音程に変化がなく、
　ゲストの人も言っていたけど
　3度くらいしか音の開きがないと
　《えーっ？わざと狂わせてるんじゃないの？？》
　と意地悪な見方をしたくもなる。

　本当に狂ってるっていうのは
　そんな単純なものじゃないと思うんだけどなぁ？

　私ってあまのじゃく？？