『こんばんは。いつもお世話になっております
。いつもサボってばかりでご迷惑をおかけしております。
今日も仕事から帰ってみますと娘が寝ております。
朝練で体力がないといいますか、
体調もいま一つで申し訳ございません。』
お盆前に
生徒さんのママからメールをいただいていた。
Mちゃんは高校生。
陸上部の彼女は中学の時から輝かしい成績を収めており、
高校生になっても期待されるアスリート。
めったにしかレッスンには顔を出さないけれど、
それでもピアノを辞めるつもりはないといつも言っている。
『出来るだけレッスンに行くように声かけます。
気が向いたときだけピアノに向かう体制ですが、
これで精神的に落ち着いているのではないかと思ってます。
練習もしていないのにレッスンして頂いてありがとうございます。
大変感謝申し上げます。』
忙しい生徒さんが、
なにかを続けていくためには
ご家族の音楽に対するご理解が本当に大きいと常々感じている。
かつて娘が受験の時、
ピアノは辞めないで続けてほしいけれど、
習字を辞めたいと言われた時は
『いいんじゃない?』と軽く同意をしてしまった。
親の価値観というのは大きいとあとになって痛感した。
ともすれば、
【レッスンに通うだけで自宅練習をしないのならば
上手にならない=意味がない】
と感じる人も大勢いるはずの中で、
今ショパンを楽しそうに弾いているNちゃんや、
真っ黒に日焼けをした顔で
『もう3カ月くらいピアノ弾いてない~』
と笑っているMちゃんを見ていると、
この出会いが続いているのは
ママの深い理解のおかげなのだとしみじみ思う今日この頃。
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