記録～1月29日（土）・30日（日）～

■1月29日（土）■
今日も平熱。ただ、体が痛い、ということだけ。朝もゆっくりぐっすり寝てる。
三食ちゃんと食べて、指定の薬を食後に飲む（今は朝だけ。月、木曜日に朝晩の薬がある）

夜は、予約がいっぱいだったので、夕方から出勤。
今日はとても忙しかったので、申し訳ないけどアカオさんにも
ホールに出て接客してもらう。
マスクしたままだけど、メニュー説明、料理の出し下げ。
今日はかなり忙しかったから、きつかったかも。
22時頃、夕食をとり、帰宅。
寝る前に計った体温は37度。やや微熱出たのかな？
今日は顔も痛いと言っていた。
そういえば、すこしむくんでいるような、こわばった顔してた。


■1月30日（日）■
朝は10時頃までぐっすり寝てる。
寝起きの体温は３６．４度。平熱に落ち着いた。
体が痛い。咳をすると痛いから、それもできない、と。
立ち上がるのもしんどそう。
昼間の予約客あるため出勤。お客様が帰って、3時頃の遅い昼食。
体が痛い、痛いから苦しい、ということで、帰宅。
お風呂に浸かっているときだけが楽だ、と言っていた。

記録～1月27日・28日～

■1月27日（木）■
安静にして自宅で寝てるはず。時々電話すると「だるい」とのこと。
だるいのは、数日前から続いている。

今夜も仕事。熱もないし、食事もちゃんと三食取るし、調子はいいのかな。なんとか。


■1月28日（金）■
朝はぐっすり寝てる。10時頃起きて、朝食を摂り、薬を飲む。
体調は、昨日から体が痛い、とのこと。
筋肉痛のような痛みらしい。
これが副作用かな、と言っていた。

今日は昼間は、気分転換に車でホームセンターを2件回って、
遅めの昼食にレバニラ炒めを食べたそう。

夜は店に来て仕事。体が痛いのでだるそう？。
２２：３０には帰宅。21：00過ぎの夕食は「春巻き」。

今週は、毎晩趣味のエンジンをいじっている。
軍手をはめてやっていますが、楽しそう。
それで夜遅いみたいだから、朝はぐっすり眠っているようだ。

記録～化学療法1回目から7日目【診察】～

今日は午前中、診察。検査結果など。　
昼間、店に電話があった。明るい声だった。
数値が普通に回復しているとのことを聞いたらしい。
嬉しかったのだと思う。　

でも、無理なく仕事しないで入院しているつもりでなるべく自宅で静養してください、
と言われたらしい。

ずっと家にいるのも精神的によくなく、
店に来て、お客様と話したり、姿を見ることのほうが、精神的にはいいと思う。
好きな料理の仕事のことを考えたり、料理している方がいいと思う。
ただ、怪我したり、感染したり、そういうことが不安だから、
そういう意味では自宅で静養していたほうが安全だ。
この時期、風邪をひいている人も多いし。対人には気をつけないと。

豚肉が食べたいというので、夕飯に持っていく。


＊＊＊

【診察】

尿検査、血液検査、肺のレントゲン。

検査結果では、先生もびっくりらしい。数値が正常に近くなっているとのこと。
化学療法１回目でこんなに効いてるとは？！という感じでしょうか？
　
先生は、「精神力が強いからですよ」と言ってくれたらしい。
ここ１週間の体調を伝えたが、ふんふん、という程度の答え。
数値が物語っている、ということなんでしょうかね？

ネットなどで他人のデータの情報に左右されないよう、
自身の体は、自身のデータ（数値）が一番確実だし、
とにかく感染しないように気をつける、ということだったらしい。

神経質にならないように、でも、入院しているつもりで、
大事をとってなるべく自宅で静養、好きなことをやってリラックスして、
とアドバイスを受けたらしい。

そういう先生の言葉と姿勢が、何よりの元気付けになったようだ。

そうそう、他人の体のデータで一喜一憂してもいけない。
あくまでも参考程度に。
何よりも本人の体が頼り！
抗がん剤が、がん細胞をやっつけてくれるのだから、
あとは、他の元気な細胞に支障ないように、
体力つけて、栄養摂っておかないとね！
と、帰ってきてから二人で話した。

それに、アカオさんにとっても信頼できる先生だし。
親身になってくれるドクターなので、それは何より心強いらしい。
名医だ、とアカオさんは言っていた。

治ったら、１９５０年のシャトー・ラトゥール（アカオさんの生まれ年）を
一緒に飲みましょうね、と言って来たらしい。
１９５０年のラトゥールをメルロー先生と飲むこと、
それが今のアカオさんの楽しみだ。

レントゲンでは、肺はきれいだったそうです。肺炎なし。
まあ、今は白血球だか赤血球だか少なくなってるので、
感染しやすい時期らしいから、十分に気をつけないと。

薬は【バクタ錠】を２回分もらった（木・月に朝夜２錠ずつ飲むのみ）。

★追記★
白血球が少なくなっているので、対処の注射を打ったとのこと。

記録～化学療法1回目の5日目～7日目～

■1月23日（日）■
化学療法をして３～4日は不安というか、今ひとつだったけど、
ここへきて、わりと良好。昼から仕事に来てくれた。
少しだるいとは言っていたけど。

食欲は日に日に戻って通常だ。ちゃんと食べている。
しこりもだいぶ小さくなっている（ほとんど消えている）と言っていた。


■1月24日（月）■
午前中から料理教室。
声はまだ出ずらいらしいが、それ以外は調子いいそう。
無事に終えた。この日は私は1泊で遠方出張。
心配だが、比較的調子がいいとのことで出かけた。
夕方、そして夜と、電話で様子を聞く。大丈夫とのこと。

＊＊＊
翌日聞くと、体調もよいので部屋の片づけをしたり、気分転換していたようだ。


■1月25日（火）■
声が戻っていた。体調も昨日から良好とのこと。
今日から昼の薬は終わった。
少しだるい、とは言っていた。

記録～化学療法1回目の４日目～

夜の予約はまあ大丈夫なんだけど、出勤してくれた。　
比較的体調はいいようだ。　
喉の調子がよくないので、声がかすれ気味というか、
元気のある声が出ないらしい。それが痛々しい。
目もくぼんでひっこんでいるようで、
それも本人は不安になったらしい。

それ以外は、食事も三度、ちゃんと摂っているし、
薬もきちんと指示通り飲んでいるし、
水分も多く摂ってもらっているので、わりと体調はまずまずよい。
心配なのは、感染と怪我。　

記録～化学療法1回目の3日目～

■1月21日（金）■

朝の体温は、35度4分。もう熱はないせいか、その点では楽のようだ。
多少寝汗がある。吐き気などはないようだ。下痢もなくなった。
大量にスポーツドリンクを飲んでもらっているので、
トイレにはちゃんといっている。　
それ以外には、大きな変化はないようだ。

夜は団体のお客様のため、出勤してきた。
マスクをして、調理用衛生手袋をして。

突然のお客様で、○○衆議院議員も久しぶりにご来店された。
アカオさんが年賀状を手書きで書いたので、
それで来てくれたらしい。プライベートで。
アカオさんは喉の調子が悪く、声が出難い。
そのためあまり喋れないのだが、心からの温かい接待はできたと思う。
きっとお客様には伝わったと思う、アカオさんのおもてなしが。

記録～化学療法1回目の2日目～

■1月20日（木）■
熱はなかった。夜も35度４分だったし。（低くない？体温計あってるのかしら？）
とにかく、朝・昼・夜と、食事と薬。そして水分を大量に摂る。

化学療法で体内で戦っているのだから、
自力でも負けないように栄養もつけなければならない。

食欲はまだないようで、少食だけど、無理しない範囲で食べてもらう。
ヨーグルト、やわらかいパン類、おかゆなど。
野菜ジュースやりんごジュースを飲まないのが玉に瑕（嫌いらしい）。

記録【化学療法1日目】1月19日

【化学療法＜１回目＞】

午前中から○K医大。今日は、化学療法の1回目。

午後帰宅して、自宅静養した。心配して来ていた私の母と自宅に行く。
とにかく水分を摂るよう聞いていたので、
スポーツ飲料を大量に買い、私達もマスクをして。
母と話をしながらアカオさんは泣いていたようだった。
来週の検査結果次第では入院ということもあり得るらしいし・・・
不安が襲ってきたのだと思う。　

夜は、私は予約があるから店に戻る。
薬が出ているので、きちんと飲むよう、そして大量に水分を摂ってもらう。
　
その日の夜中、下痢で何度も起きていたようだ。
それは仕方ない。副作用だ。尿はないようだが、
下痢の回数が多かったらしい。

それ以外は、特に気分悪いことはないようだ。

記録～1月16日～18日～

■1月16日（日）■
この日は、私は午後、でかけなければならかなった。
六本木ヒルズで、ミーティングだった。
よっぽど緊急で断ろうかとも思ったくらい、ぎりぎりまで迷ったが、
アカオさんは、わりと調子も戻り、行っていいよとのこと。

夜は、そのまま六本木でとある新年会。自分が中心の会のため、
本当に苦渋の選択。とても辛かった。
途中電話で体調を確認しながら。
昨日のことがあったので新年会は皆に任せて帰ろうかと思ったが、
アカオさんは　わりと調子良いとの事。
そのまま仕事（一組）もした。大丈夫だったと、途中電話で報告を受ける。ほっと安心。
熱も平熱になっていた。


■1月17日（月）■
この日も、午前中から、B公民館の料理教室に出張講師。車で出かけた。
昨日から熱も下がり、体調は調子いいらしく、難なくこなして帰ってきた。
熱も平熱で、わりと楽そう。


■1月18日（火）■
この日も、通常だった。
先週が高熱続きで最悪の体調だっただけに、それと比べると今週は楽そうだ。
特に問題なく普通。
まあ、感染などないよう衛生管理などに気をつけている。
マスク、うがい、手洗い、トイレでの清浄など。

今まで雑というか大雑把でなんでも平気な人だっただけに、
55年それで生きてた人が、細かい衛生管理に気を配るなんてできるかしら？
・・・心配。神経質なタイプではなかっただけに・・・。

記録～1月15日（土）～

寒い土曜日だった。　
この日は、娘のTちゃんが夫婦で食事の予約を入れてくれていた。
アカオさんは高熱で体調が悪いし、どうしようと思ったけど、
どうしても店で迎えたいらしく、夕方、やっとの思いで出勤してきた。
久しぶりの店。
解熱剤で熱は下がったものの、とても体調悪い。
真っ青な顔。ひっこんだ顔つき、形相が悪い。
しまいには、がたがた震えだし、奥に引っ込んで寝てしまった。
貧血だったんだと思う。

かわいそうに体の震えが止まらない。
毛布にくるまって、ストーブをたいて、狭い事務所で寝た。
体をさすってあげた。
もうどうしようかという思いだった。怖かった。

寝たら少し落ち着いたみたいで、
Tちゃんたちが食事終わった頃、一緒にタクシーで帰った。


自宅に戻った頃には、だいぶ落ち着いてよかった。一安心。