偲ぶ会最終回

七回忌の前に、
毎年開催している「偲ぶ会」の最終回をやることにしました。

そう、「最終回」です。



過去に気持ちを残したままに過ごしてきた気がします。
こうやって偲ぶ会をやっていると、
益々しがみついているような、、、

で、それが亡き人にはもしかして
安らかになれないのではないか？・・・みたいな、
修行が終わった現世に未練を残させているのは
残っている私のほうではないのか？・・・みたいな。。。

6年も経った・・・

もう独り身になって6年も経つんだ。。。

早いなあ・・・

一人でもぜんぜん寂しくなく、慣れてきてたけどね。




久しぶりにお客様の皆様と会うことがあります。
ありがたいです。
6年も経っているのに、こうやって気にかけてくださって。

大切な宝物。
アカオさんがくれた宝物。。。


今年の秋で7回忌を迎えます。



しっかり生きていけるように、
お客様に安心してもらえるように、
頑張らなければ！


そうやって支えられていることに感謝しています。

骨髄バンクドナー登録

今日、やっと念願の骨髄バンクドナー登録してきました。


主人が悪性リンパ腫になってから
骨髄バンクの大事さを身に染みて感じており、
早くドナー登録したいと思っていました。

なかなか身近に受付センターがないと
実行できないものですね、
ぐずぐずしてましたが、
インターネットで調べて、あとは受付に行くだけでした。

近くにないもので、機会を逃していたのですが、
今日、その近くに用事があってでかけていたので、
その帰りに立ち寄ることができました。

献血センターみたいなところで
ドナー登録も受け付けていたのですが、
待っている間、アカオさんの入院中のことが
鮮明に思い出されてきて、涙が出そうになりました。

この献血センターには、たくさんの人が献血しにきているんですね。
カップルとか、若い男女、４０代、５０代の男性など。

つくづくありがたいなー、と思いました。

こうやって献血してくれる人々のおかげで、
アカオさんの闘病にもそれが使われたんだと思うと
感慨深いものがありました。

アカオさんは移植後、大量の輸血をしていました。
毎日恐ろしいほど、大量に必要でした。

あの時は、本当に血液がこんなに大量に頂ける事に感謝し
すがっていました。
特に血漿板はとても高いんですけど、貴重です。
だからこそ健康な若い方の献血には
本当に心から感謝します。


そんな献血してくださっている人達を目の当たりにして
今日は感動した一日でした。


骨髄バンクドナー登録しましたが、
妊婦さんにはぜひ臍帯血バンクへの登録もお願いしたいものです。
まだまだ知られていないのかもしれませんよね。

ドナー側にとっては、
臍帯血が一番リスクないのでベストだと思います。

一人でも多くの助かる命のために、
健康な血を分けて活用してほしいと願います。



患者と患者の家族を思うと
この言葉だけでは伝わらないほどの
必死な、壮絶な想いが深くあります。




”生きたい、生きたい、まだまだ生き延びたい”、、、

必死に願い、必死に闘う命を、

生かしたい

休日返上で仕事する

と言いながら、
一昨日の日曜日は、定休日にもかかわらず、
予約が入ったため、店を開けることにしたんです。
ランチタイムのたった４名１組でしたが。
従業員は予定通り定休日で休み。

アカオさんと二人で店を開けました。

夜は二人でのんびりと過ごそう、と思っていたら、
当日、夜の予約が入りました。３件。計１１名。

おかげさまで売上げにはなりましたから、自営業としてはありがたいことです。

けれど、久しぶりに一人での厨房。しかもいきなり１１名重なって・・・。
アカオさんは疲れたはず。

無事に営業を終え、最後の片付けは私一人でやることにして
アカオさんは先に帰った。

だけど、本当ははらはらです。
鍋磨き、冷蔵庫、レンジ、厨房機器の掃除など、手際よくやっちゃって・・・
無理しなくていいのに・・・でも仕方ない。

皿洗いなどは、私一人で残りやりましたが、
帰宅は２３時半。

なんかクタクタで、帰宅してからついぼやいてしまった。

「休みなく働いて、私はお小遣いももらえないし、返済に追われて・・・
　私には何も残してくれてないし、なんのために私は働いてるんだろう。もうやだ・・」

まったく貧乏暮らしはいつまで続くのか・・・
賃貸家賃分、マンション買ってればよかったのに・・・老後、どうなるんだ？
しかも信じられないことに、保険に入ってないんですよ、うち。
昔入っていたはずの生命保険、すでに解約して使っていた。返済にね。
だからね、不安でたまらなくなる時があるんです。

だから、ついぼやいてしまった。

「あと数年、返済が終われば楽になるよ。これからだよ。」

と、アカオさんの言葉で

「そうだね。これからだね。」

と、微笑んで、その晩はすぐに寝た。だって本当に身体がクタクタだったんだもん。
私の仕事って、肉体労働者なんですよ。
店広いし、もう若くないし・・・

アカオさんも、小柄のくせに、働きすぎたんだねえ、きっと。
スーパーマンみたいに、なんでもやってこなしてきたから。。。

インフルエンザにかかってしまった！！

アカオさんは抵抗力がないから、絶対絶対、風邪もインフルエンザもご法度！

妻である私も、どれだけ神経質に
うがい・手洗いをしていたか！！

それなのに、信じられないことにインフルエンザA型に感染してしまった私。

接客業なので、確かにさまざまな人が来る。
咳をする人は時々いるけど、
お客様の食べ終わったお皿を下げた後、テーブルクロスを片付けるとき、
手を洗い、
２～３時間のお客様の滞在中も
何度と洗面所にいって、イソジンでうがいをしたり、
かなり気を遣っていた。

それなのに・・・・！！

風邪っぽい（喉が少し腫れ気味、鼻の奥の方で、少し風邪の気配）と
感じたから、大事に至らぬように、
医者に行った。（3/3）
風邪薬を火曜日まで飲み終えた。
体調はよく、風邪も吹き飛んでいた。

9日（水）の晩、また風邪っぽいから、
大事に至らぬようにと、翌日すぐに医者に行った。
風邪薬をもらった。

ところが、その晩、３７．８度の熱で苦しんだ。
決して高熱ではないが、苦しくて眠れなかったので、
翌日の金曜日に医者に行った。
インフルエンザの検査をしたら、A型に感染していたとのこと。

なんのために、私は前日に医者に行ったのよ！！
万が一、インフルエンザになったら大変だから、その前になんとかしたい！
自分では風邪かインフルエンザか判断できないから、
だから専門家を訪問しているわけなのに！！

なんで、すぐに検査なり、特効薬なりくれなかったのよ！！

知ってるお医者さんだから、言いにくいけど。。。

どうしても納得いかないなあ。
なんのために、医者に行ったのか！！あたしは忙しいんだ！普段医者になんか行かないんだ！
それをわざわざ時間を割いて行くということは、
大事になるまえになんとか処置をしてほしい！
おままごとじゃないんだっ！！生死にかかわるかもしれない危険性があるんだから、
もっと真剣に対処してほしいわっ！！なんのための医者なんだよー！！


それにしてもどうしてインフルエンザにかかったのだろう？
どうやって感染したんだろう？納得がいかない。


水曜日の晩、熱で眠れなった時、とにかくこれ以上熱が上がってもいけないと
必死で、何度も起きては水分を摂取し、うがいをし、
喉スプレーをし、のど飴をなめ、乾燥を防いだ。

翌日医者でもらった特効薬のおかげで、
その晩はすっかり熱も下がり、体も楽だった。

基本的に私は、咳もなかったし、鼻水もほとんど出なかったし、
特に苦しまなかった。
木曜日（医者に行った日）の晩に熱が出た時以外は。

しかし、金曜日、それでも医者に行ってよかった。
体がだるいし、寝ていたかったが、
万が一高熱が出たらすぐに来て、と医者に言われていた。
38度にもなってないので、高熱とはいえないからどうしようかと迷ったが、
平熱が低いし、
それに一般的な基準に左右されるよりも、
私の体の変調は、私自身がわかることだから。

その夜は自宅で静養したかったが、
仕事が忙しくそうもいかない。

だが、心配なのは私の体ではない。主人の体だ。

私はほっとけば治るが、このウイルスが感染しないだろうか？
狭い自宅。

心配で、金曜日の仕事が終わったあと、
アカオさんの主治医のメルロー先生にメールをうっておいた。


早速、翌日（土曜日）の朝9時過ぎに、
メルロー先生から自宅に電話で説明があった。

私のインフルエンザの薬（5日分）のうち、2日分を主人が飲むように。
すぐに飲むこと！早いほうがいい。
（発症してからだか感染してからだか、忘れましたが、
　48時間以内に飲むと効く薬らしい）


メルロー先生の迅速な回答には感謝です。

その後、アカオさんは、熱は３６．８度が2日間。
平熱より、０．４度高いので、ちょっと心配ですが、
特に喉も痛くないし腫れてない、とのこと。

また、この土曜、日曜日、月曜日と忙しくって、仕事が休めないので
きついですが、
なんとか大事にいたらずにすんでいる気配です。

メルロー先生にメールしておいて良かった。

もしもあのままでいたら・・・感染していたかもしれない、
そう思うと、冷や汗ものです。

それにしてもどうしても納得がいかない2点。

　・なんであれほど注意していた私がインフルエンザに感染したのか？
　　　（いったい、いつ、どの隙に？！）

　・風邪やインフルエンザになっては困るから！と早め早めに医者に行ってるのに、
　　対処してもらえなかったのか？！
　　　（プロのところに行っていて、なんで「熱がでたら来て」っていう
　　　　素人みたいな答えなのか？　納得いかない！！）

万全を期して、妻も風邪薬を飲んでおく

昨日3月3日、私も近所の医院に行った。
なんかここ数日風邪っぽいので。

　症状：　１．なんとなく頭がボワ～ンと痛い（叩いて欲しい感じ、すっきりしない）
　　　　　２．なんとなく微熱（36.9度、でも36.2度の時もあるし）
　　　　　３．喉・鼻水・咳はない。
　　　　　　　が、喉と鼻水は、かすかに兆しが出そうだったり。みたいな気配。　
　　　　　４．胸（右の肺辺りの位置）が痛いというか苦しいというか・・

もともと、肺の具合も診てもらいたく（気管支炎とかないか）、
この医院には行きたかったのだが、
ここ数日の風邪かもしれない、という気配で、
それは大変だ！ということで、行ってみた。
ここ10日前からこんな調子だったから。

何せ、風邪もインフルエンザも大敵！！

私がそんなのになるわけにはいかない！
普段、医者に行かないタイプで、薬も嫌いなんだけど、
そんなこと言ってる場合じゃないからね。

その医院は、女医さんで、しかも数年前、アカオさんが、肺の血の塊で診てもらったことがある。
元々、うちのお客様としていらしてくださったこともあるし。

それで、この女医さんにアカオさんの以前のカルテを見てもらった。
平成13年8月に来てたんだ。ってことは2001年夏かあ。
そして、9月に○○医大を紹介してもらって、そこに行ったんだった。
女医さんが開業する前にいた病院。

そして、事情を話して、私も血液検査してもらった。
HTLV-Ⅰの抗体を検査してもらう。来週には結果が出ると思う。
夫婦間の感染は少ないらしいけど、稀にあるらしい。
その場合は、夫→妻、だそう。

ところで、私の症状は、風邪かどうか、
特に尿検査も肺のレントゲンも異常がない、ということでしたが、
念のため、大事をとって、軽い風邪薬をもらった。

普段、薬を飲まない体質なので、
1回飲んだだけで、すこぶる調子がいい。

何せ睡眠が大事というから、昨夜は23時半には就寝した。

アカオさは今朝はぐっすり眠っていた。
今日は雪が降っていたからね。






　　　

体内で闘っている

アカオさんは、化学療法をしてから、そのおかげで
表面的には回復した様子。
熱が出たり、体がだるかったり、痛かったりと、
副作用はあるものの、
白血球を上げる注射を打ってもらったあとは、それも減少し、
半日は仕事している。

料理人だから、厨房の中で、包丁も使うし、火も使う。
食材だって生鮮食品、生肉や魚など。
もちろん、マスクして、透明の調理手袋してもらっているけれど、
見ているとはらはらしてしまう。

もしも、指切ったら、
もしも、高温の油や熱湯がかかったら・・・

考えただけでぞっとする。

カリニ肺炎になったら、痛いどころではなく、
仕事なんでできなくなる、とメルロー先生にも言われている。

感染には十分に気をつけないと。

でもね、食欲もあるし、元気に仕事してるし、
顔色もいいので、
本当にがんなのかな？っていうくらい。。。

事実が信じられないくらいです。

だから、怖い・・・

本人には、普通に元気に明るくいつもどおり接してます。
くだらないこと言ったり、テレビ観て笑ったり・・・

張り詰めたところを、誰かに「頑張ってね」なんて言われちゃうと、
一気に涙が出ちゃうよ。
でも、そんなの見せられないから、励まされたくないなあ。

アカオさんが元気なだけに、
怖い・・・いつ、急に？？　怖い・・・
このまますぐに治りそうな気がするくらい元気なだけに・・・

診察に付き添い＆休日

■2月7日（月）■

今日は、血液検査と診察で病院に行く日。
定休日で休みなので、初めて私も病院に付き添う。

メルロー先生の白衣姿も初めて見た

次回は、あさって9日(水）に、2回目の化学療法、
そして次の診察は来週の水曜日となった。



11：30には終わったので、
近くで昼ごはんを食べて帰ろう、
と、アカオさんが提案。

携帯からぐるなびで検索して、病院付近のイタリアンを捜す。
ま・・・ハズレだったが、
しょうがないね、知らない土地だしね・・・。

さっさと帰宅。

自宅でアカオさんはベッドで横になる。
私も洗濯しながらテレビつけながらくつろいで、
午後の3時半に買い物に出かける。

アカオさんの帽子を買いに。

近所に、カッコいい帽子を売ってそうなところがないので、
銀座まで買いものに行った。

メンズブティックをいろいろみて、
なかなかいいのない・・
お目当ては、デュ－○更○さんみたいな、カッコいいイメージ。
または、チョイ悪オヤジをテーマにしたファッション誌レオンのイメージ。

う～ん・・・・
どこで買えばいいのかなあ？なかなかないなあ・・・

結局若い子の人気ショップで探す。
店員の男性に、相談しつつ
ちょっと被ってみてくれない？と頼むと、
快くいろいろ被ってみせてくれた。
私が選んだものを
「これはやめた方がいいと思います、人気あるデザインなんですけど、
　50代はちょっと・・・。若い子に人気ある帽子なので・・」

と、言われたものを
「大丈夫！うちの旦那さんは似合いそうだわ。これ頂くわ」
と、買ってしまった（笑）。

だって、店員さんが選ぶ帽子って
５０代を意識してるせいか、私達夫婦の趣味じゃないものばっかりなんだもん・・・

で、結局３つも買って、
すぐに電車に乗って家に帰る。
（うー、帽子のためだけに往復時間がぁぁ・・・）

家に戻って、早速試着。
う～ん、似合う、似合う！
カッコいいじゃん♪

もう一つは真っ白。これも若い子用だけど、なかなかなもの。

もう一つは、カシミアの紫色。
さすがに紫色は仕事に使えないよ・・・これの黒ならいいのに。
ということで、その帽子は私のものに（笑）。
「ホントは自分のために買ったんじゃないのかーっ（笑）」と
突っ込まれる。

で、夕飯は二人で作って
（といっても買い物＆野菜切りだけ私で、調理はアカオさんですが）、
美味しいステーキを食べた♪
（自宅で食べるにはちょっと贅沢な晩御飯だったなあ）


こんなふうに二人で朝から出かけたり、ご飯作ったり・・・
なんだか、私達には新鮮だ。


薬のせいか、今は特に普通に元気な様子のアカオさん。
このままこれが続いたらいいのに・・・
病気なんて、信じられないよ。本当に。。。

精密検査の結果＝2/5メルロー先生から教えてもらう＝

メルロー先生からメールがきた。
アカオさんが、PC全然開けないのでネットもメールも見ないことを知っている。

先生は
仕事をしているアカオさん（患者）に
短期間で色々な話をするのはメンタル的に過酷だと配慮して
先に、妻である私に教えてくれた。
もちろん、アカオさんにも同じ内容を追って説明するつもりだとのこと。
説明義務がありますからね、ドクターは。


今回病理医の診断では
「非ホジキンリンパ腫、免疫芽球性、Ｔ細胞性」
でした。リンパ腫は本来診断が難しいそうです。

精密検査では、
HTLV‐Iというウイルスに感染していることがわかったそうです。
（ヒトT細胞白血病ウイルス）
但し、これは日本人の約１％は感染しているそうです。

※このウイルスは、空気感染もなく、伝染することは滅多になく、
　このウイルスを持っている人も、ほとんどは
　そのまま発症することはないそうです。
　発症率は1,000人に１人／年間程度だそうです。
　（と、参考サイトから調べました。私。）


しかし、もし授乳による感染があった場合は
１～５％の確立で、４０歳以降になって
「成人T細胞性白血病リンパ腫（ATLL)」に発症する場合があるそうです。



ただ、アカオさんの場合は、
数年前（確か２００２年夏）にリンパ腫が腫れていた、ということもあるので、
この成人T「細胞性白血病リンパ腫」ではなく、
違うタイプの非ホジキンリンパ腫が　たまたま発症した可能性もある。

とのこと。

そしてメルロー先生も後者であって欲しいと思うが
現状では解らない。

ということでした。

治療については双方共に同じなので
このまま継続するとのこと。


私も、後者であることを願いたい。

今はとても・・・辛いなあ。そんな事実。
ここのところアカオさんは体調もいいし、
血気もいいし、とても病人には見えないから。
信じられない。

今日はアカオさんの５５歳の誕生日。
たまたま従業員も休みをとっていて、
たまたま（今のところ）予約もないので、
二人で誕生日を祝いたいなあ、と思ってる。
今日の日を大切に。