夫の体調記録~がんばろっ!~

お気楽夫婦だったのに・・・悪性リンパ腫と闘った夫、妻の日記

骨髄バンクドナー登録

2007-04-13 01:06:03 | りおん(妻)のWeblog
今日、やっと念願の骨髄バンクドナー登録してきました。


主人が悪性リンパ腫になってから
骨髄バンクの大事さを身に染みて感じており、
早くドナー登録したいと思っていました。

なかなか身近に受付センターがないと
実行できないものですね、
ぐずぐずしてましたが、
インターネットで調べて、あとは受付に行くだけでした。

近くにないもので、機会を逃していたのですが、
今日、その近くに用事があってでかけていたので、
その帰りに立ち寄ることができました。

献血センターみたいなところで
ドナー登録も受け付けていたのですが、
待っている間、アカオさんの入院中のことが
鮮明に思い出されてきて、涙が出そうになりました。

この献血センターには、たくさんの人が献血しにきているんですね。
カップルとか、若い男女、40代、50代の男性など。

つくづくありがたいなー、と思いました。

こうやって献血してくれる人々のおかげで、
アカオさんの闘病にもそれが使われたんだと思うと
感慨深いものがありました。

アカオさんは移植後、大量の輸血をしていました。
毎日恐ろしいほど、大量に必要でした。

あの時は、本当に血液がこんなに大量に頂ける事に感謝し
すがっていました。
特に血漿板はとても高いんですけど、貴重です。
だからこそ健康な若い方の献血には
本当に心から感謝します。


そんな献血してくださっている人達を目の当たりにして
今日は感動した一日でした。


骨髄バンクドナー登録しましたが、
妊婦さんにはぜひ臍帯血バンクへの登録もお願いしたいものです。
まだまだ知られていないのかもしれませんよね。

ドナー側にとっては、
臍帯血が一番リスクないのでベストだと思います。

一人でも多くの助かる命のために、
健康な血を分けて活用してほしいと願います。



患者と患者の家族を思うと
この言葉だけでは伝わらないほどの
必死な、壮絶な想いが深くあります。




”生きたい、生きたい、まだまだ生き延びたい”、、、

必死に願い、必死に闘う命を、

生かしたい









春のお彼岸にお位牌と故郷に

2007-04-13 00:34:02 | 夫を想う
春のお彼岸に、アカオさんの位牌を持って
アカオさんの実家に行ってきました。

お義母さんは、もう80歳を超えているし、
足腰が弱くなっているので
葬儀には来れなかったので、
お義母さんに会いに行きたいとずっと思っていました。

アカオさんのお位牌を抱いてもらいたいと思っていました。

やはり親子ですよね。
そんな私の想いを言うまでもなく、
私がお位牌をお義母さんの前に差し出しただけで
すぐさま位牌を胸に抱きしめてくれていました。

位牌を抱きしめたまま泣きくずれていました。

我が子に先立たれる母親の気持ちほど切ないものはありません。
例え何歳になっても母親にとっては子供は子供であって
悲しみは同じなんだと思います。
計り知れないです。


アカオさん、
お義母さんの元に帰ることができ、
お義母さんに抱いてもらえて、よかったね。


本人は闘病中、決して母親に電話することもありませんでした。
「電話する?声でも聞いたら?」と私が言っても
「しない。」とかたくなに言っていました。

心配させたくなかったのだろうし、
母親に弱音を吐きたくなかっただろうし、
もし言葉を発したら、
せきをきったように
どうしようもないほど切なさが襲ってくることを
感じていたからだと思う。

きっと治して元気になってから電話しようと、
心に誓って闘病していたに違いない。


本当に母親想いの人でしたから。
いつも母親を自慢してました、大切に想っていました。
苦労して育ててくれた母親を尊敬していましたから。

アカオさんは本当に芯から優しい人でした。


私もお義母さんに会いに行けて、ホッとしました。

お義母さんにアカオさんを抱いてもらえて、
妻として、少し肩の荷がおりた感じです。

春のお彼岸に新幹線に乗って
アカオさんの故郷に帰るお手伝いをして、よかったと思っています。