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折紙毎日

おりがみまいにちのにっき

顔に張り付いて卵を産みつけるアレ

2010-04-01 00:05:23 | 折紙
今日の折紙も二次創作物となってしまいました。
良い紙も手に入ったし、昔作った物を折り直してみました。


特撮リボルテック発売記念、ということで「エイリアン」の成体前の「フェイスハガー」です。
モンスターや異星人、怪獣その他得体の知れないものが出てくる映画は大好きなんですが、このキャラクターは別格ですね。
映画の雰囲気や、それの昆虫っぽい生態のリアルさ、ディティールが非常に印象的でした。


 
しかしこれだけ知名度のあるエイリアンもいないでしょうねえ。(今回の折紙は成体ではありませんが)
ドラゴンボールやワタルにも出てきますから。
未だにオリジナルを多分に意識したであろうB級以下のSF映画を見ますしね・・(無論デザインは本家の数倍水増し)



 
裏側。少しだけ折り込んでみました。
皆さんもよくご存知と思いますが、エイリアンのデザインには性器を匂わせる意匠が無数にあります。
ヨダレをダラダラ垂らしながら人間を突き破るなんて・・アレそのもの。怖い。
フェイスハガーの裏側は×××がモロについています・・ツクダホビーから出てたリアルサイズのフィギュアを持っているんですが、初めて見た時にはちょっとビックリしましたね。

出来る限り頻繁な更新していきますよ!ではまた!

district9:prawn

2010-03-28 01:58:45 | 折紙
映画「第九地区」より、えび人間ことクリストファーを折ってみました。


用紙は昨日入手した「カラペラピス」で。この紙、凄くいいです!
何でも折れる!・・そんな気分にさせてくれる素晴らしい用紙です。


鮮明な画像の資料がなく、管理人の妄想を多分に含んでいます。まあ雰囲気雰囲気。
言うまでも無いんですが、不切正方形一枚折り。

 
足は逆間接気味。

 
顔はもう少し頑張ればよかったですね。


この映画、予告を見てからというもの4月10日が待ち遠しくて仕方が無い。

人でないものに変容してゆく主人公には「ザ・フライ」
とてもお友達になれなそうにない異星人の中にもきちんと理解者がいるあたりは「ビジター」
虐げられる異星人には「食人族」
と、今までに見たSFやショック映画がフラッシュバックするのです。
だからといってパクリやオマージュなんかじゃなく、全く新しい映画になっていそうなところがスゴイ。

あ、あとパワードスーツが発射するミサイルの弾道にはマクロス的なサムシングも感じましたね。
まあこれは僕が日本人だから・・かな。

第九地区オフィシャルサイト
うーん、早くみたい。

カラペラピスをお取り寄せ

2010-03-26 00:36:00 | 折紙
巷では結構話題になっているであろう用紙「カラペラピス」の見本帳を入手。



(写真の色がヒドい・・)

カラペの片面にメタル加工をしたかのような用紙。
サイズは636x939ミリの1種のみでカラーは4色展開。
カラペ、薄いのはいいんだけど薄すぎて折紙折ってる気がしないんだよね。
片面加工によりいい具合の厚みが付加されている様に感じました。

薄いけどしっかり高級感もありなかなかよさそそうだ。
本紙が届くのは明日。よし、これで「エビ人間」を折ってみよう。
(最近管理人は二次創作物ばかり折っているのでした。「かいじゅう」の次は「第9地区」から・・嗚呼。)



やっぱり鳥は難しい

2010-03-21 21:11:13 | 折紙
1年位前に原型が出来た鳥のブラッシュアップだ!
と意気込んでみたもののどうにもなりません。








言うまでも無いんですが、不切正方形一枚折り。指の枝分かれもあるよ。
一応、細かく折り込む前の状態です。

皆さん言われてるように、鳥の折紙は本当に難しいですねえ。
ブック型もどうかと思い、背を対角線に取った折線構成で作ってみたんですが無闇に複雑になっただけのような。
どうにもジャスト感が生まれません。
頭部も内部カドだと厳しいか。足の位置も変だし。

飛んでいる姿の鳥というのは、ある程度全方位の鑑賞に堪えられるようにしなくてはならないし・・
とりあえずの課題はこれ。

鳥を正面?から見た際の構造の断面図。



上から見た時、体の下から横にニョッキリ羽が出てるとどうにもスマートに見えない。
実際にこういう構造にする必要もないんだけど、羽が一番上に来る様に見せないとジャスト感が出ない、と思った次第。
小手先の処理でそれっぽく見せるしかないのか・・

かいじゅうの折紙

2010-01-28 01:07:58 | 折紙
最近日本でも映画公開された(有名な絵本が原作です)、とあるキャラクターをモチーフにした折紙を作ってみました。

映画は、とにかく素晴らしかった。
このお話、見も蓋も無い言い方をすると空想オチなんでしょうけど。
主役の少年の心象をそれぞれのかいじゅうが反映しているようで、どのかいじゅうも現状に満足していない様に見えました。
皆、かわいいんだけどどこか哀愁を漂わせているんですよ。
CGとは思えない表情もイイネ!

冒頭の現実世界パートが、かいじゅうの世界パートの上手い伏線になっていましたね。
大きな劇場で、(いい意味で)ハリウッド的でない映画が見れた事が何より嬉しいですね。
あと何回か見ようと思っています。

と、慣れない映画感想はこれくらいにして、簡単な説明です。


一応、映画版がモチーフです。
尻尾が無いですが、それ以外が良く出来たと思えたので強引に押し切った感じです。
尻尾の領域を足してまで作りなおす気力はとてもとても・・
特徴的な縞模様は折り線付けで表現。紙の表裏を生かしたインサイドアウトでの表現は僕には無理でしょう。




顔アップ。雰囲気を出せたら・・と思って作ってみました。
もっと色々折り込んで出来た様な気もしますが、「折り紙で作ったかいじゅう」感を出したかったので
これくらいに止めています。






手。一瞬「もう指を付けるのは止めようよ!」と思ったものの、やはり付けたかった。


トランスフォーマー玩具では、ロボットからビークルに変形した際、ロボットの武器がビークルのどこかにマウント出来たり
するんですけど、(いわゆる「余剰パーツなし」というやつですね)たま~に「何もここまで・・」という無理矢理感あふれる
余剰パーツなし設計のものがあったりするんですよ。
リアルな実車モチーフの屋根に、デカデカと非現実的なSFガンが接続・・それはそれでカッコいいとは思います。

この指の枝分かれはどうでしょうねえ。手の回りだけうるさくなってる?
あった方がいいかな。


他のキャラクターも、時間をかけて作っていきたいですね。
勿論、少年も!


「ヤマあり タニおり」

2009-09-05 00:43:35 | 折紙
講談社「Kiss」 2009 9月号。






!?
「折り紙×男子=青春!?」

日下直子先生の新連載「ヤマあり タニおり」

本屋で立ち読みしてて、ニヤニヤすることしきり。
買っちゃいました。

「ボロ扉から飛び出すよ!!新感覚のワンダーボーイズ!!」
私立南田高校の折り紙しか取り柄の無い少年、相田義経(主役、美少年)と、
宮本君(膝の故障で陸上引退体育会系)、
知性派の布施君、の3人からなる折り紙青春ストーリー。
主人公の友人の名前からして、なんだか色々気になりますよ!

折り紙のもと集まった3人に、名ばかり顧問の藤川先生(美人)から
全国高校折り紙天下一大会のポスターを見せられ奮起する3人のお話。

具象・抽象・シンプル・数理と折り紙ネタの幅が広くってかなり面白いです。

義経君のセリフがいちいち笑えます。
「な・・バカな・・折り紙に何ゆえこんな派手なスポットが・・」
「僕が思ってるより折り紙人口って多いのかな・・」

今後は折り紙バトルになる予感!?
他校のライバルの、イケメン折り紙王子もでてくるよ!(しかも本名が王子)
この大会、3人一組エントリーするらしく、団体戦や個人戦があるとのこと。
次号が楽しみだなあ。

巻末の予告には、川畑さん風の恐竜の折り紙が出ていて要チェック。

最近はトランスフォーマー買ってばかりで折り紙はあまりやってなかったんですが、また少しずつやりたいなあ。
折り紙楽しいですよ。

猫を折る

2009-05-20 21:34:17 | 折紙
久々に折り紙の話です。


猫を作ってみました。


簡単にポイントを。
・宮島さんの手法で前川さんの猫を作ったという感じ
・四肢は用紙の辺から
・後ろ足は表情付け不可
・紙の裏が出ない「背割れ」

と言う感じです。
後ろ足の表情付けが出来ないわりには動きが出せたのでよし、と言う感じ。
前半身は、モロに宮島さんの猫の構造だったりします(宮島さんすみません・・)。
お腹辺りに出てくる45度の内部カドを処理する際、尻尾と後ろ足に用紙の裏側が出てしまうのですが、
そこからの処理方法が面白いところかなあ(そう珍しい処理でもない)。
ここが唯一のオリジナリティと言った感じ。

工程が短いのは相変わらず。10分位で終わります。

しかし黒い紙は撮影が難しいなあ。

ホルスタイン

2009-02-16 22:15:00 | 折紙
これはつい最近作ったもの。

既視感バリバリです。
一応、10分程度で終わるというのが売りです。
最近はどうも短時間で終わらないと気が済まないようで。

トランスフォーマーを色々買ってるわけですが、買ううち好みのタイプのトランスフォーマーが分かってきました。
「見立てとデザインが奇麗に同居したもの」「気持ちのいい変形をするもの」が好きであって、
「複雑なもの」や「変形の工程の長いもの」はあまり好きではない、と。
エリマキトカゲがロボットになったとき、襟巻きがロボットのスカートになるなんて楽しいじゃないですか。

トランスフォーマーのレビューサイトが沢山あって、変形の仕方も色々アップされてるんですけど、実際に手に取って、パーツの移動や、形を変える感触を味わって初めて、どれが自分の好みのタイプのトランスフォーマーか分かるんですよ。
レビューサイトで変形の仕方が分かる=構造が大体分かる
であって、変形させる楽しさが分かる訳ではない(中には見るからに楽しそうなものも・・)
折り紙もそうなんですが、展開図を見ただけでは構造の面白さは伝わっても折り工程の楽しさは分かりづらい(少なくとも僕は・・)と思ってまして。要は実際に折ってみて、折る感触が気持ちいいものを作ってみたいということですな。

さんざん書きましたが、このホルスタインの出来がどうか・・というとそれは別の問題。

http://www.amazon.co.jp/トランスフォーマー-ジェネレーション-2009-タルカス/dp/4813020933/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1234788994&sr=1-1
この本を買ったんですが、デザイナーのインタビューがかなり面白いです。以下、インタビューの一部。
『僕が目指しているのは、「凝った変形」でなく「面白い変形」なんですよ。(中略)絶対に難しい変形ではなく、何回も変形させたくなる様な商品を考えています』
と。今後が楽しみ。

ユニコーン

2009-02-16 22:00:26 | 折紙
映画を見て、昔買ったブツあったのを思い出し実家に取りに帰り、その後は玩具店をハシゴしまくりで気付けばその数は数百体・・・
トランスフォーマーの話ですね。
見立てと技術、そして形が変わるというプリミティブな楽しさが同居したトランスフォーマーにずっと夢中です・・
トランスフォーマーをいじり続ける事で、折り紙に対する考えにも変化が出て来た様に思いますね。
ブライアン・チャンさんも好きみたい。納得。

それでも折り紙から離れていた訳ではなく、こんなものも作っていました。
ユニコーンです。作ったのは去年の夏頃かな。
特に言う事がない・・
岡山の若手創作家、本田弦さんの「犬」の技術(テク)を拝借して、四肢を意地でも紙のカドから出さない様にしてます。
頭周りの構造が汚いので展開図は書きませんでした。

本田さんとは二年くらい前に一度会ったきりだけど、また作品を見たいな。

そういえばこんなのもありました

2008-05-19 22:36:50 | 折紙
5年程に作った和紙人形風の人物。
鶴の基本形の中心を沈めて、広げたところが着物の「帯」に見えたのが事の始まり。
後はひたすら成形して完成。
蛇腹を仕込んで指を作ったりもした。

ジョワゼルさんの講演で話題に上がった、バーバリアン製作プロセスはとても興味深かったです。私的解釈だと
「蛇腹で仕込みをして各パーツを折り出し、そこから成形と接着」
といった感じです。
氏の人物作品の裏側を見ると空洞になっていることからも、効率の良いカドの折り出し方ではなく、用紙のサイズ効率のよい折り方に重きを置いてることが分かります(?)。

そこでこの貧相な和紙人形風人物の再登場。
なにか作れないだろうか。