7月25日(木)に第2回ボランティアスクールを実施しました。
今回は,茨城県総合福祉会館で講義「災害とヴォランティアについて」,演習「車いすの取り扱い方と乗車体験」,「白杖体験」,「高齢者疑似体験」などを行いました。
午前中は,本校の卒業生で茨城県地方自治研究センター研究員の有賀絵理先生に講義をしていただきました。
障害者差別解消法等の法律の背景や,身近にある店舗の写真や絵を見ながら,生活上の困難や不便さなどを受講生と一緒に考えました。
また,有賀先生の実体験を聞くことで,日常や災害時にどのような声掛けや支援をすれば良いのかを真剣に考える受講者の姿が見られました。
午後は3つの体験を行いました。
車いす体験では実際に公道に出て安全に気を付けながら交差点の横断などを行いました。受講者からは「押すときに段差がきつい」「歩くと気づかないけれど車いす乗ると坂道が怖く感じる」「車いすを使っている人の気持ちが分かった」などの具体的な感想がたくさん出ていました。
白杖体験では,アイマスクを付けて点字ブロックの上を歩きました。白杖を手に怖々と歩行していた受講生からは,「視覚から得る情報がなくなると,バランスが取れなくて歩けない」など,普段味わうことができない体験をすることで,相手の立場を考えた素直な感想が聞かれました。
高齢者疑似体験では,視野が狭くなるゴーグルや肘や膝が曲がりにくくなるサポーター,手足には重りをつけて歩行しました。ゆっくりと歩いている受講生からは,「歩いて移動するだけでも大変ですね」という言葉が出ていました。
次回は8月20日(火)に第3回ボランティアスクールを計画しています。午前中は水戸内原商工会館で講義を行い,午後は本校児童生徒と一緒にイオンモール水戸内原店で演習を行う予定です。