My Life After MIT Sloan

組織と個人のグローバル化から、イノベーション、起業家育成、技術経営まで。

何か大きなことを成し遂げるときに、最初にやること

2010-02-14 14:58:13 | MBA: 研究&TA

私が今書いてる修士論文を書き始めたときに、指導教官がした話が面白かったので書いてみる。

ビジネススクールは、卒業時に論文を書くのは前提ではないので、自分で指導教官を選んで、概要を書いて持っていき、指導教官となることをお願いする。
私は、修士論文の内容を元に本を書きたい、と常々思っていたので、その本の構想を章立てにして、細かく概要を書いて持っていった。

分かっていた反応ではあったが、先生の反応は「これは多すぎる」というものだった。
「これが博士論文であれば、私はこれほど素晴らしい概要は無い、と言うだろう。
 でも短期間で書き上げる修士論文としては、あまりに壮大すぎる。」
(そして、この内容なら素晴らしい博士論文が書けるから、と博士課程に進むことを強く勧められた)

私は、「多すぎるのは分かっている。実はこういう内容の本を近い将来書きたいと考えているのだ。
そう考えたとき、私は修士論文では何をすべきか。」
と先生に問うてみた。

そのときに先生がしてくれた話。

「何かを成し遂げようと思うときは、今自分がいる位置からどう積み上げるか、と考えてはダメだ。
出来上がった本なり、目指してるものをを自分が今手にしていることを想像して、今の自分がいる位置を振り返ってみるのが大切だ。

ゴールにたどり着くには、様々な道があり、どの道を通っていけばいいのか、全く分からない。
でも、ゴールにたどり着いた自分から見れば、道は自分が通ってきた一本だけだ。

ゴールにいる自分をよく想像する。
そこから今の自分を振り返ると、一本の通るべき道が見える。
その道をよく見ると、今の自分には大きく欠けている部分(Missing part)がいくつか見えるだろう。
そのMissing Partsこそが、最初に取り組むべきことだ。

このMissing Partは「今の自分に出来ること」をベースに積上げたのでは、絶対に見えない。
だから平凡な人は、いつまでもゴールにたどり着かないのだ。
まずはゴールを精細に思い描き、そこから振り返ってMissing partsを探しなさい。」

私の場合、ゴールである本の概要は明確に見えているわけで、それを書くに辺り、最も弱い仮説を深めて検証するのが、修士論文でやるべきことなのだ、というのはすぐに分かった。

ただ、この話は修士論文ではなく、人生の全ての取り組みにおいていえることであり、
学生に問われたときに、そういう示唆的な話がすぐに出来るのが、教育者の才能なのだ、と思った。
その後も、私のMBA卒業後の進路も含めて、色んな話を先生とした。
いい先生に出会えてよかった、と思った。

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26 Comments

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Unknown (kentosho)
2010-02-18 10:14:56
ここのところの日本の動きを皮膚感覚で感じてないと分からないかもしれませんが,「抵抗勢力」というものがかなり強いんです.政治的偏見が入っているかもしれませんが,日本民主党を大勝に導いたのはそういう人達ですから.GMを破滅に追いいやったユニオンのような団体がマスコミと結託していて,そこに中朝などのロビーがあいまって日米同盟すら脅かされかねない深刻な状況です.ユニオンに帰属していたりマスコミの影響を受けやすかったりするのは団塊世代が多い訳で世代間に軋轢が生じていますが,立場的にも数的にも我々の世代というのは不利な立場にあり我々の世代の閉塞感は相当なものです.

こういう時の戦い方として,日本のある程度の衰退は仕方ないとしてもせめてソフトランディングを目指しそこから再スタートというのが我々としての当面のゴールな訳ですが,そういう厳しい現状をふまえずに高すぎるゴール設定をして抵抗勢力に対して敵対的すぎる戦略をとるとそれは失敗するぞということを切込隊長さんは言いたいんだと思います.それを抵抗勢力への迎合と言ってしまうのはちょっと可哀そうなんではないかと個人的には考えております.

MBAが斜陽産業であるというLilacさんのつぶやきを見ましたが,とにかく高い目的を設定してその達成を前提に思考をするというのは,世界が好況のときはそれでいいのでしょうが,世界的なリセッションが起きていて何が起きるか分からない今はそれだけでは不十分なわけです.次につなげられるような負け方をするのはただ勝つ方法よりもより難しいです.目標達成への意思は当然必要だとして,多くの局所的敗北をこらえつつ戦略的な目標達成を果たすだけの辛抱強さが必要です.現実的な目標設定と併わせて,そういう辛抱強さをMBAホルダーに持って欲しいと切込み隊長さんは言いたいんじゃないかというのが自分の感想です.
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Unknown (Lilac)
2010-02-18 05:22:36
>Kensoshoさん
>MBAホルダーを斬られたら「切れ味鈍っている」と結論してしまうのは短絡だと思いますよ.

そんなつもりは全く無かったんですが、そんなふうに読めますかね?

MBAを斬ることが問題と言ってるんじゃなく、
会社や日本の社会を変えないとならないときに、色んな言い訳をして抵抗勢力になる人たちの味方をしても何の意味も無いんじゃないの?と思ったということです。
それが「斬りにいくところ間違ってるんじゃないか?」という趣旨です。

もっとも隊長のブログが旧勢力へ迎合するのが趣旨なのであればその限りではないですが、もともとそういうブログじゃないでしょ?というつもりで書きました。
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隊長の記事について (kentosho)
2010-02-18 04:38:16
自分は切込み隊長さんの記事をはじめて読んだので何の思い入れもないのですが,

MBAホルダーを斬られたら「切れ味鈍っている」と結論してしまうのは短絡だと思いますよ.日本には勿論変えなきゃいけない部分が沢山ある.そして変化に消極的で日本に不利益をもたらしている人というのはいるわけです.

しかし,方法論として彼らを全否定してそれを斬ればいいというのは原理主義であって,もしMBAホルダーがそう考えていたとするならば,それは彼/彼女にとってのmissing partです.彼らを根絶やしにするのにどれだけのコストがかかるのかの計算を軽視しています.

抵抗勢力から学び,抵抗勢力を懐柔し,最後に抵抗勢力ごと変えるぐらいの戦略を打ち立てなければ,ただの理想主義者ですよ.
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こっちもいろいろ (Lilac)
2010-02-17 13:34:09
>ゴンさま
まあそう落ち込まずに前向きに生きましょう!

>めてぃさま
先生がボコボコにしてくれるなんて、素晴らしい先生じゃないですか!
是非ボコボコ叩かれて、よりよい修論を完成させてください♪
一番最悪なのは学生をこき使うのに研究は「放置プレイ」して、いつまでも卒業させてくれない先生ですから。

>しまさま
情報有難うございます。
読みました。

隊長は斬りに行くとこ間違ってませんかね?
トップダウンだけでなく、ボトムアップに積み上げる能力も重要、というのは同意ですが、
本当に斬るべきなのは、MBAホルダーじゃなく、「MBAは分かってないからダメなんだ」とかぼやいて全く体制を変えようとしせず、日本をだめにしてる旧来組織の人たちなんじゃないですかね?
そういう人たちに迎合するような記事かいてていいのか、隊長!?
最近、切れ味が鈍ってるんじゃないかと心配です。
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切込隊長 (しま)
2010-02-16 23:20:23
lilac先生、隊長のところでも取り上げられてますよ!!

http://kirik.tea-nifty.com/diary/2010/02/mba-587c.html
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Unknown (めてぃ)
2010-02-16 22:51:22
素晴らしい考え方ですね。

>ゴールにたどり着くには、様々な道があり、どの道を通っていけばいいのか、全く分からない。
>でも、ゴールにたどり着いた自分から見れば、道は自分が通ってきた一本だけだ。

今まで自分が歩んで来た人生がまさに一本道でした。

僕は今まさに修論を書いています。
僕は先生にボコボコにされ、サンドバック状態ですが。
ゴールを目指してがんばります。
僕のゴールは後輩に僕と同じ苦労をさせないことです!!!
Lilacさんの本楽しみにしてます。

ちなみに、ハテナから来ましたw
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Unknown (ゴン)
2010-02-16 04:02:02
>だから平凡な人は、いつまでもゴールにたどり着かないのだ。
>まずはゴールを精細に思い描き、そこから振り返ってMissing partsを探しなさい。

正に私がその平凡な人です。
そうやって博士論文完成というゴールにたどり着けませんでした。
だから、この話は耳が痛いと同時に身にしみます・・・

>今の自分に出来ること」をベースに積上げたのでは、絶対に見えない。

ほんと、私のことですよ・・・


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みなさまコメント有難うございます (Lilac)
2010-02-16 00:52:30
ものすごい数のアクセス数があったので何があったのかと思えば、また「はてな」に取り上げられていたのですね。
http://b.hatena.ne.jp/entry/blog.goo.ne.jp/mit_sloan/e/a1d0d692eb3f8b2759829b6f04a14232

つたない文章で十分伝えきれていない部分もあると思うのですが、それでもこんなにたくさんの人に読んでいただいて嬉しいです。
何かを成し遂げる際に必要なことは、これ以外にも沢山あると思います。
でもひとつの考え方として面白いかと思い、紹介してみました。
皆様のお役に立てれば幸いです。

ゴールが見えないときも迷ってしまうときも多々あると思います。
そういう時は、とりあえずがむしゃらに前に進んでみる、というのもアリだと思ってます。(現に私がそうですし)

ちなみに日本の大学にも素晴らしい視野を持った先生というのは多くいると私は思ってます。
仕組みには問題があって、色々変えるべきとは思ってますけどね。

>masaさま
短いコメントの中に想いが伝わってきて、そこまで読んでいただけたのかと逆に感動です。
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なるほど (修行生)
2010-02-15 21:41:34
全く人格的に尊敬はできませんが、非常に優秀な方と知り合いになりました。

その方の持論は「逆算せよ」
常に、ゴールを思い描き、そのために自分はなにをしなければならないのかを考えろと、口が酸っぱくなるほど言われたのを思い出しました。

成功者ではあっても、尊敬できない人間だったのですっかり忘却の彼方にあったのですが……実は大変役立つことを教えて頂いていたのですね。
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日本中の子供たちに教えてあげたい! (masa)
2010-02-15 20:40:35
>だから平凡な人は、いつまでもゴールにたどり着かないのだ。
>まずはゴールを精細に思い描き、そこから振り返ってMissing partsを探しなさい。

留学にあこがれながらも、バブル崩壊の中で自分に言い訳をしながら、結局決断できず、一方で大したものも成し遂げられないまま年をとってしまいました。
なぜ成し遂げられなかったのか、何が欠けていたのか、自問の日々でしたが、一つのヒントをいただいたような気がします。
これからの自分にも、そして子供たちにも伝えてあげたいとおもいます。
そうです、日本中の子供たちにぜひ、伝えてあげたい。なぜ大きな目標が大切なのかを。
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Unknown (chichii)
2010-02-15 18:24:16
たしかにスティーブは人生論であって、
この記事は人生の一部における取り組みの話ですね。

人生においては点を打っていく。
そうすると個別の事業でその点が結ばれていく。
そういうことなのかもしれません。
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トップダウンとボトムアップ (Lilac)
2010-02-15 09:45:59
>Vertigoさま
なるほど、欧米人のほうがより全体感をもった見方が出来る、という話ですね。
恐らく、トップダウンで全体を見るのもボトムアップで積上げていくも両方大事だし、状況に応じて使い分けられることが一番大切なのだと思うのです。
私自身は実は欧米型のトップダウン人間なのですが、この話は「Missing partsが先にやるべきところだ」というところに感銘を受けて書きました。


>Willyさま
お久しぶりです!
逆算思考大切ですよね。

Willyさんはご存知と思いますが、大学の先生とは博士課程の学生が欲しいのが常ですので(もちろん余り使えない院生は要らないですが)、
先生と言うのはこういうのを勧めてくるものなのだなあ、と思っていたりします。
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Unknown (Willy)
2010-02-15 08:42:04
大事な考え方ですね。折にふれて思い出したい事です。アメリカ人は特段優秀な人に限らず大局観を持っている人が多いと感じます。そこが、日本人みたいに勤勉で細かいことが得意な国民と互角以上にやっている競争力の源泉なのでしょう。大きな目的を持つと、そこから逆算して細かいことにもアクティブに取り組めますし、余計なことは簡単に捨てられる。

>この内容なら素晴らしい博士論文が書けるから、と博士課程に進むことを強く勧められた

このエントリーを読むずっと前からそう言われるのだろうと思ってました。このブログを読んで初めて「一流校のMBAって面白いところなんだなー」と思いましたが、よく考えて見ると「待てよ、これ書いている人はやっぱり普通のMBA生ではないんじゃなかろうか」と(笑)。
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コメ返ありがとうございます!! (NOY)
2010-02-15 08:07:39
実は「人に聞きまくる」は「自分で考えていない気がする」ので敬遠しがちでした。


やはり聞かないで閉じこもるよりは、人に聞いたりして積極的に問題解決に向けて行動した方がいいですよね!!


これからも、人から受動的に知識を得つつ、自分で物事を発明、発見出来るようにいいバランスで頑張ります!!


初コメントで突然の質問 笑!!丁寧に答えて頂いてありがとうございました!!
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アメリカ人の気質 (vertigo)
2010-02-15 08:00:35
素晴らしい先生であり優秀な生徒さんですね。

>「何かを成し遂げようと思うときは、今自分がいる位置からどう積み上げるか、と考えてはダメだ。
>目指してるものをを自分が今手にしていることを想像して、今の自分がいる位置を振り返ってみるのが大切だ。

私がこれを読んで感じたのは、前者は現状を把握し改善、コツコツと、一歩一歩という言葉が好きな日本人に好まれるタイプで、後者は悠長なことは嫌いだからもっと良い別の近道はないかな?と考えブレイクスルーを生み出すアメリカ人タイプを想像してしまいました。
どちらか一方が絶対良いとは思わないですが、大きなアイデアの多くは欧米から生まれているのは理由があるのでしょう。

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お役に立てれば・・・ (Lilac)
2010-02-15 04:47:35
皆様コメント色々有難うございます。
全部は返せないですが、ありがたいです。

>石川さま
アドバイスを色々どうもです。
「海外で実績を作っておく」というのはアリな気もしますね。
ラッピングの話とか面白い。
ただ、どうせ経済書ですので、K間さんみたいなボリューム狙いじゃないですが。

>Nさま
ビジネススクールってよく1semesterで書かせますよね。
頑張りましょうね!!

>Steve Jobs関連
そうですね。人間ゴールが全く見えずに困ることもありますから、Connecting dotsは今自分が持ってるものから何かを作る、という考え方としては非常に面白いと思います。

自分でとにかく動いて、壁があれば誰かに聞いてみる、というのもいいですよね

>NOYさま
そういう意味では、あなたのコメントのようにもしかしたら答えを持ってるかもしれない人に聞きまくる、というのは良い手かも知れませんね。

私は建築のことは全く素人なので、どうすれば世界的な建築家になれるか、というのはわかりません。
ただ、丹下健三や黒川紀章のような世界的建築家を見る限り、世の中がどのような方向にシフトしているか、を敏感に感じ取り、それを自らのスタイルと合わせながらうまく建築と言う形に表現しているのかな、と思います。
そう考えると、ある程度各国の歴史や文化の背景を理解して、現在の人々の動き-経済危機とかいった一時的なニュースではなく、人々が抱える不安とか、宗教的なものや精神的な動き-を敏感に感じることは大切なのかもしれません。
もちろん、そんなこと勉強しなくても感覚的に感じられる天才はいますけれども、努力で出来るところもあるのでしょう。
頑張ってください。
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Unknown (通りすがり)
2010-02-15 04:30:36
chichiiさん

jobsだって個別の事業に対してはゴールから逆算するアプローチを採ってると思いますよ。

connecting the dotsはもっと気が長い話。
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Unknown (Unknown)
2010-02-15 02:24:21
僕もジョブスの点をつなぐ話思い出した。

その先生の話で、現在の自分にミッシングリンクが見えないのは同感。「詳細に想像」で見えるというのは疑問。明らかな見落としが少しは見えるけど、結局今の自分の経験からしか想像できないのでは?僕はそうだった。

ちょっと動いて壁があれば修正するとか業界の先輩と話すなど、これまでの想像と経験の外に出ないとミッシングリンクは見えませんでした。



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Unknown (chichii)
2010-02-15 00:34:52
スティーブ・ジョブズは
connecting the dots
の話をしていましたが、
点を打って行けば勝手につながっていくという話だったかと思います。

ゴールに向かっていくのか、
あるいは
いつのまにかゴールにいるのか。

将来の形を考えて今を考えるのか
あるいは
今を考えて行くと将来に形になっているのか。

そこらへんがまだよくわかりません。
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Unknown (浮浪主婦)
2010-02-14 23:51:52
全くもって、大学や論文に属してないものですが
興味深いお話しだったので、読まさせていただきました。
ミッシングパートって良いですね!
素敵な本 楽しみにしてます☆
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初コメントです! (NOY)
2010-02-14 23:42:59
いつも興味深く読ませて貰ってます。(長文ですみません)


これから大学生になる自分にとって、何となく描いていた目標を達成する為にひとつのヒントを頂いたようで参考になりました。


日記の主題とは少しズレますが質問です(時間が許す時に返事を頂けると嬉しいです)


自分は大学でこれから建築を学ぶ予定です。


最近は調べるほど、建築家として活躍するなら、構造・設計技術は当然、倫理・哲学・宗教・民俗など、多様な教養的知識が必要なのではないかと考えはじめました。

もしこれから、日本(アジア的な意味も含め)人が、世界で活躍する際に建築家として必要だと思うことがあったら教えて下さい。(質問が抽象的で答えにくいかもしれませんが、ラジカルな部分では関係性がある気がするので。)



また普段何気なく感じる、「ここは日本の教育にはないな」逆に「ここは日本の教育の良さだなぁ」など感じる事があったら教えて下さい。


当然教育環境で差はあると思いますが、理系最高学府であるMITと言うことで非常に興味があります。


長いので面倒でしたら何時でもよいのでお返事お待ちしてます!!
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ゴールから線を引け (メロン)
2010-02-14 22:54:22
素晴らしい先生ですね。
教育者とはこういう人を言うのでしょう。
良い学校には良い先生がいるものですね。
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Unknown (N)
2010-02-14 22:34:53
イイ話をありがとうございます。
自分もこれから1 semesterオンリーで修士論文でして、どうしたもんかと思っていました。
私のほうは、本を書こうとかそんな壮大なプランはないわけですが、それでも、フツーに修士論文をイメージするだけで「なんだか、遠いなー!」と、気が遠くなりそうな日々がこのところ続いていたんですが、このエントリをヒントにちょっと整理してみます。ヒントいただきありがとうございます。

イメージできないと、到達できませんからね。
では。
返信する
素晴らしい助言ですね (おう)
2010-02-14 22:18:22
とても参考になりました。
最近、将来がよくわからない26歳のモラトリアム人間です。w
この記事のおかげで、将来のゴールをもう少し、正確に描写できるようにしようと思いました。

最終的にどんな終始論文になったのかも、よかったら報告を楽しみにしています。
がんばってください。
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Unknown (uk)
2010-02-14 19:53:39
先生は良い視点を持ってますね。

英語の原文で是非読みたいです。
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Unknown (石川)
2010-02-14 16:42:44
日本で、こういう先生を見つけるのは難しいかもしれないね。

日本で、日本語の本を出すつもりなら、フリーの編集者でもいいし、とにかく経験がある人とコミットした方がいいよ。どんなに内容がよくても、売れないから。まぁ、戦略的に言うと、勝間さんのように、たくさん本を出して、実績を積むのが一番いいだろうね。それと、もし、電子書籍も考えているのなら、先頭を切らないとうまくいかないだろうね。ただ、電子書籍のパイオニアは、日本ではキツイだろうね。英語で書いて、海外で売れようと売れまいと実績をつくっておくのも一つだよね。結局、10冊ぐらい書けるネタをもっていないと、無理だろうな。あと、案外重要なのは、装丁してくれるデザイナーも自分で見つけたほうがいい。ラッピングが悪い商品は、なんでも売れないから。アメリカで全部勝負するなら、厚い一冊でも大丈夫だと思う。ついでに、ライティングスクールも有効だと思う。ま、本のビジネスは、どこの国も結構シビアだと思うね。どこかの会社で、例えば、新しい企業のビジネスで成功して、それを書けば売れるだろうけど。

ま、とにかく、イメージに、アメリカと日本が曖昧なのが一番難しくするかもね。
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