今日のお昼にバルセロナに到着。
そのままホテルに直行し、チェックインした後、ちょこちょこ歩き回ったのですが、Overnight flight+時差ぼけ、かつ雨で調子が出ず。
午後4時半くらいに、あまりの眠さにホテルに帰って寝てしまいました・・・
(シエスタだ!と言い張る)
で、6時間睡眠後(笑)にさっき起きて、夜中のバルでご飯食べて帰ってきました。
そんな中でも始めてのスペイン、気が付いたことがたくさんありました。
1.バルセロナはカタルーニャだった!という当たり前のことに今更気づく
空港について、案内版を見ていると、見慣れない言葉が・・・
スペイン語っぽいけど、ちょっと違う。
スペイン語ちゃんとやっていたのにおかしーな、と思ってよく見ると2段目に英語、3段目にスペイン語が書いてあるんですよ。
そう、一段目に書いてあるのは、カタラン(カタルーニャ語)なのでした。
もともと、カタルーニャはスペイン王国とは別の国。
1714年にフェリペ5世に負けてスペインに併合されちゃったんだけど、その後も何かと独立機運の強い地域。
今でも多くのカタラン人は、カタルーニャはスペインとは別の国だと思っていることと思います。
普通に話される言葉も、バーとかに言って良く聞いていると、店員とかの話してる言葉はスペイン語じゃない!
もちろんスペイン語も普通に話すし、場合によっては英語も話せるんだけど、日常会話はスペイン語じゃないんだ、というのが驚きだった。
2.やっぱりスペイン治安悪し
南ヨーロッパの治安が悪いっていうのは、旅行慣れしてる人なら常識だと思うが、スペインは特に悪いんだなーと初日から実感。
私は海外旅行はよくするし、一人旅行もするんだけど、いつも旅行するときは、これでもか、と言うほど周りの人を観察してる。
特に初めての国・地域では特に警戒して、定期的にふと後ろを振り返ったり、警戒していることを相手に伝えるようにしている。
でその観察の結果、同じ南ヨーロッパでもフランスやイタリアに比べて、圧倒的に怪しい人が多いなあ、という感覚でした。
「怪しい人」というのは何かというと、特に何も荷物も持たず、行き先も目的も良く分からないでプラプラしてる、周りを睥睨しているような、目つきの悪い人・グループ、です。
こういう人が大通りとかにかなりいる。
(差別するつもりは全くないが、怪しい人の大部分はアラブ系やナイジェリア系移民など、色の濃い人。
子供のグループも多い。
しかも、安っぽいジャージの上下などアメリカ人みたいな(失礼)格好してる。
こういう人のグループを見かけたら、旅行者としては警戒した方がいい。)
それから旅行者も、地図を見て立ち止まってるような人が、東洋人以外にいない。
地図をポケットに入れてる人は結構いるので、旅行者は多いんだな、という感じですが、立ち止まってる人はいない。
これも、相当油断できない地域だと言うことを示してる。
(ちなみに迷ったりしてどうしても地図を見ないとならないときは、近くの店とかに入って、人目のあるところで地図を開くように私はしてます。)
そして、極めつけは、空港からホテルに向かうとき。
重いスーツケースを持って地下鉄を待っていたとき、後ろに怪しいアラブ人女性二人組がいるなあ、と思っていたところ。
地下鉄が来て、私がスーツケースを持って乗ろうとしたところ、うち一人が、私が背負っていたリュックのバックルを開けた!
実は私のリュックはバックルを開けた後、チャックを開けないと中にたどり着かない面倒な構造になってる上、リュックの中には何も貴重品は入ってないんだけど。(残念でした)
「後ろからリュックのバックルを外された」ということが初めてで驚いた。
今後は道中気をつけなければ、と思った次第です。
人のにぎわうポルタル・ダ・ランゲル通り(Portal de l'Angel)。
3.やっぱりハモン(生ハム)の国!
カタルーニャ広場のそばにある、コート・デ・イングレスというデパートの地下にスーパーがあるので、そこに水を買いに行った。
で、驚いたのは、ものすごい数と種類のハムが並んでるんです・・・。
しかも、そんなに高くないのよ・・
1キロで20ユーロ(3000円くらい)。
まあ全てがイベリコ豚というわけじゃないでしょうけど、日本よりは安いね・・
ついでにチーズも。
キロ単位で売るの止めて欲しい(笑)
4.ユーロは高いが物価は安い
私はどの国に行っても、まずはペットボトルのミネラルウォーターを買うんだけど、その圧倒的な安さに驚く。
1.5リットル、37セント(米ドル約55セント。約50円。)
確かに観光客向けと思われる商品は高い。
例えばレストランでも観光客が主に飲むワインや食事は高いし、服なんかもユーロだから高い。
でもビールも安いし(1パイント2.5ユーロ=400円)、普通の食料品は安いので、普通の人が暮らす分には物価は安い国なんだな、と思った。
同じユーロ圏でも、フランスやドイツに比べると圧倒的に安い。
ところが、観光客相手になると途端に高くなる。
例えば、今回私、スーツケースの鍵を忘れて買ったんだけど、15ユーロ(22ドル)のものしかなくて、驚いた。
鍵ひとつ2000円っておい、って感じだが、明らかに観光客向けに商売してるところでは、この値段が普通なのだ、と一日歩いて分かった。
それから、「地球の歩き方」なんかで紹介されてるレストランや見た目こぎれいなバル(居酒屋)などは、
確実に観光客相手に仕事してるので、彼らのオススメとか食べるととても高くなる。
周りの旅なれた(しかもスペイン語が普通に話せる)人たちが食べてるものをまねして安く押さえるとか、
「もうユーロ高は気にしない」と強気で行くかしないと、お金が気になって楽しめないだろう。
「地球の歩き方」にも載ってるレストラン、エヒープト(Egipte)に行ってみた。
味付けがとても濃いのと、魚介類がそんなに新鮮ではなくて、「歩き方」で絶賛されてるほど美味しいとは思わなかったが、
雰囲気がいいのと、ビールが安いのが良かった。
今日はそんな一日でした。
明日は朝早くから美術館やガウディ建築を色々見て回るつもりです。
いやー、偽警官の話は「地球の歩き方」にも載ってましたが、本当にこんな話があるんですね。
町なかで「警官だ。怪しいので鞄の中身をチェックしたい」と言われて見せてる間にスラれるってのですよね。
それにしても30万円は痛い・・。