My Life After MIT Sloan

組織と個人のグローバル化から、イノベーション、起業家育成、技術経営まで。

ビジネススクールのTAのおしごと。

2009-12-04 15:50:10 | MBA: 研究&TA

さっき家に帰ってきて、溜まっていた洗濯をやり、漸く一息ついたところ。
寝る前に更新。

今日は、朝9時からのスペイン語の試験が終わった後は、一日中TA(ティーチングアシスタント)のお仕事。
来週にファイナルレポートの締め切り3本と、試験1本抱えているが、TAは給料もらってるレッキとした仕事。
やらないわけには行かない。

ちなみにスペ語の試験は散々だった(汗)。
授業が過去形に入った頃から、完全に落ちこぼれ気味。
理由は簡単で、動詞によって色々違う、過去形の活用をちゃんと暗記してないから。
要は、真面目に勉強してないことが問題だってこと・・・。

TAの仕事方は、スペ語が終わったあと先生に会って、来学期の授業の内容を議論した以外は、ほとんど雑用。
授業でリーディング教材として指定する大量の論文のPDFを、ひとつずつオンラインから探し出してきて、授業用サイトにリンクを張る、と言う作業。

まあ、TAの仕事なんて、普通はほぼ雑用だ。
だから、ちゃんと給料もらえるわけで。
むしろ、私はもっとクリエイティブで、自分の研究に役に立つ仕事をもらっている方だと思う。

例えば、ビジネススクールだと、通常TAは「授業中、誰が発言したか記録する」という大変面倒な雑用を与えられるが、私にはそれが無い。
(先生が、発言で成績をつけるのはバカバカしいと思ってるからなのだが)
それに、授業の内容も、
TAである私に意見を求め、私の意見も結構取り入れてくれる。
これはかなり楽しい。
それから、私の一番大切な仕事が、授業で参考文献として取り上げる大量の論文を全て読んで、内容を理解していること。
これは、授業を取っている学生を指導する必要があるからなのだが、自分の研究にも役に立つ。

さて、気になるお給料ですが・・・。
まあ、授業によって額が異なるし、学校によっても違うので敢えて書きませんが、かなり多いです。
少なくとも日本の国立大学で、大学院生がやるTAの5-10倍はもらえる感じ。

さー眠くなってきたのでそろそろ寝ます。
詳しい話はまた今度・・・

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5 Comments

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日本の国立大学の TA (mamoruk)
2009-12-04 18:15:20
日本の大学院の TA について、現在進行系で学生なので、FYI で書きます。

うちの大学(大学院大学)は TA/RA の時給は1000円くらい(修士持っているかどうかで少しだけ違うみたい)です。でも時給いくらでもらうというよりは、授業1コマ(うち4学期制です)いくらでもらうのですが、1コマやると20万円くらいです。年これを2コマやるので、TA で40万くらいになります。(妻の大学も年間それくらいだと聞きました。ただし、全員もらえる自分の研究室と違い、彼女の研究室は数人しかもらえないそうですが……)

残りは RA 扱いになり、科研費や企業との共同研究具合にもよりますが、決まったテーマでなにか研究して、やはり時給1000円くらいもらえます。全部足すと自分の研究室にいる博士の学生は(国費留学生と社会人博士と学振の特別研究員など外部でもっともらっている人を除き)みんな年間100-120万円くらいもらっています。これはいわゆる103万の壁対策でこうなっているそうです。親の扶養に入っていない人は勤労学生で130万円まで非課税なので120万円程度、親の扶養に入っている人は103万円超えると扶養を外れてしまいので100万円程度に抑えているそうです。

修士のうちから研究員採用になり、月20万弱くらいもらえる研究室もあるそうで、それと比べると安いかなとは思いますが、それでも年間100万もらえれば、日本学生支援機構の奨学金と合わせると手取りが22-23万円程度になりますし、裕福とは言えませんがそんなに切り詰めた生活しないでもいいので、あとはいい研究してちゃんと就職して返してね、ってことでしょうねー
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日本の大学院の奨学金 (Ryo)
2009-12-04 19:06:51
> 日本の国立大学の TA

5年ほど前に私が大学院生だった頃はTAは時給1000円程度で授業時間分しかもらえず、家庭教師のバイトをした方がずっとましでした。特にRAというものはなく、年間100万円稼ぐ手段は学振を取る意外はほぼ皆無でしたね。上記の話はごく一部の恵まれた大学院の話だと思います。

あと、今はどこも残業規制が厳しく、30歳でも手取りが20万以下になっているのでそんないい暮らしをしたら社会に出れなくなっちゃうかも(笑)。
返信する
イギリスのビジネススクールのTA (cotton)
2009-12-05 02:20:52
 博士課程&イギリスなのでちょっと状況は違うと思うのだけど、こちらのTAは雑用、というか地道な作業は別枠でRAなりアシスタントを採用していて、その人たちが資料集めとかをしているみたい。

 今期のEMBAと来期のEMBA/MBAのTAになったのだけど、やることは基本授業外での質問にメールかオフィスアワーで答える事と、提出物及び試験のマーキングだけ。

 給料を実働を考えると信じられないくらいもらえるというのはこちらも同じ。とてもかけません。けどこれ、ビジネススクールだからみたいだね。哲学科の友人は全然もらえていませんでした。

 ただ、うわさによると1クラス80人から一斉に質問が来る事態も想定されているので、まったく割があわないというケースもあるみたい(滝汗)
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差別価格 (Willy)
2009-12-05 05:44:12
労働時間は、一流私立<州立、というのが定説でしょう。給料に関しては、一流私立>州立である上、ビジネススクール>工学>理学>社会科学>人文科学でしょうね。

実質的な給料の額は授業料をどう解釈するかにもよるので難しい。少し気になっていたのですが、MIT Sloan のMBAっておそらく授業料が年間5万ドル近いですよね?TAをやるとこれも免除になるんでしょうか?
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BスクールのTA (Lilac)
2009-12-08 12:41:21
>mamorukさま

返信大変遅くなりました。

>みんな年間100-120万円くらいもらっています

難しいところですよね。

MITはエンジニアリングも以前書いたように学費が400万くらいだということで、フルタイムでTAをやる(理系で、演習クラスや採点などを完全に受け持つ場合。ビジネススクールにはない)と年間400万円近く支給されるはず。もちろん多くはこういうTAをやると、学費免除から外れるので、学費に消えちゃうのでしょうが。
加えて理系だとRAをやって月に20万近く稼いでいる人もいます。これが生活費になるわけですね。
もっともRAもCompetitiveなので、全員がこの水準なわけでは決してないですが。

一方で日本のTA/RA100万円、加えて育英会が10万程度、というのはなかなか生活するには厳しい水準ですね。

>Ryoさま

>30歳でも手取りが20万以下

全くおっしゃるとおりで、日本はそもそも給与水準が低すぎるんです。
アメリカは学費も高いけど、学位をとれば高い給料が稼げるから、ちゃんと自分で返せる。
ある意味企業が高い教育費を負担してるわけデス。

一方で日本は、国に依存。しかも国も払えない。
この国の教育政策をどの方向に振るのか、今の政権には真面目に考えて欲しいです。

>Cotton

おーひさしぶり。
>けどこれ、ビジネススクールだからみたいだね。

確かに。MITは上述の通り、理系の大学院も学費が高いからTAも高いけど、普通はビジネススクールの学費がバカ高いため、あわせてTAの給料も高くなるという仕組みだよね。

ナンにせよ、日本人というノンネイティブとして、ネイティブも含む学生のTAをやるというのはとてもいい経験になるよね。
というわけでお互い頑張りましょう。

>Willyさま

>MIT Sloan のMBAっておそらく授業料が年間5万ドル近いですよね?TAをやるとこれも免除になるんでしょうか?

流石に全免には程遠い額しかもらえません。
ただ上述の通り、理系の場合はTAの仕事量が非常に多いので、全免になるくらいのお金がもらえるようです。
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