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邪道のグリセリンソープ

2015年10月13日 | 石けんのつぼ

グリセリンソープについて問い合わせがありました。

温度管理のこともあり、応用コースの夏の題材にいれていますが、HP法、K種を作る方法でなら寒い時期でも気にせず可能ではないか?と腰を上げました。少し邪道ではありますが・・・

まず1,今まで通りのやり方で、オイルを溶かして、トレースを出したら、ここへ グリセリン シロップを加えて、さらにアルコールを加えてしばらく保温する方法です。今回一緒に作った石けんがあるのでついでと言っては何ですが、一緒に保温してみます。

トレース          アルコール投入して透明に

    

カットし、透け具合はというと・・・ 厚さは約3〜2.5cmにしては まあまあ かな      

 

一緒に保温した石鹸を透かしてみました。

2 の新しいやり方はオイルを温めて、トレースを出すところまでは同じです。ここからK石けんのようにアルコールを注ぎブクブクの泡にして落ち着かせます。このときアルコールでしっかりケン化させることが大事です。

しばらくふたをしたら1時間くらい保温してジェル化へ導きます。ここからさらに グリセリンシロップを入れ良く溶かしふたをして保温(ここで夕方になり中断…続きは後日に持ち越します)

 アワアワの種 ↓   せっかち↓なのでここで1h弱   シロップいれて    保温

   

次の日はこのままでは型入れできないカチカチ状態なのでもう一度温めて溶かし、エタノール後入れ分を入れたら素早く混ぜて、型入れしラップで蓋をして、保温箱へ・・・勿論、濾したりはせず、そのまま鍋から型へ移します。あとは静かに冷まし固めます。

 

カットは?  透け具合は?

  

そして前回の物と、並べて比較してみました。どっちがどっち?

同じような感じですね。厚さはどちらも2.5cmです。

 考察:1と2はアルコールを入れる順番が違いますが、1は、シロップを焦がさないように注意しなくてはなりません。2については後入れなので、比較的温度管理にはそこまで気を遣うことがないように思えます(IHの保温機能が使え、寒い季節でもわりに作りやすいのでは?)今回は、温度は計ることなく実険しています

ただシロップを入れた時点で焦げないように注意することは必要です。茶色の石けんになる可能性 大

  右はうっかり目を離したすきにぐつぐつしていました。(保温モードだったにもかかわらず)

また白くて透明にしたいなら、オリーブオイルや黄色のひまし油使用では難しそうです。オイルの色にこだわって、できるだけ白いオイルを選びましょう。おすすめはラードです。まだ販売されているような白さはできていません。

今回のオイルはココナッツ ラード 黄色のひまし油でした。私事ですが、K石けんにはエタノールを入れないで作るのに、グリセリンソープにはなぜ?と思いますよね。

それはあくまでもグリセリンソープは、クリアーにしたいから透明化材のアルコールは手放せません。

グリセリンソープはコンフェ用としています。しかしこれも長いこと乾燥させることで、エタノールが飛んで

マイルドにはなってくれるのですが・・・・。なので、日常使いの石鹸は普通のソーダ石けんをつかっています。

 


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