<安倍政権100日>
「アベノミクス」をわかりやすく説明 (全体編)
- 給料は増える?
THE PAGE 4月8日(月)18時9分配信
アベノミクス「3本の矢」
早くも今年の流行語大賞候補と言われる「アベノミクス」。
住宅ローンや給料など私たちの生活に影響を与えそうですが、
その中身はよく知らないという人も多いようです。
4月4日で安倍政権誕生から100日を迎えたのを機に、
アベノミクスの基礎知識をざっくりまとめました。
Q アベノミクスって何?
A 首相の「アベ」と、
英語の「エコノミクス」(経済学)をくっつけた造語で、
安倍政権の経済政策をまるごと指します。
Q アベノミクスの中身は?
A 大きく分けて
金融緩和、
公共事業、
成長戦略
の3つです。
これをアベノミクスの「3本の矢」と呼びます。
1つ目の金融緩和は、日本銀行がじゃんじゃんお札を刷って
世の中にお金が回りやすくすること。
2つ目の公共事業は、税金を使って橋や道路や建物を作ること。
3つ目の成長戦略は、企業をしばる規制を緩くしたり、
外国との貿易をもっと自由にしたりして日本経済を成長させることです。
Q なぜアベノミクスで大騒ぎしているの?
A 1つ目の金融緩和はそもそも日銀の仕事なのに、
首相が政策の目玉として打ち出したからです。
実は過去にも「3本の矢」のような政策はありましたが、
アベノミクスでは特に金融緩和を「大胆」にやろうとしています。
アベノミクスへの賛否
Q 大胆な金融緩和って何?
A 日銀がインフレ目標を作りました。
インフレとは物の値段が全体的に上がること。
目標は、2年以内に、前の年と比べて物価を2%上げることです。
簡単にいえば、100円の商品が102円になるまで、
日銀が世の中にお金をじゃぶじゃぶ流し続けるのです。
Q なぜ金融緩和でインフレになる?
A 世の中に出回るお金が増えれば
金利が下がるので、
住宅ローンや工場を建てるお金が借りやすくなります。
また、金利が下がると円が売られて円安になります。
円安は輸出を増やすので、製品を海外に売る企業がもうかり、
株価が上がります。
そんなこんなで経済が活発になってくると物の値段が上がるため、
その前に買い物する人が増えるので景気がよくなる、
とも言われています。
そう簡単にはいかないと言う人もいます。
Q アベノミクスで給料は増えるの?
A もし増えるとしても、
企業のもうけが順調に増えるようになってからでしょう。
最悪の場合、物の値段が上がる一方で給料は上がらず、
かえって生活が苦しくなるかもしれません。
Q では、なぜインフレにするの?
A 物の値段が下がる「デフレ」の状態では
景気がよくならないから、と安倍首相は考えています。
物の値段が下がれば家計は助かりますが、
お店や会社にとってはもうけが減り、
社員の給料が減ったり、
リストラで失業したりして困る面もあります。
Q 円安・株高はアベノミクスの効果?
A 円安は安倍政権ができる前から始まっていて、
アベノミクスがそれを後押ししている感じです。
最近の株価は、
企業の実力以上に上がる「バブル」だと言う人もいます。
Q 円安のデメリットは?
A 原油や小麦などの輸入品が値上がりします。
Q 公共事業のメリット・デメリットは?
A 建設関係などで仕事が増えるので即効性はあります。
ただし効果は一時的だし、
政府の借金が増えすぎて返せなくなる恐れが高まります。
Q 成長戦略の中身は?
A 政府は環太平洋経済連携協定(TPP)への交渉参加を表明しました。
そのほか正社員をクビにしやすくする法改正や、
市販薬のネット通販解禁など、
いろいろ候補が挙がっていて、
6月までに戦略が決まる予定です。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130408-00010000-wordleaf-bus_all1より
「アベノミクス」をわかりやすく説明 (全体編)
- 給料は増える?
THE PAGE 4月8日(月)18時9分配信
アベノミクス「3本の矢」
早くも今年の流行語大賞候補と言われる「アベノミクス」。
住宅ローンや給料など私たちの生活に影響を与えそうですが、
その中身はよく知らないという人も多いようです。
4月4日で安倍政権誕生から100日を迎えたのを機に、
アベノミクスの基礎知識をざっくりまとめました。
Q アベノミクスって何?
A 首相の「アベ」と、
英語の「エコノミクス」(経済学)をくっつけた造語で、
安倍政権の経済政策をまるごと指します。
Q アベノミクスの中身は?
A 大きく分けて
金融緩和、
公共事業、
成長戦略
の3つです。
これをアベノミクスの「3本の矢」と呼びます。
1つ目の金融緩和は、日本銀行がじゃんじゃんお札を刷って
世の中にお金が回りやすくすること。
2つ目の公共事業は、税金を使って橋や道路や建物を作ること。
3つ目の成長戦略は、企業をしばる規制を緩くしたり、
外国との貿易をもっと自由にしたりして日本経済を成長させることです。
Q なぜアベノミクスで大騒ぎしているの?
A 1つ目の金融緩和はそもそも日銀の仕事なのに、
首相が政策の目玉として打ち出したからです。
実は過去にも「3本の矢」のような政策はありましたが、
アベノミクスでは特に金融緩和を「大胆」にやろうとしています。
アベノミクスへの賛否
Q 大胆な金融緩和って何?
A 日銀がインフレ目標を作りました。
インフレとは物の値段が全体的に上がること。
目標は、2年以内に、前の年と比べて物価を2%上げることです。
簡単にいえば、100円の商品が102円になるまで、
日銀が世の中にお金をじゃぶじゃぶ流し続けるのです。
Q なぜ金融緩和でインフレになる?
A 世の中に出回るお金が増えれば
金利が下がるので、
住宅ローンや工場を建てるお金が借りやすくなります。
また、金利が下がると円が売られて円安になります。
円安は輸出を増やすので、製品を海外に売る企業がもうかり、
株価が上がります。
そんなこんなで経済が活発になってくると物の値段が上がるため、
その前に買い物する人が増えるので景気がよくなる、
とも言われています。
そう簡単にはいかないと言う人もいます。
Q アベノミクスで給料は増えるの?
A もし増えるとしても、
企業のもうけが順調に増えるようになってからでしょう。
最悪の場合、物の値段が上がる一方で給料は上がらず、
かえって生活が苦しくなるかもしれません。
Q では、なぜインフレにするの?
A 物の値段が下がる「デフレ」の状態では
景気がよくならないから、と安倍首相は考えています。
物の値段が下がれば家計は助かりますが、
お店や会社にとってはもうけが減り、
社員の給料が減ったり、
リストラで失業したりして困る面もあります。
Q 円安・株高はアベノミクスの効果?
A 円安は安倍政権ができる前から始まっていて、
アベノミクスがそれを後押ししている感じです。
最近の株価は、
企業の実力以上に上がる「バブル」だと言う人もいます。
Q 円安のデメリットは?
A 原油や小麦などの輸入品が値上がりします。
Q 公共事業のメリット・デメリットは?
A 建設関係などで仕事が増えるので即効性はあります。
ただし効果は一時的だし、
政府の借金が増えすぎて返せなくなる恐れが高まります。
Q 成長戦略の中身は?
A 政府は環太平洋経済連携協定(TPP)への交渉参加を表明しました。
そのほか正社員をクビにしやすくする法改正や、
市販薬のネット通販解禁など、
いろいろ候補が挙がっていて、
6月までに戦略が決まる予定です。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130408-00010000-wordleaf-bus_all1より