亀山文化会館の、宮本文昭&笑里親子のトーク&コンサートに行ってきました。宮本文昭は、数年前にオーボエを止め、現在小澤征爾について指揮を学んでいます。とにかく、オーボエは絶対に吹かないということなので、どういう内容になるのか、興味深々でした。中学の音楽の先生で、私の勤め先のお得意さんであるワイン大好きの方とご一緒させていただきました。で、まぁ予想通りというか、父の文昭はトークのみ、演奏は娘の笑里のみでした。ただ、そのトークは軽妙で、とてもおもしろかったです。一部の話しは、県民ショーで取り上げられた「味噌焼きうどん」の話題で、なんとTVを見て1本早い電車に乗り、駅前からタクシーに乗って、元祖というべき亀八食堂などを回って、混雑や定休日で、結局駅前の食堂で食べたそうです。見た目は濃そうだが案外そうでなくて、おいしかったとのこと。その時に、19年前に亀山に演奏に来たと言ってました。私はその時に行っているのですが、19年前とは思いませんでした(だとすると37歳の時ということになります)。演奏は、クラシックの小品やオリジナルなどが中心で、楽しかったです。
ツイッターで少し書きましたが、先週、名フィルのコンサートへ行きました。このご招待のコンサートは2回目。平日の仕事の後というのは、ちょっと体力的に厳しいのですが、なかなか機会がないので、ありがたいことではあります。小林研一郎は、「モルダウ」が良かったです。そして、なんと言っても、そのトーク。楽しいです。ゲストは、ソプラノの市原愛、テノールの志田雄啓。何曲かの後、なんとオーケストラのアンコールを演奏し、団員は退場。その後ピアノを中央に持ってきて、コバケンが弾きながら、歌が続きました。「千の風になって」「アベマリア」、観客も一緒に歌う「故郷」。コバケン自身、福島出身だそうで、モルダウの解説の時に、「冒頭が水の流れを表しているが、今は水というと辛いものを感じる」と言っただけで、震災については全く触れませんでしたが、最後のこの選曲からは、追悼の思いが、あからさまでなくじんわりと感じられました。