goo blog サービス終了のお知らせ 

CACAO通信パート2

食べ物、思い出、その他、不定期に更新しています。
また、母校の県立生田高校3期生の連絡も。

実習 訪問介護(ホームヘルプ)

2013年09月08日 | 資格・転職・就職

ホームヘルパー2級の実習の最後は、訪問介護です。資格のホームヘルパーは、文字通りで言えば、介護を必要とする人の家庭へお邪魔して、体に関する補助をしたり、家庭内の用事をするというのが仕事です。当初、二日間ということでしたが、事務所の方のおかげで、一日に二か所を訪問することで、一日で済みました。

一軒目は、買い物代行です。現地集合で、ヘルパーさんと待ち合わせです。訪問すると、男性が庭で作業をされていました。え、と思ったのですが、この方が利用者さんでした。奥様は、デイケアに行かれていて、不在でした。お宅は、新しく家が建てられた地区のようで、この家も新しく、見事にバリアフリーでした。玄関は普通ですが、庭からは車椅子で入れるようです。トイレは車椅子で入れる、間口も中も広い作り。家の中に段差はありません。お子さんは、別のところに住んでいるそうです。環境としては、万全ですね。さて、買い物代行ですが、今回はメモをすでに書いていただいてあったので、その確認をしました。銘柄を書いていただいているものはいいのですが、無いもの(今回は風呂用洗剤)については希望があるか確認します。念のために、現在使っているものを、脱衣所まで行って確認しました。メモ以外に買うものがないかも確認します。この日は、お米が追加となりました。用意されたお金を、金額を確認の上、預かります。利用者さんはお宅へ残して、買い物に出かけます。ヘルパーさんの軽で出かけたのですが、裏道を1分も走らずに到着。普通の人なら、歩いても5分もかからないでしょう。でも必要なのです。お米はもちろん、牛乳のパック数本など、そこそこ重い!店内に入り、品目、銘柄をチェックしながら買い物。この時にうかがったお話では、利用者さんの希望もいろいろで、1円でも安い方がいいという方もあれば、特売のものは買ってくれるなという方もあるそうです。賞味期限のあるものは、より新しいものを選びます。お年寄りの場合、消費に時間がかかったり、賞味期限のチェックを忘れたりする可能性があるので、仕方ないですね。買い物を終え、帰宅します。買ってきたものを出して、利用者さんに冷蔵庫へ仕舞ってもらいます。お釣りやレシートの確認をしてもらって、終了。時間があったので、トイレ掃除をします。といっても、広く、きれいなので、トイレ掃除用のウエットティッシュで済みます。その後、利用者さんの様子を聞いたり、世間話をしたりしながら、ノートに記録をします。申し送りも。利用者さんが洗濯物を畳んでいましたが、これは自分で出来ることはしていただくという考えから、手伝いません。出来ることはしないと、出来なくなってしまうという考えからです。この日は余裕がありましたが、1時間で家の掃除をする日もあって、大変だとのことでした。時間内に決められたサービスを済ませる、記録を取るというのが、仕事の流れだからです。今回の利用者さんは、耳も遠くなく、やや滑舌の不明瞭な時もありましたが、コミュニケーションは普通にとれ、ヘルパーさんとの話が楽しそうでした。ヘルパーさんは50代とおぼしき女性で、明るい感じで、自身では失敗も多くてとか、利用者さんによっては怒られることも多いとかおっしゃっていましたが、いい感じでした。是非、介護の仕事をしてくださいと言っていただきました。

間に4時間位間があったので、ブックオフで時間を潰し、二軒目へ。夕食の準備と翌朝の味噌汁の用意。パンツ型オムツの交換が、仕事の内容です。利用者さんが飲むかどうか確認して、日本酒の1合パックを1本準備。二口あるコンロを使って、同時に朝の味噌汁と夕食用の雑炊の準備をします。その間にも、火を使わないおかずの盛り付けをします。既製品の煮豆と卵豆腐です。味噌汁が出来、コンロが空いたところで、冷凍焼売をフライパンに入れ、蒸し焼きにします。夕食の準備が出来たところで、パンツ型のおむつの交換を済ませます。食事は自分で取れるので、配膳と水の準備をして、案内。夕食を取ってもらいます。夕食が済んだら、翌日の薬を準備するように声掛けをし、ゆっくりだが利用者さんが自分でするのを見守り、確認します。皿等の洗い物。ノート式のヘルパーさん同士のメモによる申し送りに記入。食事の内容と食べた量、尿の量、その他気が付いたことなど。訪問記録用紙も記入。この利用者さんは、お酒が好きなようで、以前自分で買いに出かけ、途中まで行って帰れくなったことが何度かあったそうです。そこで、戸棚に番号式のカギを付け、そこに保存。ヘルパーさんが休肝日を設けながら、一日一パックまでで出してあげているそうです。今回、おむつを替える際に開けた部屋にもう一パック置いてある(隠してある)のを見つけましたが、それをとがめることはせず、見つけた分は翌日に飲んでくださいと、あくまでも相手をたて、適量を守ってもらうように、もっていったのは、さすがでした。ヘルパーさんによると、この利用者さんは几帳面で、整然と片付いていないと駄目で、決められた所にものを片づけないといけないそうです。野球や歌番組が好きで、デイケアには行かず、一日中テレビを見ているとのこと。この日は、ほとんど会話がありませんでしたが、話しが弾む日もあるそうです。気難しそうな方なので、日による差が大きいのかもしれません。

今回は、二軒目は1時間だと一杯いっぱいという感じではありましたが、それでも買い物さえちゃんとしてあれば、なんとかやれるのかなと思いました。一軒目は、時間的には余裕でしたね。ホームヘルプは、時間が細切れなので、主婦のパート的な仕事としては、やりくりがしやすそうです。ただ、利用者さんやその家族との関係が難しい場合もあるようなので、訪問先による差が大きそうです。また、利用者宅にあるものだけですべてをしなくてはならないので、その辺も大変そうです。利用者さんにしてみれば、自宅で生活して介護してもらって生活出来れば、それが一番幸せなのかなというするので、大切な仕事だと思います。さらに、デイケアを時々利用して、いろいろな人と接する機会もあればいいのだろうとも思います。

以上で、ホームヘルパー2級取得までの過程を書いてみました。この後、レポートを出して、ニチイから修了書をもらいました。また、教育給付金ということて、(初めて)ハローワークへ行って手続きをして、払ったお金に二割が戻ってきました。まだ、今の会社の定年まで1年半ほどあり、体力的に休みの日に何かやるのは難しそうで、それまでは何も出来そうもありません。退職した様子ですが、介護の仕事に挑戦してみたいと思います。賃金的には安いでしょうが、人手が必要とされている業界なので、選り好みしなければ、他の職種よりは就職しやすのではと思っています((甘い?)。


施設実習 特別養護老人ホーム

2013年06月09日 | 資格・転職・就職

ディケアの翌日とその翌週に、特別養護老人ホーム略して特養に行きました。土曜ディケア、日曜特養、その次の土曜は休日出勤、日曜特養となんと19日間オフ無しの強硬スケジュールとなりました。当初、実習は平日みたいに聞いていたので、土日にとれるならいつでもいいと勢いで決めてしまった結果でした。まぁ、一気に済んでよかったという気もしますが。
この施設は、出勤してから着替えるシステム。外から雑菌等を持ち込まないという発想です。実習の場所に案内してもらうと、いきなり朝食です。8時でしたから、当然という感じですが。言われたのは、食事介護。自分でも食べることも出来るけれど、手が届くところに食器を置いておくと、ぐちゃぐちゃにしてしまうおばあさんでした。食事は、噛まないでも食べることが出来る状態にどろどろにしてあります。逆にお茶はとろみがつけてあり、ゆるいゼリーみたいでした。最初は、おかゆの上におかずを載せたものを、自分でスプーンを使って食べていたのですが、ある程度食べてお腹が落ち着くと、他の食器に入った料理を手でぐちゃぐちゃにしようとします(手で食べようとする?)。で、スプーンを使って、口へ運んであげます。食欲はあって、介助すると、完食しました。残念ながら、彼女の話す言葉にならない言葉を理解することは出来ません。こちらの言葉も、どこまで理解してもらっているのかも、分かりません。でも、なかなかチャーミングなところもありました。彼女には、二日に渡り計6回食事介助をしました。その後、済んだ利用者のところの下膳。ディケアのところは、調理をした方が、どの程度利用者が食べたか確認していましたが、ここではありませんでした。下げ終わったら、テーブルを布巾で拭きます。ここで、現場の責任者である主任から話があり、主に掃除となると思うけれどよろしくとのことでした。で、その言葉通り、食堂の箒での掃き掃除、モップ掛けをしました。続いて、かなり長いそのセクションの廊下の掃除機掛け。この施設は結構広く、その要介護の度合いで目安に3つに分けられており、さらに痴呆症のある方の区画1つで、計4つに分かれています。廊下が終わると、居室の掃除機掛けをしました。その時間、スタッフの方は、排泄介助やオムツの交換です。掃除の途中で、オリエンテーリングが入りました。担当の方が、資料を渡してくださり説明、さらに施設の案内をしてくださいました。印象に残ったのは、増設してある部分は、床暖房だということ。介護については、居室はカーテンひとつで区切られているだけだけれど、利用者にすれば家も同じ。他人の家に黙って入る人はいない訳で、必ず入る時と出る時におじゃまします、おじゃましました等の声掛けを、人がいるいないにかかわらずするようにということでした。今回担当の区域は、相部屋ばかり、二人部屋もありますが、四人部屋がほとんどでした。ベッドとその周りのスペースが利用者さんのプライベート空間。さえぎるのはカーテンだけですが、大事な空間です。そうこうしている内に、昼食タイムです。時間を見計らって、スタッフの方は食堂へ利用者を誘導します。中程度の介護を必要とされる方ばかりですが、歩くことに関しては、すべての方が車椅子の利用でした。コミュニケーションに関しては個人差があり、普通に出来る方、先の方のように伝わっているかどうか分からないが双方がそれぞれなりに試みることが可能な方、それから意識があるの?という感じの方まで、様々です。初日は母の日ということもあり、家族の方の訪問もありました。イベント的に、昼食はおうどんでした。専門店の方がボランティア(?)で屋台をされていました。外で食べることが出来る方は、車椅子で移動して、設営された普段は送迎車の駐車スペースとなっているところに置かれたテーブルで食べます。私も一人の方の車椅子を押して、出かけました。メニュは三つ位ですが、ソバも選べて、さらに麺が刻んだものも用意されていました。二回目の介助をしました。その後は、下膳をしながら、見守りです。そうこうしているうちに、待望の昼休み。1時間半あるので、断っていけば、外出も可とのこと。講習の頃からの例によって、コンビニパンで昼食です。ちなみに、これは私がコンビニの菓子パンとかが結構好きだという理由によっています(笑) 休憩時間は、忘れないうちに、午前中の実習内容や留意点、感想などと書き留めます。レポート用です。しかし、連日の早起きで、眠い眠い。中途半端に寝ないように、必死でした。午後は、ディケアと同じ、入浴後のドライヤーかけと食堂への移動でした。入浴を済ませた利用者の方が、車椅子に乗って移動されてきます。皆さん、やはりお年を召しているので、髪が薄めです(私も似たようなものですが)。ですのでドライヤーかけは楽なのですが、個人差があって、髪を触られるのがいやな方もみえて、ちょっと困りました。その後は、しばらく休憩される時間が続き、夕食準備となります。部屋から、スタッフの方が移動されます。テーブルを拭いたり、エプロンを配ったり、朝と同じ方に食事の介助をしました。今回は、廊下に書き出してあるメニュをちぇっくしたので、どろどろで一見何か分からないものでも、何がもとなのか見当を付けることが出来、スプーンで食べさせてあげる際も、「何々~ですよ」と、声をかけることが出来ました。済んだ方から、下膳。テーブルを拭いた頃には、時間となり、長い一日が終わりました。

次の日曜に、同じ所で、もう一日実習がありました。基本的な流れは同じでした。ドライヤー賭けが無くなり、掃除の時間が長くなって、廊下、居室のモップでの水拭きが加わりました。立ってあるく利用者の方はいないのですが、やはり濡れていて滑ってはいけないと、モップをしっかり絞ることを心がけました。その後、午後に、球技大会の練習ということで、車椅子ながら、意識がはっきりして、手が動かせる方を円陣に並べて、ビーチボールのようなものを、投げたりキャッチしたりということをしました。私は、そばで見ていて、それたボールを拾うだけでしたが。普段は食事以外の動きや、発語のない利用者の方が、積極的におボールに反応する姿は、新鮮でした。終わってから、食堂にいる方の見守りをしました。主任から、利用者の方とコミュニケーションを取るようにとの指示がありました。デイケアの時も言われましたが、これが出来ません。コミュニケーションを取れそうな方に話しかけるのですが、反応は芳しくなく、続きません。性格とか、普段の生活振りなどが、反映されそうです。私も、普通でもなかなか初対面の方とは、共通の話題があればとにかく、話しが苦手な方なので、なおさらです。ただ、時間をかけ、利用者の方になれていけば、それなりに出来るのではと思います。

短い期間で、しかも研修ということで、清掃が主となり、一日の流れを感じることは出来たものの、教室で習った業務の実際(排泄介助、シーツ交換、入浴介助等)がどのように行われているかというところまでは、見ることさえ出来ず、残念でした。
積極的に指示を仰いで仕事をさせてもらった方がいいのだろうと感じる反面、実際に手伝えることはほとんどなく、時間に追われ、次から次へと作業をするスタッフに遠慮してしまう形になり、そのあたりの加減が難しいと思いました。スタッフの方も、教えても実習の間だけということで、次に直接繋がらない訳で、そんなことに余計な時間をさく余裕もないのだろうと思いました。他にも感じたこともありますが、回を改めて書きたいと思います。

 


施設実習 デイケア篇

2013年05月28日 | 資格・転職・就職

5日間の実習の第一日目。デイケア専門施設での実習です。
スタッフの方への紹介も無いまま、まずはお出迎え。入り口に、送迎車が横付けされます。通常の乗用車タイプと、車椅子のまま乗降出来るタイプとがありました。顔をしっかり見ながら、ごあいさつ。車椅子を利用する程でなくてもスムーズに歩ける方はないので、入り口脇で、履物を替えていただくのを、必要に応じてお手伝いします。あるいは、スタッフの方が替える際に、荷物を預かって、ロッカーへ入れたりします。順次到着され、1時間程で約20名強の方がそろいました。
TVを見たりしながら、一休み。雑誌や塗り絵用の色鉛筆の入った筆入れをテーブルに配りをしました。各自、本を読む方、塗り絵をされる方など、様々です。一人の女性の方の塗り絵を見ましたが、とても上手でした。「茶髪にした、いいやろ」という言葉に、ちょっと笑えました。
トイレへ行った後、入浴タイム。車椅子の方は、脱衣して、入浴用の車椅子でそのまま入浴出来ます。スタッフの方は、脱衣所と風呂の中と分かれて、次々と入浴させていきます。入浴していただくというより、させていくという感じです。これはお手伝いの余地はなく、脱衣スペースで待機して、上がってこられた方の髪をドライヤーで乾かす役を担当。個人差がありますが、髪が少なくなっているので、楽でした。ほとんどの女性の方が、化粧水を付け、女性はいくつになっても女性なんだと印象に残りました。何かの番組で、老人ホームの女性にほほ紅や口紅を付けたら、明るくなったという様子を映していたのを思い出しました。
その後は、体操タイムです。これは日に何度もありました。椅子や車椅子に座ったまま、それぞれが動かせる範囲で、参加します。担当の若い男性スタッフのするのを見ながら、皆の前で体を動かしました。
やっと待望のお昼ご飯です。テーブルを拭き、おしぼりを配り、机の上に置かれた名札をたよりに配膳のお手伝いをします。ほとんどの方が自身で食事をされますが、内容は微妙にことなるようです。通常の形態から、細かく刻んだりという具合です。ちなみに、この施設では、魚か肉が選べるようになっていて、朝のうちに希望を聞いて、用意しているようでした。二人の方が、厨房を担当されているそうです。下膳後、トイレへ行ったりします。ここで私は休憩をいただきました。休憩室で、女性スタッフの方と少しお話をすることが出来ました。厨房の方からは草餅をいただきました。仕事中は会話は禁止されていますので、貴重な時間です。
再度体操。そして、テーブルをくっ付けての、ホッケーゲーム。ピンポンの球を使った、エアーホッケーのエアー無しバージョンという感じです。二人一組で、3ポイント先取したら勝ちというもの。パッドとでもいうのでしょうか、打つ道具は箱を加工した手作りでした。たわいもないゲームですが、みなさんかなり盛り上がっていました。それまで、黙って椅子に座っていただけの人が、あんな生き生きとした表情をするのか、という感じでした。私も最後に参加させていただきました。楽しかったです。疲れすぎるといけないので、それぞれ3点で終わりということです。
3時になって、おやつタイム。テーブル拭きと配膳のお手伝いをしました。そして、またまた体操。手本を示します。
そして5時近くなって、お見送りです。朝と同じように、送迎車でそれぞれのご家庭へ送る段取りです。一人の男性の方に握手をしていただいて、感激です。

ちなみに、実習といっても、ど素人同前ですので、トイレの介助や歩行の介助などは、させてもらえません。利用者さんに言われても、勝手にしては駄目で、スタッフの方にお任せします。一日の流れや雰囲気、利用者さんの様子などはある程度分かりましたが、正直物足りない感じです。もっとも、スタッフの方は通常の業務をされている訳で、実習生に何か教えるのは余計な仕事です。また、教えたところで、その日一日で終わりで、次につながる訳ではありません。何らかの見返りはあるのでしょうが、現場の方には大変なだけです。文句を言ったら、罰があたります。こちらも割り切って、多少の経験と資格を得るための義務だと思って、我慢するしかないということですね。
そんな感じですので、物理的に難しいことはなかったのですが、唯一難しかったのが利用者との会話です。初対面の方だからといこともありますが、話しかけて分かるのかどうか分からないから、誰に話しかければいいのか分からない。そして話しかけても反応が無い、少ないということで、多少チャレンジしてみましたが、うまくいきませんでした。また話題的にも、天気のこと位なら話せても、なかなか後が続きません。さらに、一対一とか一対二位と相手の決まった状況ならいいのですが、多数の人と一緒にというのが苦手な、自分の悪い面が出てしまいました。ただ、ネットでそんな状況を調べてみると、同じような悩みを持った方は結構いらっしゃるようです。経験を積んで、クリアしていかれたようです。ですから、実習でうまくいかなかったからと言って、あまり気にしないようにしたいと思います。


ホームヘルパー2級講座スクーリング8回

2013年04月21日 | 資格・転職・就職

いよいよスクーリング最終回。第1回目と同じ講師の方でした。
ケアマネジメントということで、サービス計画書、週間サービス計画書など、具体的にどういうニーズがあり、それを実現するにはどうしたらいいいのか。どういうサービスをいつどの位の頻度で、どの位の時間を使ってするのか。介護用品は何が必要なのか。ケアマネージャーがその辺りを考慮して作成します。現場では、それに基づいてサービスを行います。そして、内容は良かったかどうか検討し、必要に応じてプランの変更を行います。内容は、どの位のケアが必要か、同居家族はいるのか、などによって違ってきます。100人いたら、100通りのプランが必要になるわけです。もちろんパターンはあると思いますが、なかなか大変です。

今回の講習のなかで印象に残ったのは、介護はひとつひとつが契約なのだという言葉です。ちいさなこと、例えば立ち上がりを介助するのも、相手にちゃんと伝わったことを確認する。相手に納得してもらう。結果、事故にもなりにくい、ということです。だから、「~しますね」ではなく、「してもいいですか?」と声掛けしなくてはいけないのです。細かいことですが、大事なのです。
利用者が出来ることを生かし、生活のお手伝いをさせていただくわけですが、どの利用者さんも受け入れてくれるわけでないと思います。介護なんかされたくないというプライドとか、介護する人との相性とか。

さて、ゴールデンウィークを挟んで、いよいよ現場での実習です。もちろん実際に利用者さんにふれるような介護はさせてもらえないと思いますが、これまで学んだことを復習した上で臨めるようにしたいと思っています。5日間の実習を終えて、やれそうであれば、とりあえず定年まではボランティアという形で現場に接することを考えたいと思っています。定年後は、正社員は無理でしょうが、パートとかアルバイトということで、やれるといいと思います。

また、実習が終わったら、感想など差支えのない範囲で書きたいと思います。


ホームヘルパー2級スクーリング6回、7回

2013年04月14日 | 資格・転職・就職

6回7回と同じ講師の先生でした。かなり小柄な女性でした。在宅の方の訪問介護をされているようです。訪問ですと、その家にある設備、器具でしなくてはならない訳で、かなり制約があります。必要なものがあっても、買うなり借りるなりして貰わなくてはなりません。介護する人が持って行って使うことは認められないそうです。食事、入浴、排せつなどの身体に直接触れる介護だけでなく、料理、掃除、洗濯、買い物などをする仕事の場合もあります。それぞれ、その家のスタイルでしなくてはなりません。材料も、その日に冷蔵庫にあるもので作る場合もあるようです。味付け、調理法なども、利用者やその家族に聞きながら、決められた時間内にしなくてはいけません。半端でない大変さです。それはそれとして、この回の先生がこれまでで一番相性がいいような気がしました。

6回は、食事の介助、衣服の着脱などについて、説明、実習をしました。食事をとらない(とれない)と体力が落ち、歩けなくなり、転びやすくなり、骨折という悪循環が発生するそうです。また、食べる喜びというものもあると思います。介助で怖いのは、誤嚥(間違って食物が肺に入ること)のようです。肺炎を起こしてしまいます。実習は、弁当を持っていって、ベッドで食べさせるというのを、する側、される側になって体験しました。するのも手数がかかり大変ですが、される方もまどろっこしい思いをしました。他のこともそうですが、身の回りのことを普通に自分で出来るということは、すごいことであり、ありがたいことだと思いました。
他には、衣服の着脱の実習をしました。着る服を二つ位の中から選んでもらう、出来ることはしてもらう(ボタンをかける等)、昼間寝たり起きたりでも日中は日常着に着替えるなどが大切ということが分かりました。

7回目は口腔ケア。歯ブラシによるブラッシング、スポンジブラシを使った口腔粘膜除去を実習しました。寝て、ベッドの頭の方を揚げてするのですが、される方はなんとも変な感じでした。する方は、一緒に受講している男性陣は皆そつなくこなし、珍しく(笑)先生に褒められました。介護を必要としない人もそうですが、やはり歯周病への注意が必要とされます。おいしいものを食べ、噛み、味わうことは、脳や気持ちの面でも大切なことです。入れ歯が案外壊れやすいものだという話も聞きました。
爪切りは、糖尿病や巻き爪、爪水虫、血液をさらさらにする薬(ワーファリン)を飲んでいる利用者の場合、医療行為になり、ヘルパーはしてはいけないのだそうです。この医療行為というのは結構あって、医師や医師の指示を受けた看護師しかすることが出来ません。
他には、服薬介助、バイタルサインのチェック(血圧、脈拍等)、緊急時の対応などについて講義を受けました。実技は、血圧測定、脈拍を計りました。血圧測定も、病院でするような水銀を使った器具を使うことは医療行為になります。手首で脈を取るのは、自分だと簡単ですが、他人は慣れないと難しいものですね。体温測定も、腋の下で計る以外(口、肛門)は医療行為になり、出来ません。
そして、今回は、三重県独自の、記述式のレポートの返却がありました。幸い93点で合格。良かったです。該当する部分をテキストから抜き出す感じのものでしたが、結構時間がかかりました。施設での実習の日程3日間も決まりました。土日でということで選んだので、会社の土曜出勤も一日重なり、なんと3週間休み無しとなりました。5月なので、連休でしっかり休んで、体力を温存しておきたいものです。あと1回、頑張ろう!