7月28、29日と1泊で、のん木さんの住む高梁市へ行ってきました。その様子は、ブログに詳しく書いていただいたので、補足を・・・。
まず工房ですが、山の上でほとんど回りに人も住んでいないような、元農家を利用した所です。とにかく静かなのです。私の住む亀山もわりと静かだと思っていましたが、周りに人がいない静けさというのはあんなに心に沁みてくるものなのだと、しみじみ思いました。風が木の葉を揺らす音が間近に聞こえました。散らかっている工房にビックリ・・・とありますが、全然そんなことはなく、また一見散らかっているように見えて実はそれなにり整然としているという風でした。確かに、和箪笥に惹かれました。特に金具が良かったですね。朝鮮半島からの箪笥というのも、ホテルの方で見ましたが、これはまた趣が違って興味深かったです。金具が細かく細工されていて、数がたくさん付いているのです。目を奪うというのでしょうか。ただ、おもしろいのですが、長く使うというのであれば和箪笥の方が飽きない、五月蝿くないのかという気がしました。帰って、家でいただいた奥様の手料理は、まず好物のポテトサラダがうれしかったです。あと、薄切り肉に大葉を巻いたのが気に入りました。実はその味が忘れられず、我が家で作ってみまのですが、肉が厚かったようで、のん木さんの家の味の再現にはなりませんでした。お刺身も美味しかったです。立山はすっきりとしてよかったです。今度はワインを飲んでもらって、感想を聞いてみたいです。
翌日の寅さんゆかりのお寺は、正直なところ階段だけ見れば充分かなと。広兼邸は、私は古民家とか好きなので、おもしろかったです。石垣の下から見上げる姿は迫力があります。建物では、下男部屋、下女部屋、漬物部屋、仔牛部屋、また茶室、主人居室、玄関など、見応えがありました。車中から見た吹屋小学校はまだ実際に使われているとのこと。中には入れないそうですが、周りから見てみたかったですね。時間が無かったため、のん木さんは山道を飛ばしてくれました。私は、船や車に酔う方なのでハラハラでしたが、幸い酔わずにすみました。
20年数年(?)振りの再会でしたが、若い頃に同じ釜の飯を食べた仲間というのは、まるでちょっと前に分かれただけというような会話が出来るというのは本当にいいもので、何にも代えがたいものです。そのことを感じることが出来たことが、最大の収穫だったと言えると思います。
今度は是非、落語のコレクションを一緒に聞かせていただいて、説明などもお願いしたいものです。