以前、愛媛に行ったときに見つけた彼岸花です。
彼岸花には怪しい魅力がありますよね。
さて、学生時代、アルバイトはもっぱら家庭教師をしていました。
なぜかというと、陸上部に所属していたため、普通のファミレスや居酒屋等のバイトは時間が取れなかったためと、部活の後の立ち仕事に耐えることができなかったためです。
その点、家庭教師は短時間で高収入であり、座って仕事ができ、また、大会などのイベントがある場合の日程の変更がしやすかったので好都合でした。
いろんな生徒を教えました…
その中で一番印象に残っている生徒について話したいと思います。
僕が家庭教師として雇われたのは夏の始め頃だったかなぁ?
彼は、中学校3年生で高校受験を控えていました。
バンドをしていたらしく、すこうし髪を立てているような子でした。
今までは、バンドに夢中であったため勉強がおざなりになっていたそうです。
初めて勉強を教えに行ったとき、彼は恥ずかしそうにこう言いました。
「僕…、彼女がいるんです…。それで…、その彼女と一緒の高校に行きたいんです…」
僕は多少驚きました。
「何なんだ?このドラマみたいな動機は?」と…
彼の志望高校は、その時点の彼の成績では不可能でした…
ただ、夏の始め頃ですから、まだまだ間に合います。
僕は彼に一生懸命、勉強を教えました。
彼は素直でしたし、なにより、彼自身が一生懸命でした。
「次回までに、この単語を憶えてくるように!」と宿題を出すと、必ず憶えていました。
彼は『真綿が水を吸収するかのように』、僕が教えたことを自分のものにしていきました。
こうなってくると、こちらも教えるのが楽しくて楽しくて仕方なくなってきます!
一番苦手科目であったという英語を重点的に教えたのですが、彼は「英語を勉強するのが何か楽しい!」とさえ言うようになりました。
そして、なんと!なんと!夏の時点では不可能と思われた志望校ですが、推薦で受かってしまったのです!!
普通であったならば、そこで「家庭教師はもういらない!」と思うのですが、彼と彼の親御さんは「このまま、高校入学まで家庭教師を続けてください!」と言うではありませんか。
僕は喜んで勉強を教えました。
英語だけでなく、国語、社会、理科、数学…
そして、彼の高校入学とともに家庭教師の契約を切りました…
その年の夏のことでした…
なんと!!彼の親御さんからお中元が届きました!!(100%ジュースの詰め合わせでした)
その頃には、すっかり彼のことなど忘れてしまっていたので、大変驚きました。
そして、お中元には、親御さんからの手紙がついていました。
その内容はというと…
「その節は大変お世話になりました。息子も先生のおかげで一番の苦手科目であった英語が今では一番の得意科目となりました。また、現在はクラスで2番目の成績で、学校生活が公私共々充実しているようです…」といったものでした…
ブフォッ!!マジっすか!?
僕が家庭教師として通い始めた頃には入学することも怪しかったのに、クラスで2番目の成績って、あなた…
家庭教師冥利につきますなぁ…
そして、このお中元は僕自身の力で勝ち取った、生まれて初めてのお中元なのだなぁ…
そんなことを、しみじみ考えていると、nao☆姉さんが僕の部屋の窓を「ガラッ」と開けて、
「ジュース届いたぁ?分けてやぁ~!!」と、のたまうではありませんか!!
ブフォッ!!何で、あなたが知っているんですか!?
届いたばっかりなのに!!
話を聞いてみると、nao☆姉さんがバイトしているスーパーで、彼の親御さんはお中元を注文したとのこと、送付先の住所が僕の家になっていたため、何が、いつ届くか、ということを僕より先に知ってしまったそうです。
世間は狭いなぁ…
僕は家庭教師という個人対個人という形式でしか、人に勉強を教えたことはありません(教育実習を除いてね)
それでも、いくぶんは教えた生徒の人生を左右することになったかもしれません…
今現在、なにかしらの形で勉強を教えている方々の責任と苦労とプレッシャーを考えると、驚嘆いたします。
その方々は、少なからず教え子の人生を左右する可能性があるのですから…
さて、そのような方々に負けないように明日も頑張ることにしようかな!!
彼岸花には怪しい魅力がありますよね。
さて、学生時代、アルバイトはもっぱら家庭教師をしていました。
なぜかというと、陸上部に所属していたため、普通のファミレスや居酒屋等のバイトは時間が取れなかったためと、部活の後の立ち仕事に耐えることができなかったためです。
その点、家庭教師は短時間で高収入であり、座って仕事ができ、また、大会などのイベントがある場合の日程の変更がしやすかったので好都合でした。
いろんな生徒を教えました…
その中で一番印象に残っている生徒について話したいと思います。
僕が家庭教師として雇われたのは夏の始め頃だったかなぁ?
彼は、中学校3年生で高校受験を控えていました。
バンドをしていたらしく、すこうし髪を立てているような子でした。
今までは、バンドに夢中であったため勉強がおざなりになっていたそうです。
初めて勉強を教えに行ったとき、彼は恥ずかしそうにこう言いました。
「僕…、彼女がいるんです…。それで…、その彼女と一緒の高校に行きたいんです…」
僕は多少驚きました。
「何なんだ?このドラマみたいな動機は?」と…
彼の志望高校は、その時点の彼の成績では不可能でした…
ただ、夏の始め頃ですから、まだまだ間に合います。
僕は彼に一生懸命、勉強を教えました。
彼は素直でしたし、なにより、彼自身が一生懸命でした。
「次回までに、この単語を憶えてくるように!」と宿題を出すと、必ず憶えていました。
彼は『真綿が水を吸収するかのように』、僕が教えたことを自分のものにしていきました。
こうなってくると、こちらも教えるのが楽しくて楽しくて仕方なくなってきます!
一番苦手科目であったという英語を重点的に教えたのですが、彼は「英語を勉強するのが何か楽しい!」とさえ言うようになりました。
そして、なんと!なんと!夏の時点では不可能と思われた志望校ですが、推薦で受かってしまったのです!!
普通であったならば、そこで「家庭教師はもういらない!」と思うのですが、彼と彼の親御さんは「このまま、高校入学まで家庭教師を続けてください!」と言うではありませんか。
僕は喜んで勉強を教えました。
英語だけでなく、国語、社会、理科、数学…
そして、彼の高校入学とともに家庭教師の契約を切りました…
その年の夏のことでした…
なんと!!彼の親御さんからお中元が届きました!!(100%ジュースの詰め合わせでした)
その頃には、すっかり彼のことなど忘れてしまっていたので、大変驚きました。
そして、お中元には、親御さんからの手紙がついていました。
その内容はというと…
「その節は大変お世話になりました。息子も先生のおかげで一番の苦手科目であった英語が今では一番の得意科目となりました。また、現在はクラスで2番目の成績で、学校生活が公私共々充実しているようです…」といったものでした…
ブフォッ!!マジっすか!?
僕が家庭教師として通い始めた頃には入学することも怪しかったのに、クラスで2番目の成績って、あなた…
家庭教師冥利につきますなぁ…
そして、このお中元は僕自身の力で勝ち取った、生まれて初めてのお中元なのだなぁ…
そんなことを、しみじみ考えていると、nao☆姉さんが僕の部屋の窓を「ガラッ」と開けて、
「ジュース届いたぁ?分けてやぁ~!!」と、のたまうではありませんか!!
ブフォッ!!何で、あなたが知っているんですか!?
届いたばっかりなのに!!
話を聞いてみると、nao☆姉さんがバイトしているスーパーで、彼の親御さんはお中元を注文したとのこと、送付先の住所が僕の家になっていたため、何が、いつ届くか、ということを僕より先に知ってしまったそうです。
世間は狭いなぁ…
僕は家庭教師という個人対個人という形式でしか、人に勉強を教えたことはありません(教育実習を除いてね)
それでも、いくぶんは教えた生徒の人生を左右することになったかもしれません…
今現在、なにかしらの形で勉強を教えている方々の責任と苦労とプレッシャーを考えると、驚嘆いたします。
その方々は、少なからず教え子の人生を左右する可能性があるのですから…
さて、そのような方々に負けないように明日も頑張ることにしようかな!!
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