TEENAGE FANCLUB

先日、姉と電話した。「お互い、自分を表現してないね。」と嘆き合った。と、いうことで始めたブログです。

“ララ”の思い出…

2006-09-30 06:36:17 | 猫…
昨日、お話した“ララ”の思い出をすこうしお話いたします。

彼女を拾ったのは幼稚園の年長組のときでした…

幼馴染と近所の小学校のグラウンドで遊んでいたところ、どこからともなく『みゃーみゃー』と子猫の鳴き声が聞こえて来たのです。

僕と幼馴染は声がするあたりを探し回りました。

ですが、とんと見つかりません。

「おかしいなぁ…」と話しているところに『ぴょこん』と彼女は現れました。

彼女は大変小さく、眼が開いているか開いていないかぐらいであったと思います。



僕と幼馴染は彼女をどうするかについて相談いたしました…

幼馴染の家も僕の家も子猫を飼うことはできそうにありませんでした…

幼馴染の家の都合は忘れましたが、僕の家の不都合は父でした。

当時、僕にとって父は恐くて恐くて仕方ない存在だったのです。



僕らは、子猫を飼ってくれる人を探しました。

昼から夕方まで、みっちり探しました。

しかし、子猫を飼ってくれる方はおられませんでした…



途方にくれた僕らは、仕方ないのでそれぞれの親に頼むことにいたしました。

僕の家の不都合である父に、彼女を飼ってくれるようにお願いしたところ…


「アホか!!飼えるわけなかろうが!!この猫どぶに捨てて来ちゃる!!」


とのたまい、彼女の首根っこを掴み、外に出かけていきました。

父は本当にどぶに猫を捨てかねない人であったので、僕は大泣きをいたしました…


「とうちゃんなんか、大嫌いじゃー!!死んでしまえー!!」ってね…


僕が泣き疲れた頃、父が帰宅いたしました。

僕は父をなじろうといたしました…、すこうしなじったかもしれません。

すると、父は上着のポケットの中身を僕に見せながら、こうのたまいました…



「…飼い主が見つかるまでの間、預かるだけで…」




ポケットの中には、すやすやと気持ち良さそうに眠る彼女がいました…

預かるだけで14年間経ちました…



どうやら、ララが天国に行くまでの間預かってしまったようです。




最近わかったのですが…

「捨ててしまえ!!」が口癖の父ですが、

どうやら、案外猫好きのようです…


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お帰り。 (シスターT)
2006-09-30 18:31:01
やっとネットつなげたのね。

かわいいわね「ララ」っち。

早く会いたいわあー。

うちの父は猫好きだよ。

我が家に来た時もウチのデブ猫相手に情熱的なまなざしを・・・

でもやっぱり名前は飛ばず、ひたすら「猫や猫、猫」と。

ところでファンタジー情報。

ガーク・ニクス作「サブリエル」

おもしろかったよー。文庫版出てます。
返信する
我が姉へ (minoon)
2006-10-02 22:48:32
うん、再開した。

ちゃちゃは暴れん坊だが、甘えん坊だな…

なかなか、可愛いよ。

ま、あなたが帰る頃には、もっと大きくなっていることでしょう。
返信する

コメントを投稿