「写真いいですか？」

僕はボーダー大好き人間です！！

最近はすこうし限界を感じつつありますけど…

今日の話は、このボーダーにＧジャンを着ていた時のことでした…



その日は一つ上の先輩の卒業式でした。

高知大の卒業式はお酒に溢れています…

良い意味でも、悪い意味でも…

僕らは食堂で先輩達に、これまで御世話になった感謝の気持ちを伝えたり、乾杯したりしました。



その合間に僕、Ｋ、Ｔちゃんの３人が会場からすこうし離れた時のことです。

着物を着ている明らかに卒業生の女性二人組みの一人が、僕に向かって

「写真いいですか？」

と言ってきました。

もちろん、僕は「いいですよ」と明るく答え、カメラを受け取ろうとしました。

すると…

「違う！違う！そうじゃなくて～。あの娘と一緒に（写真に）写ってもらっていいですか？」

と、その女性はのたまうではありませんか！！

『あの娘』を見てみたところ、大変可愛いのです！！（今では、顔なんて憶えてませんが、『可愛い！！』と思ったのは鮮烈に憶えています。）



しかし、今まで見たこともない女性です。

当然、いぶかしく思います。

「何でまた、僕と一緒に？」と尋ねると…

「だって、『かわいい』って『あの娘』が言うから…。それに、卒業式だしね。」と連れの女性が言います。

『あの娘』は恥ずかしそうにしています。

その時の僕の反応はというと…



「わーい！！やったー！！」


と、言って、跳び上がって喜びました。

そして、一緒に写真を撮ってバイバイしたのです。



Ｔちゃんは「羨ましくなんかないやい！」とのたまい

Ｋは「俺は羨ましい！」とのたまいました。




今考えると、何故！何故！何故！何故！
連絡先を聞かなかったのでしょう…

相手から好意を持ってくれたのに…

千載一遇のチャンスだったのに…



握った拳から血が流れ出しそうです…