つくば実験植物園の海岸植物展示区画で、「岩百合(イワユリ)」が開花していました。鮮やかな色の花ですが、草丈が低く海岸付近の岩の周辺で生育していると記されています。スカシユリの海岸型で、日本海沿岸に生育している者を呼ぶようです。太平洋側で生育するものは、「イワトユリ」とも呼ばれていると記されている図鑑もあります。写真は7月14日に撮影しました。
孔雀サボテンに続いて、「月下美人」も開花しました。直径20cmを超える大輪の花ですが、夜のはじめに咲いて10時頃満開になり朝方にはしぼんでいるはかない命の花でもあります。自然界では、コウモリが媒介して繁殖すると言われ、満開の頃甘い香りが漂います。写真は7月13日に撮影しました。
つくば実験植物園の食の植物展示区画で、白い花を咲かせていました。淡い青色の花もあります。ヨーロッパ原産の野菜で、花も食べられるようです。古代エジプトの時代から食用と察れているほろ苦い菊の仲間の古い野菜です。写真は6月30日に撮影しました。
つくば実験植物園の食の植物展示区画で「ひまわり」が咲き始めていました。この区画は、野菜や果物を数多く観察できるので、子供たちに人気があります。ひまわりは、種を食用油にしたり食べたりすると記されています。写真は6月30日に撮影しました。
つくば実験植物園の絶滅危惧植物展示区画で初めて観ました。写真のように青紫色の筒状の花です。横から見るとT字(丁字)に見えることからの和名のようです。熊野川と四万十川流域で自生するアカネ科の落葉樹で、別名は「岩萩」と呼ばれるそうです。わが国の固有種で、絶滅が危惧されており、保護されています。写真は6月30日に撮影しました。
つくば実験植物園の観察路脇で花が咲いていました。湿地や湿った野原で生育し、「オカトラノオ」に似ているが、葉が細く、花が咲くのが早いのが特徴と記されています。近年「セイタカアワダチソウ」が繁茂して、在来種の「野路虎の尾」が生育を阻害され激減しており、絶滅危惧IB類に指定して保護されています。写真は6月30日に撮影しました。
つくば実験植物園の砂礫地で「カワラナデシコ」と一緒に花を咲かせていました。黄色い五弁の花が綺麗です。本州ー九州の河原や砂地で生育するとされます。周辺に草丈の高い草が繁茂すると枯れてしまうため、河原が放置されたままだと、逐次減少するとされ、絶滅が危惧されています。写真は、6月30日に撮影しました。
つくば実験植物園の砂礫地で群生して咲いていました。本州ー九州の河原や草原で生育しています。花は写真のように淡紅紫色で、独特な形状をしています。7月から10月頃まで咲きます。写真は6月30日に撮影しました。
糊空木は、千島・樺太から北海道ー九州にまで分布していますが、北海道に多いアジサイの仲間です。樹皮に含まれる液成分が、和紙を作る際の「糊」になることからの和名と言われます。通常のアジサイの花が終わった6月末から7月頃咲き、野山で白い花が目立つようになります。写真は6月30日に撮影しました。