解説の解説

さて、先ほど幽玄の間で解説をさせていただきました。

。。。が予想が全く当たりませんでした

でも、折角の機会ですので、少しだけ解説の解説です。

布石の一場面です。

実戦は黒ａの中国流でした。
ついこの間までは、黒ｂと大ナダレ（ナダレ）が大流行でしたが、
ごく最近では、大ナダレは少なくなってきました。
どうもナダレる側が少し不利と見てるようです（ホントか）

黒ｃのアテも最近増えてきました。
これは黒３の小目が黒ｄの向きの場合、非常に多いです。

囲碁の布石も、流行りすたりがありますね
みなさんも色々実戦で試してみてください

解説します（＾＾）

明日５月３０日土曜日　午後８時から
大和証券杯ネット囲碁レディース
の解説をします
小山栄美五段ＶＳ矢代久美子五段　の対局です。

ではでは幽玄の間でお会いしましょう

暴露！

三村先生のブログご教授２に紹介されていた新型
暴露しちゃいます

黒１とマガリからはね下がるのがいい手らしいです
そこで白は

驚愕の２、４を捻り出してみましたが・・・
黒２３のキリがいい手で撃沈しました
白２４でａと打てば黒５子を取ることは出来ますが、
黒がモーレツに厚すぎて白ダメですね。

実は、木曜日手合が終わった後、みんなでこの形をつっついてました（研究ともいう）
左下はありがちな配石での研究ですね
ここには書けないようなマニアックな手も多々ありましたが、
比較的、普通と思われる図を載せました
結局棋院を出たのは夜１０時近くでした。
リン先生（河野臨九段）と瞬君（首藤瞬六段）と僕でご飯に行きました。
碁の問題作りの話題で大盛り上がりだったのは
ここだけの秘密です

手合でした

今日（もう昨日か）は手合でした。

十段戦予選Ｃで福井進九段と対局しました。

【棋譜再生】

僕の白番です。

どうも気合だけで打ちすぎて、序盤から苦しくしてしまいました。

黒５５が当然ながら良い手です。

黒６３を考慮中に昼食休憩（１１時４５分～１２時３０分）でした。

右下の白の眼形がはっきりせず、苦しい展開です。

しかし、白７０とツケコシた形は意外と粘ってるようです。

１０４手完　白中押し勝ち

ただ、黒もどう打てば良かったかとなると、難しい

黒６９でＫ２に劫を仕掛けてみたいところですが、

白も劫を取り、難しい・・・分からない・・・・・

分からないといけないと、分かっているが、分からない・・・・・

はてさて、手合の後は、結果の如何に関わらず、

頭が冴えちゃって眠れないのですが、そんなときはコレ。

バッハ「ゴールドベルク変奏曲」

演奏者はグレン・グールド

グレン・グールドは僕の大好きなピアニストの一人です。

もはや神業です。

こんな、素晴らしいのを聴いたらきっといい手が浮かぶ・・・・・ハズ

次の１手解説

次の１手の解説です
局後に溝上八段から指摘されてビックリした手は

白１のオキでした
そのカラクリは

こういうことですね
もしワタリを遮れば、白１１まで□を切り離すことが出来ます。
ちょっと感動
実戦は

白１と打ってしまったため、黒２で連絡されました。
この瞬間下辺の黒地が完璧になってしまいました。
これでは、ちょっと白が大変な形勢です。
結局４目半負けでした。（黒４目半勝ち）
このオキを打っていれば、細かい碁だったようです。

気付かないだけで、いい手はいっぱいあるんだな
と思ったしだいです。
ちょっとそこのあなた





お宝はすぐ近くにありますよ！！！

雨に想う

今日は大変な豪雨ですね

実は今日、棋士仲間５人で山登りに行くはずでした

しかし、雨は一向にやまず、深夜には雨の音で目が覚めました

藤沢秀行先生が亡くなったと知りました

ご冥福をお祈りします

次の1手

【棋譜再生】

阿含桐山杯で溝上知親八段との碁です。僕の白番です。

局面は１２３手の場面です。

ここまでの流れは、左上の変化で気分良く捨石が決まりましたが

その後ぬるい手を連発してしまい、現在は細かそう（すでにちょっと悪いか？）

ここで、局後に溝上八段から指摘されてビックリした手があるのですが

それはどこでしょう