みみサポみやぎ つぶやきブログ

宮城県聴覚障害者情報センター(愛称:みみサポみやぎ)のスタッフが毎日交代であれこれとつぶやくブログです。

最後は人

2024年01月06日 14時37分54秒 | 日記

今日は小寒(しょうかん)。「寒(かん)の入り」といわれ、

これから更に寒さが厳しくなるころ。
これが2月3日の節分までが「寒(かん)の内」で寒さが続きます。

そんな中で最大震度7を観測した能登半島地震では今なお多くの
亡くなられた方、安否が不明の方がいると。
亡くなられた方にはご冥福をお祈りすると共に、今なお安否が
わからない方の一日も早いご無事をと願わずにはいられません。

現在、聴覚障害者のための様々な支援が図られるようなっている
状況があります。

東日本大震災にはなかったことで、ICT(※)の活用、つまり、
電話リレーサービスや遠隔通訳、また音声文字変換アプリによる
聴覚障害者情報支援の活用などです。
(※ICT(情報通信技術)とは、パソコンだけでなくスマート
フォンなどさまざまな形状のコンピュータを使った情報処理や
通信技術の総称。)

震災直後は手話通訳者や要約筆記者等の支援がすぐに受けられない
ためICTが災害支援では必要なツールとなりました。

さらに、被災された利用者を対象に携帯大手4社(NTTドコモ、
KDDI、ソフトバンク、楽天モバイル) 料金減免など支援措置が
あり、特に聴覚に障害のある方の利用がよりいっそう見込まれます。

しかしながら、震災のためにスマートフォンを見失った、壊れて
しまった、バッテリーが消耗した等でICTが活用できなくなる
こともあります。
また、スマートフォン、パソコンの使い方がわからない聴覚障害者も
います。(特に高齢者など)


最終的には、人の支援が欠かせなくなります。
ICTといったデジタルに頼ることも大事ですが、人といった
アナログに頼ることも大切です。

このためには日ごろからの聴覚障害に対する理解、コミュニケーション
手段を習得する。この取り組みが最終的には人の命を守ることにも
つながるはずです。

被災された聴覚障害者が避難所にいる、これから行くことあるかと
思います。

宮城県聴覚障害者情報センターでは令和3年に聴覚障害者災害時支援
パンフレットを作成しました。

http://www.mimisuppo-miyagi.org/bousaiinfo.html#004

先ほど、石川県聴覚障害者協会に連絡しました。
このパンフが被災された聴覚障害者のお役に立てればと。

「寒の入り」。厳しい寒さを迎えることになり、特に低体温症が心配です。
どうか、最低でも新聞等で体をおおい、隣で寄り添ってあげたり
するなど体温の低下を防いでください。

被災された方々の安全、安心が確保されること、一日も早い平穏な生活に
戻れるように祈念するばかりです。(松本)

今日のみみサポみやぎ花壇。寒そうですが、きれいに咲いてます。

  

   

  

 

 

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