みみサポみやぎ つぶやきブログ

宮城県聴覚障害者情報センター(愛称:みみサポみやぎ)のスタッフが毎日交代であれこれとつぶやくブログです。

大河原で「手話でいきいきセミナー」を開催しました

2019年10月31日 16時44分10秒 | 日記
去る10月26日(土)
大河原中央公民館で
「手話で学ぼう!FAX&メールの書き方教室」を
テーマにしたセミナーを開きました。

仙南地方には台風19号や大雨の影響で
浸水被害が出ていました。
会場に利用できるとの再確認が取れたので、
実施することにし、
向かいました。
「参加者いるかな…」と不安でしたが、
何人か来ていました。
「テーマに興味がある!」と、大変な時に参加してくれたことに
嬉しくなりました。

講師は手話通訳士の庄子さん。

内容は
①「ことばの使い方のすれ違い?」
聴者からのメモの事例を出して、
ろう者はどう読むのか
確認しました。

「お世話になります」
会った事はないのに…
「…思います。」
どっちなの?迷ってるんだね。
「…おきます。」
どこにおくの?
「…ければ幸いです。」
幸せ?

それの日本語の意味を
講師がわかりやすく説明。
それに対して、ろう者はあんぐり顔~。
ことばの使い方のズレ違いが
他にもたくさんあるので、
聴者の言い方・書き方の文化も覚えましょうと講師。


②「書きすぎていませんか?」
会社宛て・美容室宛て・友人宛て・みみサポみやぎ宛てへの
ろう者が書く事例文章に対して
ろう者に書き方はどうか?と
確認しました。
いいじゃない?と。
それを
講師がわかりやすく説明。
書く必要がないことだらけ!!
却って失礼になる…。
却って傷付けてしまう…。
とか、そんな意味になってしまうので
気をつけよう。
ろう者は真剣にメモっていました。

意味はこうだよね?と
参加者に確認すると
ほとんど同感で
言いたいことと日本語がズレているのは
私だけではないだ…と
気が楽になった中村でした。

次回(来年1月13日)も
多賀城で同じテーマでセミナーがあります。
手話を学ぶ聴者もどうぞ~。
思わぬズレに気付くかもしれないよ~。
コメント
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