**ももくり日記**

なんでもない日常が大切で・・・

selfish

2006-10-12 | ねこ


実家に帰った時、あの某作家の話が出た。
---みんな、あれから騒がなくなったね。やっぱりああそうかって思わされた部分が
多かったのではないか。これ以上、非難するとこっちの墓穴を掘ることが
わかったのだと思うよ。と父。

---ええー?文章は下手だし、全然つじつま合ってないと思うんだけど。と私。

---うんうん。文章は下手だったけれども。いや、同調はしなくていいんだよ。
ただ、生物の自然の摂理を人間が
コントロールする資格があるかないかって問題がね。と父。

お母さんも、ああそうかぁって納得しちゃったわ。と横から、母。

+++++++++++++++++++++++++++++++++++
私もこのネタを取り上げた時は、かなり感情的に不快だった分、読み返しても
混乱の極みの日記になっている。
傲慢な考えも、人知れず反省。(削除はしないけれど)
もちろん、父母も子猫を崖から落とすという行為に同調する事はなくても、
今、日本における犬猫の境遇については思うところがあったみたい。
でもなぁ、種を勝手に繁殖させる商売はある一方で、年間何十万頭という
犬猫がガスによって処分されていくわ。そういう事実を考えるに、
今現在の日本では、
「むざむざ殺される命を増やさない」という意味で、
この手段も致し方ないのではって思っちゃうんだけれども、
それは人間が決める事ではないという事なのだろうか。
自分の手を汚さず、それがBetterという事実が蔓延するようでは、
いつまでたっても、日本の恥部、命を奪うという行為の重みが
わからないと?

---でもでも、あの人は、子猫飼えるだけの財力があるんだよ。きぃ!と私。
---そりゃ、お金はたくさん持っているだろうけどさ。
やっぱり批判を受けるのを承知であえて書いたと思うよ。と父。

つまり、人の思想は自由であると言いたいんだろうけれど。
私は今でもあの人の言いたい事はわからない。
でも違う局面や価値観からみたら、一理はあるのだろう。
日本も昔は普通にそうしていた。今でも私の住む田舎のほうでは、
人の手によって、残酷に処理される命もある。
一方的な解釈は、いずれにしても何も生み出さないのかな。
でもそんな事するくらいなら、やっぱり手術をして欲しいと
思ってしまうけれど。

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
私はこれ以上飼えないという理由から、家の飼い猫みんなに
手術を受けさせた。里親を探すことをはなからあきらめ、
生まれてしまったら、里親に出すなんてムリ。
手放せなくなるという言い訳のもと。結局、至極勝手な理由で。
そして、今、ミズとのろちゃんを見ながら、「あぁ・・2匹の子供
見てみたかったなぁ・・」とこれまた超!自分勝手な後悔を
つぶやいたりする。本当に勝手だと思う。

つい先日、広島ドッグパークの惨状が明るみに出たばかり。
そして、ニュースでは空前のペットブームなんて言っている。
何年か後には、人間の子供の数を抜くのだとか。
そして現在、ペットの育児ノイローゼの相談掲示板には、
ありとあらゆる相談が持ちかけられるという。夜鳴きが治まらない。
おしっこの躾ができない。気が狂いそう。
人間の子育て相談さながらの。
そしてなんと、わんこの幼稚園なるものがあるのだそうだ。
これには開いた口がふさがらない。
このような幼稚な人間に合わせて作られた小型室内犬を
思う。
日本の住宅スペースにあう、そして女性がいかにも飛びつきそうな
形で生み出された。その背後で次々と捨てられていった
大型犬の運命も。

ほんとに大丈夫?と冷笑ものの、おにゃやみ。なんだよね。
こういうと、弊害があるかも知れないけれど、どちらかと
言うと、わんこの飼い主さんの擬人化って本当にやっかいな気がする。
確かににゃんこよりも、意志疎通がかなう生き物だし、室内犬で、
一緒に外出もできるので、なんつぅか密接度が高い。
また、ひとたびお外に出れば、その社交たるや、子育てママ社会も
びっくりのコネクションだったりするわけ。

実家にはダルというわんこがいるからね、わかるよ。
にゃんこと違って、わんこはまた違った、「らぶ」をくれるのだ。
名前を呼んでも、5回に4回は無視するにゃんこと違って、
わんこは5回寄ってくる。嬉しそうに。しっぽぷりぷりして。
非常にわかりやすく、素直な生き物である。

でもね、ペットの面倒を見るって事が、どれだけ大変かって事を
もう少しお勉強したほうがいいと思う。
そしてわんこは完全なる縦社会なので、同列に並んで
しまっては躾も上手くいくわけがないのだ。
みんなムツゴロウさんをもう1度よく見たまえ。アメとムチだよ。
真剣勝負だよ。
べた可愛がりするだけでは、よい関係は築けない。
ファッションじゃないし、飾り物じゃないのだ。

という話を、会社でペット友と盛り上がる。
私の予想はだな、これから10数年後、
40代50代はペットロスで全滅。更年期も加わって、
心療内科大繁盛。(毒舌すみません)・・・もちろん、オットと私も例外ではない。

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2 コメント

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Unknown (松ちゃん)
2006-10-19 08:40:26
ももさん、おひさーです。

そうそう、某作家さんね。

もうニュース価値がなくなったって事なんでしょうね。

私は色々ブログとか見て、この話題の記事を読んだけど

私のような非難派も擁護派も、まあどっちもどっちな。。。

ただ、猫の避妊・去勢を人間と同列にして「自分がやられたらどうか」と

問うている記事を読んで、

何か違う・・・論点ズレてる・・・と思いましたな。

その方は「SEXは気持ちいいでしょ。それが出来なくなるなんて、許せない」と。

・・・・・え~と・・・人間と動物は違うんだよな。

人間のは「性行為」、動物は「生殖行為」。

気持ちいいうんぬんではないよねぇ。。。

私だって、ビーとリンの子供は欲しい。

自分にその甲斐性があるのならば。

非難派としては、面倒見切れないなら手を出すな。とね。

それはあの作家に対してだけでなく、ももさんの言う

流行に左右される未成熟な人間に対してもそう思う。

で、そんなこっちを非難する相手は、

「動物を飼っていてなおかつ去勢・避妊していなくて

生まれた子をすべて面倒見ている」、そーゆー人になら

何言われても「おっしゃる通り」とうなずくよ。ええ。



人の意見は十人十色。

ただね、あまり不愉快な事を公に言うのはどうかって思った。

隠してやれーーーってんじゃなく。

問題提起は他のやり方でも出来るだろー??

あの記事は、きっとずっと私の中でくすぶるんだろうな。

動物と人間の共生は難しいっすね。。。

でも私、ビーとリンを愛してるもーん。(笑)
こんにちは (もも)
2006-10-23 14:33:03
お久しぶりです~。松ちゃん。

本当に、跡形もなく消えていったニュース。

やっぱり文章的には、今も納得いかない事あるけれど、

手術を施した自分と、崖から落とす彼女も、

ある一面から見れば、同じ事と言えちゃうのかも

知れないけれど。

でもSEXが全て。気持ちいいーに終始しているようで、

ちょっと不気味すぎ。自分と猫の境目がわからなく

なっているのもおかしいですな。うんうん。



改めて考えると、人間が動物の命を操作している

事には変わりないなという気持ちも生まれてきましたね。

共生するにはとか、責任持って自分が飼える

頭数とか、言い訳になってしまうのだろうかという

迷いも。

松ちゃんの言うように、全ての面倒を見ている

人には何を言われても、おっしゃる通りと

うなずきます。

それでも現状を考えるに、やっぱり不必要に

始末する事のない環境を作るためにはとか、

考えを馳せて欲しい。政治は変わらないとかじゃなく、

少しでも声をあげる事も重要かな。とか。



でも、とりあえず我が家のにゃんずは、健康に

楽しく過ごしてくれていると信じたいところです。

ええ。ええ。もちろんめっちゃ愛してますとも。(笑)

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