さて、今日は重い話になりますので、暗い気分は嫌!という方、はずして下さい。
ぐしゅぐしゅ4兄弟は、入院させた子を入れて残り2匹になった。
最後までお外で粘った1匹は白ぶち子。
おばさんの家の猫達の仲間に入れてもらい、少し状態もよく、
鼻も利くのでご飯も食べている。
できれば一緒に入院させて戻すことを考えていた私は、毎日捕獲の
チャンスをうかがっていた。なにせ素早い子。
ま、でも逃げる元気があれば大丈夫かなぁ。とも思いつつ。
そして夜、ご飯をあげているスキに、オットが首ねっこをつかむと、
だらーん。お?無抵抗。成功した!やた!
喜び勇んで、病院へそのままかけつける。
段ボールの中で非常におとなしくいい子にしていた。今まで
つかまらなかったのが嘘のよう。時々にょき!っと段ボールから
顔を出す。
病院は混み混みで、10時を過ぎてようやく順番。
「実は、ちょうどお話がありまして・・」と先生。どきーん。
レントゲンがはられる。入院させた子に先天性奇形が発見された。
「横隔膜ヘルニア」
簡単にいうと、心臓とほかの臓器を隔てている横隔膜に穴があき
臓器が上の方に流れてきてしまうという病。
おとといから心臓が圧迫されて呼吸は荒く、ご飯も排泄もままならない状態。
うんち(小腸内)が胸のほうまで流れてきちゃってるし、肝臓が心臓を圧迫という
ありえない体内レイアウト。
このまま放っておいても、突然死。
手術の成功率は10%、奇形の場合は穴が大きいので
ふさぐのに極めて成功例が少ないということ。
私はね、こういう究極の選択は、もっと先の先の将来に用意されているもの
だと思っていた、正直本当に言葉が出なかったです。
いずれにしても限りなく死に近く、手術を選択すれば
今生きてるこの子を、今夜死なせてしまうということもある。
「今夜」である。でもこのままでもご飯も食べられず衰弱していくだけ。
麻酔に耐えられるのか、手術をもちこたえられるのか。
また、穴の大きさ、血管の癒着などは開腹してみなきゃわからない
わけで、もうこんな運試しみたいなこと、耐えがたかった。
だって、私たちが選択するのだから。
オットはしばらく考えたのちに言った。「手術お願いします。」
では入院中の子猫の顔を見てあげてくださいと、先生がつれてきた。
ウィルス、エイズは陰性。ここまで頑張ったのになぁと
思うと、悔しくて涙があふれた。
確かに呼吸は数日前よりかなり荒い。でも人懐っこさは変わらず、
そして連れてきた兄弟の白ぶち子がわかったのか、
すりすりと互いに挨拶をする。
白ぶち子は1キロ超えていた。この子も検査入院させて
少し状態をよくして戻すということで先生にお願いしてきた。
もちろん、里親探しもあきらめていない。
そのまま2匹は、診察室の奥へ連れていかれた。
がっくり肩を落とし帰る私たち。
++++++++++++++++++++++++++++++++
手術が終わるまで、自宅で待つ時間が長かったです。
とっても。
仮に、穴がふさげないほど大きくても、そこで安楽死ということ
にはせず、圧迫している臓器を戻し、麻酔をさまさせてあげる
方向で、と先生は言っていた。呼吸は確実にラクになるはずだから
今よりはいいのだろうけれど、臓器を移動なんて、
人間でも相当きついんじゃなかろうか?
そこまでする必要があるのか?でもご飯も食べられず
うんちもつまって死にゆくのも地獄だ。
この子はこういう運命で、きっと捕獲していなければ、
あのときに鼻水がつまって、ご飯が食べられず、
ヘルニア起こしてひっそり外で死んでいたのだろう。
それを思うと、どっちがよかったとは決して言えないけれど、
少しでも人に慣れ、ご飯を食べ、あたたかいところで
亡くなるほうがよかったかも知れない。などとむなしい考えで
自分を慰める。
手術が終わったのが2時前で、ひとまず臓器が流れない
程度に穴をふさぎ、血管の癒着もなし。
ここ2.3日がヤマだということである。
彼の持つ運が強い事を祈り、
なんとしてでも助かって欲しいと、今私が思うのはそれだけである。
そして、いずれにしてもこの子は完治はなさそうなので、
この先、外に戻す可能性はなくなったということでもある。
最近、ダルのこともあって思うんだけどね、
動物と関わるということ、動物をかわいがるということは、
彼らの生を丸ごと受け入れるということ。わかってはいても、
それが思いのほか最終の場面で、
大きく重く辛いものであるということを、私は改めて感じているのである。
いずれにしても、ノラ、家、関係なく、関わった以上、
できる限りのことを、まっとうするだけなのだ。
ツヨクナリタイ。
ぐしゅぐしゅ4兄弟は、入院させた子を入れて残り2匹になった。
最後までお外で粘った1匹は白ぶち子。
おばさんの家の猫達の仲間に入れてもらい、少し状態もよく、
鼻も利くのでご飯も食べている。
できれば一緒に入院させて戻すことを考えていた私は、毎日捕獲の
チャンスをうかがっていた。なにせ素早い子。
ま、でも逃げる元気があれば大丈夫かなぁ。とも思いつつ。
そして夜、ご飯をあげているスキに、オットが首ねっこをつかむと、
だらーん。お?無抵抗。成功した!やた!
喜び勇んで、病院へそのままかけつける。
段ボールの中で非常におとなしくいい子にしていた。今まで
つかまらなかったのが嘘のよう。時々にょき!っと段ボールから
顔を出す。
病院は混み混みで、10時を過ぎてようやく順番。
「実は、ちょうどお話がありまして・・」と先生。どきーん。
レントゲンがはられる。入院させた子に先天性奇形が発見された。
「横隔膜ヘルニア」
簡単にいうと、心臓とほかの臓器を隔てている横隔膜に穴があき
臓器が上の方に流れてきてしまうという病。
おとといから心臓が圧迫されて呼吸は荒く、ご飯も排泄もままならない状態。
うんち(小腸内)が胸のほうまで流れてきちゃってるし、肝臓が心臓を圧迫という
ありえない体内レイアウト。
このまま放っておいても、突然死。
手術の成功率は10%、奇形の場合は穴が大きいので
ふさぐのに極めて成功例が少ないということ。
私はね、こういう究極の選択は、もっと先の先の将来に用意されているもの
だと思っていた、正直本当に言葉が出なかったです。
いずれにしても限りなく死に近く、手術を選択すれば
今生きてるこの子を、今夜死なせてしまうということもある。
「今夜」である。でもこのままでもご飯も食べられず衰弱していくだけ。
麻酔に耐えられるのか、手術をもちこたえられるのか。
また、穴の大きさ、血管の癒着などは開腹してみなきゃわからない
わけで、もうこんな運試しみたいなこと、耐えがたかった。
だって、私たちが選択するのだから。
オットはしばらく考えたのちに言った。「手術お願いします。」
では入院中の子猫の顔を見てあげてくださいと、先生がつれてきた。
ウィルス、エイズは陰性。ここまで頑張ったのになぁと
思うと、悔しくて涙があふれた。
確かに呼吸は数日前よりかなり荒い。でも人懐っこさは変わらず、
そして連れてきた兄弟の白ぶち子がわかったのか、
すりすりと互いに挨拶をする。
白ぶち子は1キロ超えていた。この子も検査入院させて
少し状態をよくして戻すということで先生にお願いしてきた。
もちろん、里親探しもあきらめていない。
そのまま2匹は、診察室の奥へ連れていかれた。
がっくり肩を落とし帰る私たち。
++++++++++++++++++++++++++++++++
手術が終わるまで、自宅で待つ時間が長かったです。
とっても。
仮に、穴がふさげないほど大きくても、そこで安楽死ということ
にはせず、圧迫している臓器を戻し、麻酔をさまさせてあげる
方向で、と先生は言っていた。呼吸は確実にラクになるはずだから
今よりはいいのだろうけれど、臓器を移動なんて、
人間でも相当きついんじゃなかろうか?
そこまでする必要があるのか?でもご飯も食べられず
うんちもつまって死にゆくのも地獄だ。
この子はこういう運命で、きっと捕獲していなければ、
あのときに鼻水がつまって、ご飯が食べられず、
ヘルニア起こしてひっそり外で死んでいたのだろう。
それを思うと、どっちがよかったとは決して言えないけれど、
少しでも人に慣れ、ご飯を食べ、あたたかいところで
亡くなるほうがよかったかも知れない。などとむなしい考えで
自分を慰める。
手術が終わったのが2時前で、ひとまず臓器が流れない
程度に穴をふさぎ、血管の癒着もなし。
ここ2.3日がヤマだということである。
彼の持つ運が強い事を祈り、
なんとしてでも助かって欲しいと、今私が思うのはそれだけである。
そして、いずれにしてもこの子は完治はなさそうなので、
この先、外に戻す可能性はなくなったということでもある。
最近、ダルのこともあって思うんだけどね、
動物と関わるということ、動物をかわいがるということは、
彼らの生を丸ごと受け入れるということ。わかってはいても、
それが思いのほか最終の場面で、
大きく重く辛いものであるということを、私は改めて感じているのである。
いずれにしても、ノラ、家、関係なく、関わった以上、
できる限りのことを、まっとうするだけなのだ。
ツヨクナリタイ。
向き合って葛藤しているももさん夫婦も、
素晴らしくて、いつも胸が熱くなります。
猫たちがいることの幸せの分だけ、
強くならなくちゃいけないと、
私もいつも思います。
小さなのらちゃんが、
少しずつ強さをくれていますよね。
白ぶち子ちゃんは強運だと思います。
ももさんたちと出会ったんだから。
私も一緒に祈ってます!
入院猫ちゃんの今後をもも家と一緒に見守ります。
保護したこと、手術の選択をしたこと、
それは素晴らしいことですよ。
我が家もよっちゃんの余命宣告を受けたとき
目が点になりました。「???」だらけ。
手術って賭けですよね。わかります。
快復をただただ祈ってます。
白ぶち子ちゃんにも幸あれ!
ダルちゃんも元気になりますように。
お久しぶりです。猫がふかふかの季節に
なりましたね~。
素晴らしいなんて言ってもらったら、
こそばゆいです。(笑
手を差し伸べる事をずっと躊躇
していました。でも差し伸べたら最後、
向き合わないといけませんよね。
本当は今もどうしよぅ~しか言ってません。
でも今回の出来事で、少し強くなれたかも
知れないし、改めて猫の生きる強さというのを
目の当たりにしている最中です。
この子達の行く末をもう少し
一緒に見守っていて下さい。2匹とも元気ですよ^-^
ヤス嫁さま
選択しました。ついに。
ひとたび手を差し伸べたら、やっぱり
なぜもっと早く・・という思いも正直あり、
元気な2匹を見ると、死んでいった兄弟に
ごめんねと改めて思いました。
手術って本当賭けでした。というか、
言葉が出ずただ、私はかたまってしまいましたよ。
里親、焦ってしまうけれど、こればっかりは
縁ですものね。
我が家も気長にいくしかないと思いつつ、
まだどうしよぅ~なんて言ってる初心者です。
ヤスさんと共に、見守っていただけたら
光栄です!v^^v