貿易という仕事柄、出張が多い父。食べることが何よりも好きな父は、かつて日本で日本米が手に入らず、タイ米が日本で売られていたときにタイへ出張に行き、タイ米を買ってきたり、(赤いお米が混ざっていて普通のとは違う高級なパックだったとか)ヨーロッパに行くときはワインやオリーブオイル、その土地でしか手に入らない果物の砂糖漬けなどを買ってきてくれます。
そんな父が作る料理の中でどうしても自分で作ってみたかったのがえびカレー。
頭付のえびのみそとダシがたっぷりのカレーですが、アメリカの真ん中に位置するシカゴで、新鮮な魚介類はなかなか手に入らず断念の繰り返し・・・。シカゴ3年目にしてやっと、ステファニーが連れて行ってくれた新しい業者用?みたいなそっけないスーパーで、こんなエビを見つけました!
手が青いエビと普通のエビ!贅沢に2種類使ってみます。
手?が長いです。
表面をしっかり焼いて
頭とカラはしっかり出汁をとります。頭はちょっとつぶすぐらいにしてミソを出す!
後は、にんにく、玉ねぎ、しょうがなどをじっくり炒めて香辛料を加え、トマトの水煮とえびのジュースを加えて煮立ったらさらに瓶詰のえびみそを入れ、ココナッツミルクを入れ、ぐつぐつ煮込んで最後に剥いておいたエビの身を入れて出来上がり。
ぐつぐつ煮込み中。
とっても簡単に見えますが、味はすべてさじ加減次第という、超超難課題。実は1日目は思った味にならずに悩みながら寝て、夢の中でもえびカレーの味を試行錯誤し、起きたらすぐにカレー実験に取り掛かって2日目にしてやっと完成したのでした!
初めて、父のカレーの記憶をたどりたどりしながら作ったにしては上出来だったかな??と言うお味に仕上がりました。夢にまでみて心配したカレー、納得する形に仕上がって本当に良かったー