『続ける ということ。』

私 気合の入ったイベントが終わるたびに いつもしみじみ思うんです。


よく今日まで みいはいゆ を続けてこられたなあ…って。



サークル時代も含めると かれこれもう15年！
ほんと よく続けてこられたもんです。

とはいえ 初期のみいはいゆのメンバーからは 半分以上入れ替わりました。
やめていった人たちの理由も様々です。

なかでも私が今でも印象深く思い出す 元メンバーがいます。
仮にNさんとしておきましょうか。

彼はとてもバンド活動に熱心で それ以外でも一緒にライブを観に行ったり お酒を飲みに行ったり…。
バンドのムードメーカー的な存在でした。

ところが 練習も皆勤賞だったNさんが ある日を境にピタッと練習に来なくなったんです。
それどころか それ以降 連絡すら取れなくなってしまいました。

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それから数ヶ月後。

やっと連絡がついて 久しぶりに会ったNさんは こちらが驚くほど憔悴しきってました。

「実は 家族に病人が出て…。今の自分は音楽のことなんて考える余裕が全くないんや…。ほんとごめん…。」

それだけ言うと Nさんは 心ここに在らず といった表情で去って行きました。

引き止めることも出来ず 去って行くNさんの後ろ姿をただ見送りながら そのときハッキリと悟ったんです。
(この先二度とNさんと一緒に音楽をやることは出来ないんだ…。)と。


そして 思ったんです。
どんなことにも 始めたことには 全て終わりがくるんだ…と。

それはもう この世に生きている限り どうにもならないことなんですよね。


でも！
そのときに もうひとつ思ったんです。

全ての物事に終わりが来ることが避けられないのなら…
せめて 自分が大切にしてるものを 自分の感情で終わらすことだけはやめよう！と。

どうしても続けられないその時がくるまでは どんな形でも続けていこう。
やめたい…なんて理由は やめる理由にはならないんだ！と。

とにかく 今この瞬間にやれることに全力で取り組むこと。
結局 どんなに考えても 前に進む道はそれしかないんですよね。

Do'nt think ! Feel !

まさしく「考えるな！ 感じろ！」です。


それからは やめたい…と思うことは なくなりましたね。
それでも 日常の色んな場面で ちょっとしんどいな…と思うとき 私はNさんのことを思い出します。

Nさんの 楽しそうに三線を弾いてた笑顔と 憔悴しきったあの表情を…。

そして 今 こうして好きなことを続けていられることの幸せをかみしめます。

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なんか…
今日はちょっとしんみり思い出しちゃいました。


もう秋ですね～。