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アロエの花が咲くと冬ですね。
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毎週土曜日の朝楽しみに聴いている NHKラジオ第一の番組「ラジオ文芸館」。
今朝は 荻原浩さんの「海の見える理髪店」という短編小説の朗読でした。
名前を知ってるくらいの作家さんだったんで 何気なく聴いてたんですね。
そしたら どんどん話に引き込まれてしまって…。
最後は思わず涙ぐんでました。
そして。
この話を聞きながら ふと思ったんです。
(このストーリーを映画にしたら さぞかし美しいだろうなあ…。)と。
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舞台は 海辺の高台にある小さな理髪店。
そのお店に一人の若者が来るところから話は始まります。
この店の店主のこだわりは 壁一面の大きな鏡。
その鏡の前に客が座ると 鏡一面に背後の海と空の景色が広がります。
それは まるで一枚の絵画のような美しい風景…。
この美しい風景をバックに 店主の語りのみで話は進んでいきます。
店主は 若者に自分の身の上話を淡々と語ります。
それはまるで凪の海のように静かに…。
ところが 聞いてるうちに
(あれ?この2人もしかして…)
そして 最後の最後に疑問は確信に変わります。
(やっぱりそうやったんや!!)
驚きで波立つ私の心中。
それとは逆に 物語は淡々と進みます。
こうして 私に大きな衝撃を与えたまま 静かに物語は結末を迎えます。
ラストに驚きはしたけれど それと同時にとっても幸せな気持ちになりました。
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全編通して 本当に美しいお話。
そして。
朗読が終わる頃には 一本の映画を見た後のような…
なんとも不思議な感覚におちいっていました。
そこで 忘れないうちに…と 早速ネットで荻原浩さんを検索。
この方の他の作品はどんなだろう?
他の作品も こんな風に美しい映像が浮かぶお話だろうか?
とにかく この方に興味津々。
まずは Amazonで短編小説集を読んでみることにします。
こんな風に ラジオを聴いてると 今まで知らなかった事や人に出会えるのがとっても嬉しい。
今朝も 偶然の出会いに感謝なのです。
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