♪ 『 三線欲張り修行日記 』 ♪  

沖縄バンド「みいはいゆ」ちゃくらのブログです。

2020年の目標 どうしようかと考え中です。☺️♫

『サムシング』

2009年07月29日 | フリ~日記
先日 某テレビ番組を見てたときのことです。  

素人さんに ボイストレーニングをする というコーナーで
トレーナーさんの ある言葉が とても心に残りました。


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「歌に一番大切なものは何か分かるかな?」

「・・・気持ち?・・・ですか?」

「うん。 たしかにそれもそうだけど・・・。
 歌に一番大切なもの・・・それは サムシング なんだよ!」

「えっ?」 


みんな一瞬 キョトンッ? と とぼけ顔。


「歌が上手いだけじゃダメなんだよ。
 その歌い手の歌に 人を引き付ける 何か が あるかどうかが とても大切なんだよ!」



    (へぇぇぇぇ~~~。 なるほどぉ・・・。)



その話しを聞きながら 感心しきりの私。

そして ふと思い出したことが・・・。


それは 以前 沖縄の竹富島へ旅行したときのことでした。 


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竹富名物の水牛車での島めぐりを とても楽しみにしてた私は
島へ着くと 何はともあれ水牛車に乗りこむのでした。



(イメージ写真)



水牛車には島の案内をしてくれるオジィが乗っています。

そのオジィ 車が動き出してしばらくすると
三線を引っ張りだし の~んびりと安里屋ユンタを唄い始めたのです。


ところが・・・!?
オジィの弾く三線は ビックリするくらいチンダミ(調弦)が狂ってるし
唄も お世辞にも上手とはいえない感じだったけど・・・。 


でも!
オジィの歌には 確かに サムシング(何か) があったなぁ・・・。


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今でも 時々竹富島のこと 思い出します・・・。



 
(イメージ写真)



珊瑚を敷き詰めた白い砂の道は 目も開けられないくらいに眩しくて
両側の塀越しに 赤花がこぼれんばかりに咲き乱れる美しい風景。


そのときに 必ず一緒に思い出す音。

水牛車のガタゴトときしむ音と・・・
オジィの 少し調子の外れた でも とても味のある唄三線の声。





      オジィ 今日も 唄三線 楽しんでいるかねぇ?