♪ 『 三線欲張り修行日記 』 ♪  

沖縄バンド「みいはいゆ」ちゃくらのブログです。

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三線古典修行日記 33 ~春の唄~

2007年04月06日 | 修行日記
(にせウグイスと、にせ桜ですみませ~ん!?)


古典には春を歌った唄がいくつかあります。

例えば・・・

「早作田節(はいちくてんぶし)」

   『春や花盛り みやまウグイスの 匂しのでふける 声のしほらしや』

    春にウグイス・・・。直球ど真ん中! 完璧な春の環境設定です!

この唄では、途中ウグイスの鳴きまね?みたいな声も入ります。

「♪チョ~ン、チョ~~ン♪」

これが、なんだか自分で唄っててもなんだかおかしくて・・・。
お気に入りの唄です。


もうひとつは

「白瀬走川節(しらしはいかわぶし)」

   『白瀬走川に 流れゆる桜 すくて思里に ぬきやりはけら』

   川に流れてる桜の花びらをすくって 恋人に花輪を作ってあげたいなぁ・・・。

   恋歌です。春です・・・。

『う~~ん、なんともロマンチックやなぁ』

でも待てよ! これを現実にすると

まず、川にジャバジャバつかって、桜の花びらをかなりの量集めて・・・。

 次に・・一旦乾かして、針と糸でひとつずつ、ちまちまとつないでいく・・・。

ゲッ!!!!ロマンチックってめんどくさいなぁ~。


なんて、想像しつつの、ある春の夜の練習です。


     春に春の唄を歌うって、風情があっていいもんです