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映画『告白 コンフェッション』

2024年06月20日 | 映画鑑賞記
今日は映画『告白 コンフェッション』の感想を。

狙っていたわけではなくたまたまなのですが、5/31、公開初日で観ちゃいました。





なので、来場者特典でクリアファイル貰えた〜ヽ(´▽`)/




雪山で遭難し、死を覚悟した友から「過去に人を殺してしまった」という壮絶な罪の告白を聞いてしまった主人公。

でもお互い助かっちゃって。。。気まずい(−_−;)
正直、私だったとしても、そんな罪の告白聞きたくないです(笑)
そんな2人の関係は段々と剣呑なものになっていき、やがて狂気へ。

というワンナイト・サバイバルな映画です。
ある種のホラーでもあるかな。

あとで知ってのですが、原作は『アカギ』や『カイジ』でお馴染みの福本伸行さんなのですね。
『アカギ』も『カイジ』もですが、極限でのサバイバル、人間心理、福本さんらしいなぁと納得!

死ぬと思ったからこそ、墓場まで持っていくべき罪を喋ってしまった。
知られてしまったからには、相手を生かしておけない。

聞いてはいけない罪を聞いてしまった。きっと相手はこの告白を後悔しているだろう。だから自分のことも殺すかもしれない。

吹雪で外界から隔絶された山小屋の中で、疑心暗鬼に囚われた2人のシーンのみなので、まるで、舞台のお芝居を見てるかのようでした。

生田斗真さん、ヤン・イクチュンさんの演技に圧倒されました。

人間、一度「怪しい」と思い込み、相手を疑うと、その相手の発する言葉のひとつひとつ、また、一挙手一投足が全て怪しく感じられ、信じられなくなるものなのですよね。
もしかしたら違うのかもしれないのに、全部、自分に向けられた殺意に感じてしまうというか。

その不安定な心理状態を生田斗真さんがとても生々しく演じていらっしゃいました。

対するヤン・イクチュンさんの怪しい演技も凄いです。

特に序盤は、被害妄想なのか、それとも本当に殺意なのか、なんとも怪しくて怖い。

ただ、この作品。
映像をよくよく見てみると、整合性が合わないことがたくさん見つかります。
そのような「あれ?????」、「変だぞ?????」と思ったことが全て真実への伏線というか。
結構、細かいところまで見ておくと良いかもです。

なので、結末は、ある程度、推理した通りだったので驚きはなかったかな。

でも、自分に後ろめたいことがあると他人もそれと同じだと思ってしまうことや、極限状態においては自分でも気が付かなかった自分の醜い本質が現れるという、人間の怖さはヒシヒシと感じました。

ここまでの極限状態でなくとも、例えば、普段の生活においても、他人からの悪意を感じたりして腹を立てた時、それは果たして本当に悪意なのか、自分の心理状態を鏡で見ているだけではないのか、冷静になって考えてみたいなとも考えさせられました。

この作品の結末に関しては賛否あると思いますが、雪山での遭難云々より怖い人間の醜い心理を見せてくれたところは、私は面白かったと思います。

最後の最後にこの映画のタイトル『告白』の真の意味が分かるのも凄いと思いました。

そして、思ったのは。
墓場まで持って行こうと思った秘密は、ちゃんと墓場まで持って行こうよ、みんなw






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