★ベルの徒然なるままに★

映画、ゲーム、アニメ、小説、漫画・・・管理人ベルの、大好きな物をいっぱい集めた徒然日記です。

【ネタバレ注意】「ギルティ」最終回感想

2010年12月22日 | 徒然なる日常
昨日、最終回を向かえちゃいましたね・・・。
『ギルティ 悪魔と契約した女』。
毎週のお楽しみだったので、終わっちゃって淋しい・・・というのが半分。
でも、毎回、ドキドキハラハラ&切ない哀しい胸が痛い~だったので、無事、結末が付いてくれてホッとしたの半分。
・・・・・・っていう所でしょうか?

嗚呼、でも、毎週、玉木さんをTVで拝見する萌えが・・・・・・(;;)

それにしても。
今回の玉木さん演じる真島は、玉木さんの今までになかった役どころで、凄く興味深かったです。

真島って、元々はエリートなキャリア刑事だった訳だけど。
部下を自分のミスで死なせてしまって、出世街道から外れた・・・・という経緯から、最初は、凄くやさぐれ感が満々で。
そして、物語が始まってからは、犯罪者かもしれない芽衣子にどんどん惹かれていって。

なんかというか、最初から最後まで、常に、眉間に皺を寄せて苦悩する表情がばかりでしたよね~~~。

こういう、苦悩する表情とか、役どころって、玉木さんには、珍しく無かったですか?

今までの彼の役どころって、結構、爽やか系だったり、エリート系だったりと、あまり、シリアスに苦悩する役柄って無かった気がするですね。

『鹿男』は、まあ、常に苦悩していた小川先生ですが・・・アレは、コメディだしね!

『のだめ』の千秋センパイも、苦悩多き人でしたが、でも、その苦悩を最後は乗り越えて成功していく訳ですし、何より、ラブコメだし(^^)b

『真夏のオリオン』は、シリアスな戦争物でしたが、倉本艦長も、「戦う」ということに自分のポリシーと誇りを持った人で。まっすぐな人間だったし。

『MW-ムウ-』の結城サマも(←「様」付けかよ!?)、色々と苦悩はあったのでしょうが、でも、どんな難しい犯罪も簡単にやってのけちゃうし、眉1つ動かさず人を殺せちゃう・・・というパーフェクト・・・というか、非感情的な感じだったし。


なので、『ギルティ』の真島の、常に、生と死と犯罪に纏わるシリアスな苦悩は、興味深かったわけです。

位置的には、『MW-ムウ-』で、山田孝之さんが演じた、親友のことを愛してて、しかも、その親友が犯罪者って知ってるのに、どうしても止められない、苦悩の賀来神父っぽい感じかな?



で。

『ギルティ』、最終回ですが。

ここから、激しくネタバレ含みますので、ちょっと下げておきますです。
まだ、見ていらっしゃらない方は、お気をつけくださいませませ。



















「衝撃の最終回!」と銘打ってあった割には・・・・・。
個人的には、予想通りだったと思います。

芽衣子の勤めるペットサロンのオーナーが、15年前の事件の関係者だったことも含めて。

っていうか。

黒幕は、大物政治家&その息子・・・というのは、少し前から明かされていましたが。

これだけ、色々な登場人物が居て、絶対に、誰か身近に、事件に関わりのある人が居るハズだ・・・って思っていたのですよね。

で。

最初は、バーテンダーを疑ったりもしたのですが(だって、絶妙なタイミングで溝口を見付けたり、三輪さんは殺されたけど、彼は殺されなかったり)。

がしかし。

信じている人に裏切られる・・・・・という点に於いては、バーテンダーだと真島側の人間だし。

ここは、芽衣子が信頼している誰かが黒幕の方が、ドラマティックだはないかなぁ~と想い。
ペットサロンのオーナー・・・もしくは、同僚の女の子が怪しい・・・と思っていたわけです。

でもでも、同僚の女の子だと、ちょっと若すぎるし。

芽衣子の過去を知ってて、ちゃんと雇ってくれて。
しかも、店の2号店を出すとき、本店の方は、芽衣子に任せる・・・とまで言ってた、妙に親切なオーナーに「?????」を感じた訳です。

単に、「良い人」なのか、もしくは、何か、過去の事件の件で後ろめたいことがあって。
その罪滅ぼしのつもりで、芽衣子に良くしてあげているのか・・・・・・。
その場合、彼女は、大物政治家の関係者であるのではないか?と。

・・・・・・で。
やはり、後者だった訳ですよね。

まあ、オーナーとしては、直接何か犯罪を犯した訳ではなくて。
彼女の発したひと言から、あの事件が実行された・・・ということなので。
刑法的な意味での罪ではありませんが。
でも、芽衣子にとってみれば、一番信頼し、感謝していた人の、衝撃の告白に、大ショックだったことと思います・・・・・。


そして。

ラストシーンですが。

あのシーンは、真島も芽衣子の後を追って死んだ・・・・・・という解釈でOKですよね?

復讐のためといい、たくさんの人を死に追いやった芽衣子と、刑事の真島が、この世で幸せに結ばれる・・・という結末は(個人的にはハッピーエンド希望でしたが)、有り得ない・・・と思ったので。

芽衣子の死は確実だろうなぁ~と思っていたのですが。

「究極の愛」というラブストーリー的には、真島も一緒に死ぬのでは無かろうか・・・と、思っていました。

真島が死んだということは、はっきりしっかり分かるようには、描かれていませんが。
でもでも。

毒を飲んで死んだ芽衣子に、ず~~~っと、キスしていましたよね?
ということは、彼も、芽衣子の唇から毒を摂取して、死んでしまったのではないか・・・と。
キスシーンの途中で、ガクッてなってたし(TT)

やっぱり、心中エンドだったか・・・・と(号泣)


予想通りだったとはいえ。
わたし的には、やっぱり、2人とも生きて幸せになって欲しかった。
いや、犯罪を犯している時点で、「幸せになる」というのは、無理なのでしょうが。

それでも芽衣子には、
「生きて償うんだ! いつまでも待ってるから!」
っていう真島の言葉に従って欲しかったですね(TT)っ

そして、真島にも生きてて欲しかった。

自分のミスで死なせてしまった後輩や、尊敬する上司の死など、「死」をたくさん見ているからこそ、「辛くても生きる」という姿勢だったんじゃないかなぁ~、彼は。
だから、芽衣子にも「生きて償え」って言ったのに(TT)

だけど、愛する芽衣子を、もう一人にはさせない、淋しい思いはさせない・・・っていうことで後を追ったのでしょう。

うわ~ん(TT)っ
究極の純愛ですね・・・。

ロミオとジュリエットみたい・・・・・・。
っていうか、まだ恋人同士ですらなく、キスすらしたことがない相手なのに。
その相手を想って死ねる・・・とかって、凄い純愛だと思います。

ううううううう~~~~(;;)

昨夜から、『ギルティ』の結末の余韻を引きずってて胸が痛いです。


・・・・・・・・・・・・・・で。

ちょっと、涙ながらに、シリアスな感想ばかり書いちゃったので、最後にちょっとだけ、不真面目なツッコミを(^^;
不謹慎でスミマセン(>_<)

あのですね。
ラスト、芽衣子のモノローグがあるわけですが。

彼女には、真島には、自分と同じ道ではなく、元々居た世界・・・つまり、刑事の道に戻って欲しい・・・という希望があったのですよね。

でも。
でもでもでもでも!!!!!

本当に、彼に刑事の世界に戻って欲しいと思うなら!!!!

手錠を外した隙に、逃げちゃダメですよぉぉぉぉ(><)
しかも、逃げた後、自殺とか、絶対にダメだよぉぉぉぉぉぉ(><)

だって、刑事さんという立場からしてみれば。
確保した殺人犯を、手錠を外した隙に逃がした・・・というだけでも、懲戒免職モノじゃないですか?
でも、高木刑事(@名探偵コナン)なら、よくやってそうだが(爆)

しかも、一度確保した殺人犯に逃げられたあげく、自殺までされた日には・・・。

もう、刑事としては、終わったというか。
懲戒免職は免れない立場に追い込まれるのでは・・・・・・?

そういう意味では、彼女の「刑事の世界に戻って欲しい」という望みと、彼女の取った行動は、激しく矛盾しているというか。真逆なのですよね~。
彼女の行為が、彼を、刑事の立場から遠ざけている・・・というか。

うん。
そこまで、ちゃんと考えて行動して欲しかった・・・・・・!


と。
「物語性」とか「感動」とかを無視して、ちょっと、現実的にツッコミを入れてみましたです。

ふざけてしまって、スミマセン。
だって、あまりに哀しいので。
ちょっと、ツッコミを入れてみた関西人でした。



という訳で、終わっちゃいましたね、『ギルティ』。

DVD-BOX化が楽しみです←密林さんで予約済み

最新の画像もっと見る

コメントを投稿