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★ベルの徒然なるままに★

映画、ゲーム、アニメ、小説、漫画・・・管理人ベルの、大好きな物をいっぱい集めた徒然日記です。

映画『インシディアス』

2011年10月07日 | 映画鑑賞記
先週見て来た映画の感想です。

映画『インシディアス』。

話題のホラー『ソウ』の監督・スタッフと、同じく話題作ホラー『パラノーマル・アクティビティ』の監督・スタッフによって作られたホラー映画です。

ホラーは、基本、好きではないのですが、血やグロ、残虐シーンが無ければ、密かに好きかも・・・(^m^)

この映画は、PG指定もR指定も付いていなかったので、そんな私でも大丈夫かなぁと思って。
勇気を出して、1人でホラー鑑賞してきましたです。

で。

こちらが予告編。





物語は、というと。

ルネと夫のジョシュは、3人の子供たちと共に新居に引っ越してきます。

ところが、引越し後間もなく、屋根裏から不審な音が聞こえたり、物が勝手に動いていたり、不吉な声が赤ちゃん用のモニターから聞こえてくるようになったりと、おかしなこと続きで、ルネは段々、神経質になっていきます。

そんなある日、長男のダルトンが、屋根裏部屋の梯子から落ちる事故に遭います。
ケガもたいしたことなくて、安心するのも束の間、翌朝になっても、ダルトンが目覚めない。
病院に連れて行った所、脳にも何も異常は見られないのに、謎の昏睡状態とのこと。

治療の手だてもないまま、ダルトンの昏睡状態は続き、家族は、徐々に疲弊していきます・・・。
そして、相変わらず、家の中で起きる怪奇現象。

家の所為かもしれしないと、家族はこの家から引っ越すのですが。
新しく住むようになった家でも、同様な怪奇現象が起こり続けるのでした。


ついには、霊媒師や牧師にまで相談する、ルネとジョシュですが。
霊媒師とジョシュの母親から、驚くべき真相が語られるのでした。

なぜ、ダルトンは目覚めないのか?
そして、彼ら家族には、一体「何」が憑いているのか?



感想ですが。。。。


先にも書きましたとおり、めっちゃホラーです。
ポスターには「絶叫、日本上陸!」とキャッチコピーが。

怖かったですよ~~~~っ(@A@;

がしかし。

グロ、血、残虐シーンは皆無です。
なので、ホラー初心者向きかな?
恐がりな私でも、楽しめましたです(^m^)

物語は、新居に引っ越してきた家族を襲う怪奇現象。
物が勝手に動いていたり、勝手にドアが開いたり、何かの気配があったり・・・というのは、『パラノーマル・アクテイビティ』と全く同じです。

でも、何かが起こりそうで、気配はあるのに、「見えない」のが『パラノーマル・アクテイビティ』なら、この『インシディアス』は、彼らに取り憑いているモノが見えちゃうんですよね。それが怖い!

ジョシュの背後に現れる赤い顔の男、家を徘徊する幽霊達、写真に写る幽霊などなど。

ストーリーというより、映像や音響でビックリさせたり怖がらせたりする、お化け屋敷系テイストですね。
その仕掛けを「怖い」と思うか「子供だまし」と思うかで、この映画の評価は、賛否両論分かれると思います。

私はウルトラ怖かったです。

そうそう。
何気ない台詞や演出も怖かったです。

昏睡状態になったダルトンは、子供部屋で、ずっと、意識がないまま寝たきりな訳ですが。
でも、弟が、母親に変なことを言うのですよね。
「夜中にお兄ちゃんが歩き回るから怖い・・・」
とか。

また、彼ら家族が、別の家に引っ越した後。
ルネがレコードを掛けているのですが、いつまのにか、レコードの曲が全然違う曲に変わっていて。
誰もいない部屋で、その曲に合わせて踊る人影も怖かった。

でも、一番怖かったのは、霊媒師手伝いの男性のカメラ越しに見えた女の人の霊かな・・・。



物語の展開自体は、簡単に推理できました。

物語の冒頭、ルネが、子供に自分の若い頃の写真を見せている訳ですが。
その時、息子は、
「お父さんの若い頃の写真は?」
って聞くのですよね。

でも、お父さんであるジョシュの子供時代や若い頃の写真は存在しないのです。

ルネは、「お父さんは整理が悪くて、写真が残っていないのよ」と子供に言うのですが。

ジョシュの写真が存在しないことに、絶対に鍵がある!と思いましたですよ。

っていうか、映画の一番最初に出てくる、古い時代の子供の映像。
これが、絶対、父親・ジョシュの子供時代なんだ・・・って確信しましたもの。

で。

昏睡状態になった、ダルトンですが。

彼は、別にハシゴから落ちたために昏睡状態になったわけではなかったのですよね。
彼には、幽体離脱の才能があって、寝ているときに無意識に幽体離脱してしまう・・・。
けれども、幽体が、あまりにも長いこと体を離れすぎていて、魂が遠くに行ってまって、肉体に戻れなくなってしまった。
そんな、魂のないカラッポな生きた肉体を求めて、死者が群がってくる。

・・・それが、彼ら家族を襲った恐怖の原因だった訳ですが。

ダルトンの幽体離脱の能力は、なんと、父であるジョシュ譲りで。
ジョシュ自身、幼い頃、似たような経験をし、母が霊媒師に除霊を頼んだ・・・という経緯があったのですよね。
ジョシュの写真がないのも、そこらへんに関係していた訳です。

で。

後半は、霊の世界に行ってしまったダルトンの魂を取り戻すために、父親自らも幽体離脱して、霊の世界に行く・・・という展開になります。

そんな展開だけ見ていると、最初は、「しょーもない展開(--;」と思ったのですが・・・。

がしかし。
ごめんなさい、甘かったです。
ナメてました。

だって、これからが、本番の怖さだったです。

ジョシュが足を踏み入れる、魂の世界。
それは、まさしく幽霊屋敷探検で。
彼らが住んでいたお屋敷の中には、ありとあらゆる幽霊や恐怖が待ちかまえていました。

なので、映画を見ている方も、自分がお化け屋敷に入った気分になって・・・。
本当に怖かったです。



家で怪奇現象が起こったり、霊媒師を呼んだり、はたまた、親世代から引き継いだ因縁・・・というのは『パラノーマル・アクテイビティ』にソックリです。

でも、『パラノーマル・アクテイビティ』と違うのは、家族が、霊媒師の助言を聞き入れ、従うところなのですよね。

それだけに最後は、
「もしかして、このままハッピーエンド? 無事、ジョシュもダルトンも帰ってきて良かったね(^^)」
と思っちゃったのですが。

いやいやいやいや。
ホラーでハッピーエンドというのは、まず無いのですよねA^^;;

ラストに最大の恐怖が残っていましたですね~。
やっぱり、ホラーでハッピーエンドというのは有り得ないのかな?(笑)